食い詰め傭兵の幻想奇譚 1巻 凄腕の傭兵が冒険者となる物語

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『コミックファイア』連載、「食い詰め傭兵の幻想奇譚」の1巻です。
例によって「小説家になろう」の連載作をコミカライズ。書籍版は8巻も出てます。それもそのはず、原作者は まいん氏なので。よく知らない人でも「二度目の人生を異世界で」の作家と言えばわかるよね。過去にヘイトスピーチしていたことがバレてアニメ化が中止になりましたから。今度はこの作品で勝負といったところでしょうか。

凄腕の傭兵・ロレンは ある戦いで大敗を期す。所属していた傭兵団は壊滅し、ロレンは一人 命からがらカッファの街へ逃げ込んだ。生き残ったのはいいけれど、生き延びるかは別問題。手持ちの金がほとんど無いのだ。一人では傭兵になれるわけがなく、かといって手に職があるわけでもなし。となると残った手段は冒険者ぐらいなもの!

冒険者ギルドに登録して初心者の銅級冒険者になりました。さぁどうしようかと思っていた時に声を掛けてきたのはサーフェ。同じく銅級冒険者で、今回の依頼には前衛が足りないのでパーティーに加わらないか? というものだった。
まぁここまでなら「渡りに船」で有難いお誘いだろう。けれどサーフェは「いつか英雄になる男」を自称する、自信過剰な優男。しかも他の三人を全て女性で固めてるというのは色好きも甚だしいな。

依頼はゴブリン退治。一匹だけなら問題ないが、徒党を組んだら厄介な相手。ロレンはその点を考慮して最善の策を促すも、サーフェは「たかがゴブリン」と聞く耳を持たない。
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更に厄介なのは↑コイツだよコイツ! サーフェの幼なじみというナロンで、サーフェの言葉以外 聞きやしない。事あるごとにロレンの忠告を無視するどころか倍返しで言い返してくるのだからホント原辰徳。いや原立つわ! しかも道中、テントの中でギシギシアンアンしてるんだぜ、信じられねーよ!
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けれど三人の女性の中で唯一 ロレンに優しく接してくれるのがこのラピス。つい最近このパーティーに入ったばかりの神官だそうで、お金を貸してくれるなど献身的な ええ子や。
さて、ゴブリンの巣である洞窟に入った一同。サーフェやナロンは依然としてゴブリンを甘く見ており、負ける事なんてこれっぽっちも考えてません。だからこんな目に遭うんだ!
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サーフェは倒され、ナロンたちはゴブリンに凌辱されるお決まりのパターン。あのー問題発言と思われるかもしれませんが言わせてください。
ざ ま あ み や が れ !
読んでて腹が立って腹が立ってしょうがなかったんだよ! 傭兵で培ってきたロレンの忠告を一切聞かず、ゴブリンを甘く見過ぎた当然の報いだな!
多勢に無勢、救出は困難と見たロレンはラピスを連れて洞窟の奥へと ひた走る。その途中で聞いたラピスの秘密。
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ラピスは魔族でした。と言ってもここでの魔族とはデビルのことではなく、"魔力の強い人間"のこと。普段は山岳地帯に引きこもって外には出ないけれど、ラピスは制限を加えたことから出るのを許された。その制限とは両手両足両目が作り物ということ。それを全く感じさせないように魔力で動かしてるわけで、いかに魔力が強いのかがわかります。

洞窟の奥に行きついたら光が見えた。狭い穴を拡げて出てみれば、最近発掘されたばかりの古代王国の遺跡に出ちゃった。そこへ運よく白銀級の冒険者パーティーと遭遇。暇なら出口まで届けてやりたいが、トラップに引っ掛かって出口がわからないと来たもんだ。しかも他の冒険者も来ており、速く有用な調査をしなければ報酬が変わって来る。
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結果、ラピスの治癒魔法を取り引き材料としてロレンとラピスはパーティーに同行することになりました。その先で待ち受けるものはいったい何だ!?
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さまようよろいっぽい彼「ガタッ」
2019/02/07(木) 15:09 | URL | 名無し #-[ 編集]
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