奴隷商人しか選択肢がないですよ？　1巻　止む無く奴隷商人になった少年・ゼオリス

『デンシバーズ』連載、「奴隷商人しか選択肢がないですよ？　～ハーレム？　なにそれおいしいの？～」の1巻です。
お馴染み「小説家になろう」の連載作をコミカライズ。書籍版は3巻まで出てます。

ゼオリスは生まれながらにして剣術も魔術も一級品の持ち主。但しめんどくさがり屋で、将来は目立つことなくのんびりと暮らすことを夢見てます。15歳になり職業を決める職業学校に通うことになりました。いくつかの候補が出たものの、それはレアものばかりでバレたら大騒ぎになるのは間違いない！

1　勇者　400年前の人魔大戦時に現れた人族最高峰の称号。初代以外に現れたことはない
2　魔帝　400年前の人魔大戦時に現れた魔族最強の称号。初代以外に現れたことはない
3　大賢者　400年前の人魔大戦時に現れたエルフ族最高峰の称号。初代以外に現れたことはない

ね？　こんな後世に名を残した称号ばかりだから、これを選択したのなら将来のんびりなんて絶対に出来ませんって！　そして4番目に出た候補が奴隷商人。数ある職業で最も忌み嫌われる職種です。この4つの中から選べと言われてゼオリスは大弱り。いったい何を選べばいいんだー!?

その時 背中を押したのが美人エルフのパラスティス(通称　パティ)。ゼオリスと同じくレアな称号ばかり出たのに、なぜか奴隷商人を選択しました。これに習ってゼオリスも奴隷商人を選ぶことに落ち着きます。ちなみにパティは故郷の長老から、奴隷にされた同族を助ける任を受けて奴隷商人を選択しました。忌み嫌われる職種だけれど、このようなやり方かあることにゼオリスは感銘。奴隷に故郷の開拓のために働いてもらい、5年ぐらいしたら解放したいという目標が出来ました。

そのためにはお金が必要──ってことで冒険者ギルドに登録。先輩のメリナの助言を受けながらクエストに挑戦します。

そこで見せたゼオリスの本気！　闇属性の魔法まで使えたとはね。これにより200体ものゴブリンがあっという間に全滅(笑)。メリナはもう何が何やら わけがわかりません。更に上位種のゴブリンクイーンさえも難なく仕留めてしまいました。いやすげーわ！
これにより一気に大金を手することになった二人。特にメリナは何も働いてないのにお金を分けてくれたので「一生ついていくっす」と、ゼオリスを持ち上げる。

が、そのメリナと突然の別れが。何者かに殺されたのだ！　普段はめんどくさがりでも、こうされたら黙っちゃおけない。闇魔術でメリナの魂魄を呼び寄せ、殺した相手を聞き出します。それはBランク冒険者のナーシャ。"鮮血の女狐"と呼ばれるほど 血を好む人物だ。けれど怒りに燃えるゼオリスにはそんなこと関係ない。事実、手下どもは同士討ちの魔法で自らの手を汚さずに全滅です。

ナーシャには魂と肉体とを分離させ、肉体にメリナの魂魄を入れてしまう。これにより死んだメリナはナーシャとなって生きることになりました。魂だけの存在となったナーシャは1日もせずに消えてしまうことだろう。ま、自業自得だね。

美人でナイスバディのナーシャは実は獣人だった。危ない仕事をしていたことから さぞ恨まれており身の危険もあるだろう。だったら私を奴隷にしてくれた方が安全だと迫るメリナ(身体はナーシャ)。それに奴隷にしてくれたらこの身体でいっぱいご奉仕できるし…と言われちゃするしかないでしょ！
こうして早くも奴隷を手にすることになったゼオリス。彼のハーレム人生は始まったばかりだ。

奴隷商人しか選択肢がないですよ？ (1) ～ハーレム？なにそれおいしいの？～
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