コードギアス 復活のルルーシュ 1巻 劇場版の空白期間を描くオリジナルストーリー

geass201129.jpg
『コミックニュータイプ』連載、「コードギアス 復活のルルーシュ」の1巻です。
タイトルだけなら2019年初頭に劇場公開された「コードギアス 復活のルルーシュ」のコミカライズと思いきや、劇場版三部作(興道・叛道・皇道)との空白期間を描くオリジナルストーリー。もっとも話が進めば映画を辿ることになるでしょうけど。
読んでいて「スゲー!」と思ったのが絵が上手いこと。まるでアニメの作画監督が描いているかのようなアニメ絵そっくりなことに驚きました。さすが「コードギアス 反逆のルルーシュ Re;」も描いていただけのことあります。

ゼロレクイエムから数か月。世界は復興に向けて動き出していた。これというのも「世界中が憎むべき悪逆皇帝ルルーシュが倒れた」ことが引き金であり、倒したゼロは世界的英雄に。だがカレン及びごく一部の人々は知っていた。それはルルーシュによる計画だったことを…

扇首相とヴィレッタ先生との結婚披露宴が催され、久しぶりに集まった一同。もちろんゼロやナナリーもいます。「双貌のオズ」のキャラまでいるのは個人的に嬉しいぞ。カレンはゼロが一人きりになったのを見計らって声を掛けた。
geass201129-.jpg
それは平和になったことへの感謝。もちろん中身はルルーシュではなくスザクと知ってのことですが、それは決して口にできません。
♪だーれも知らない 知られちゃいけーないー ゼロの正体が誰なのかー
 何も言えない 話しちゃいけなーいー ゼロの正体がだーれーなのーかー
(今日もどこかでデビルマンの曲調で)
ちなみにナナリーももちろんスザクだと知ってるけど、人前ではそうしません。そこのところがもどかしいんだよなー。

けれど平和を願う希望が打ち砕かれる事態が発生。元日本解放戦線の生き残りである坂東が空港を制圧して四千人もの人々を人質にして立て籠もったのだ。これというのもゼロへの恨み。かつて共闘を持ちかけたけど拒否されて草壁中佐と片瀬少将を失ったことへの復讐だ。
主犯が坂東と聞いてスザクは驚く。小さな頃、剣の師範をしてくれた人だったので信じたくありません。けれど討たねば人質が危ないわけで、再びナイトメアに乗ることに。
geass201129-1.jpg
こんなこともあろうかと! ラクシャータは新機体を用意してました。紅蓮聖天八極式と同等の能力を持つ、漆黒のランスロット。その名もランスロット・アルビオンゼロ。はい「反逆のルルーシュ外伝 黒のアルビオン」に登場したやつですね。白ではなく漆黒なのはゼロの専用機体であることを知らしめるためなんだろうな。

その圧倒的機動力で反乱軍は瞬く間に全滅状態。坂東に投降を迫るも、ランバラルのように爆薬を抱いて自爆してしまいました。でも本人は満足して散っていった。なぜなら飛んでいる飛行機のデータを改ざんし、三機が空中衝突するように書き変え済みだったからだ。残された時間は50秒。この僅かな時間内でスザクは解決しちゃうんですよ、信じられないけど。
geass201129-3.jpg
助かった親子を見てスザクは喜びます。が、その親子は色は違うけどランスロットなことに気付いて嫌がるように立ち去った。ランスロットは忌まわしいルルーシュの片棒を担いでいた機体だったことから、嫌なイメージしか残ってないからだ。その現実をまざまざと見せつけられたスザクは、まだ平和が遠いことを知らされるのでした…
geass201129-4.jpg
で、この二人もチョイ役で登場。右は本編の重役を担うシャムナ。コード継承者になったけれど未完全だったという場面。左は魂の無い状態のルルーシュ。どうやって正気に戻るのかは映画を観てください。

ところでコードギアスはまだまだ終わりません。ルルーシュの誕生日である12月5日に新たなプロジェクトが発表されるとのことで、これは楽しみでしかありません!

コードギアス 復活のルルーシュ (1) (角川コミックス・エース)
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
このコミカライズ版って実は劇場版3部作からつながる話では無くTV版からの続きなので
シャーリーは亡くなっているという違いがあったりする
だから誰がルルーシュの体をあのパレードの時に運び出したのかってのが気にかかっている
2020/12/01(火) 09:19 | URL | 名無し #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://beatarai.blog90.fc2.com/tb.php/5111-1b4e7d66
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック