風都探偵 97話 交渉としながら ほとんど命令な要求をする出紋

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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の97話
なにぃ~! 風都探偵が二週連続掲載だってーェ!! こりゃ天変地異の前触れか。しかもラストのあおりに「絶体絶命の次号へ」とあることから三週連続かもしれない。いったいどうしたの!? ようやく休んでばかりの体制を反省したん??

ビル屋上のオープンカフェで対面する出紋と万灯。出紋からの交渉の要求に万灯が応じたようだ。
出紋 まさか本当に会いに来てくれるとは思わなかったなあ
万灯 私の台詞だよ、出紋さん。そっちから顔を出すとは夢にも思わなかった
周囲の目もあって両者とも落ち着いてる様子だけど、内心では火花が散ってる状態でしょう。出紋はすぐにでもディープ・ドーパントになれるようにメモリを握ってます。だから「殺し屋ドーパントが何十人いたってボクは捕まらない」と余裕しゃくしゃくだ。

出紋が暴君となった理由は老いや病が原因だった模様。人間の生気が枯れていく気分だったところをドーパントになったことで、新しい人生に拓けた思いだったに違いない。その反動で裏風都に反逆したんだろうな。
そして一番の目的だった交渉内容を提示します。
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・一生、ボクの邪魔をするな
・ときめはボクのもの

これは交渉じゃないだろ。交渉というよりほとんど命令じゃん! 何せ万灯にとってメリットが何一つ無いのだから。
即座に立ち上がりオーロラのメモリを手にする万灯。もちろん出紋もディープのメモリをかざして準備完了!

ウォッチャマン う、嘘でしょ! こんなトコでえ!?
そりゃそーだ。まさか目の前でドーパント同士の戦いが起きるなんて思ってなかったでしょうから。
そこにWが登場。さながらオーロラと共闘する格好になるも、オーロラにとっては役立たずな存在と思われているみたい。それが「もう君らにできる事はない」とのセリフから伺えます。
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ディープは二本の触手?を伸ばして攻撃。それが肩に触れたWはその箇所が欠損してしまいました。フィリップいわくウォーターカッターのような原理で、この能力を使って隠れ家の空間を作ったんだろうと推測デス。
多勢に無勢と見たのかディープはあっさり消えました。Wはほとんど何もしないまま引き下がるわけですが…
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気絶から目が覚めたフィリップは出紋よりも万灯から「もう君らにできる事はない」と言われたことが悔しかったようで「舐めるなよ」と一言。これが地下に挑む原動力になるのは間違いないだろうな。

一方、ときめは連絡に使ったスタッグフォンを発見するも使用不可能になっていた。同じ個所にあったのはA・B・Fの三本のメモリ。何かに気が付いたようで出紋が描いた女性の絵を見ると「apple」「bee」「fish」と頭文字が同じだ。
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そこに出紋が現れた。彼女たちはドーパント、みんな失敗作だったから殺したと、 ときめを絶望に追いやります。どうやら女性たちは元々ドーパントだったか、メモリを与えてドーパントにしたけれど出紋が気に入らなかったので殺したらしい。
もう時間の猶予が無いようだからフィリップの地下突入作戦の完成が待たれます。
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コメント
この記事へのコメント
命は大事にすると一生使える
> 一生、ボクの邪魔をするな
> これは交渉じゃないだろ。交渉というよりほとんど命令じゃん!

奴の体調は知らないけど、実は既に高齢と病に加えて、ドーパント化で体はボロボロ、余命幾ばくもない状態で、万灯もそれを知ってるってことはないの?

もしそうなら、「一生」というのも「自分が息を引き取るまでのしばしの間」という意味かもしれないし、それなら交渉の余地もあるのでは。
2021/05/27(木) 11:45 | URL | 名無し #-[ 編集]
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