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『月刊少年チャンピオン』新載、「バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ」の第6~8話
連載三度目にして8話まで掲載しているというハイペース連載。異世界・ブラキルカ国に来て蜥蜴男(リザードマン)や竜殺し(ドラゴンスレイヤー)と会った烈。でも彼は武蔵と対戦した「刃牙道」53話で上着を脱いで以来、上半身 裸のままだった。というわけでナカムラに買ってもらいます。支払いはスマホウという魔法払い。魔法のある世界だから杖を使うと思いきや、最近ではこれなのかー。

ところがスマホウが無くなった? いや、男にスラれたのだ。そいつは壁抜けの魔法を使って逃げるも、烈は発勁を使って壁を破壊。そこに居たのは奇妙な男。こいつが烈を呼び寄せるためにスマホウをスラせたのだ。
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そいつの名前は天草四郎
歴史上の人物じゃん! なんでそんなのが居るの!? 四郎は魔物をも焼き尽くす魔法炎撃を烈に見舞うも、強靭な肺活量による「吹き消し」で一発消火。四郎はこれで確信する。貴方も「あがく者」に間違いないと──
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あがく者とは強烈な勝利への欲求を持ちながら死んだ敗者のこと。その断ち切れぬ思いが異世界転生としてこの地に降り立ったのだそうだ。この後、スマホウを燃やしたとして烈と一戦交えて手首を破壊。けれど魔法で元通りとは便利だね。
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あがく者は神より追加能力(ちいとすきる)を授かっているそうだ。四郎の魔法炎撃がそれ。画像にはシーザーらしき人物や弁慶らしき人物、マフィアらしき人物など国や年代を問わず様々な人が追加能力を得て転生しているらしいですよ。
では神はなぜそうするのか? それはあがく者同士を戦わせて生き残った者だけが追加能力を持ったまま元の世界に戻れるというゲーム? を楽しみたいらしいです。

ならば烈も何らかのスキルを持っているに違いない。また現世に復活して武蔵と再戦したいんだろうなと思ったら違った。
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あがく者同士の戦いなんてどーでもいい。異世界人も あがく者も全てを倒して中国武術最強を証明できればスキルなんていらないと謳い上げた! その あがく者の戦いは近日に開始されるようで、いったいどんな人物が登場するのか楽しみです。
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『月刊少年チャンピオン』新載、「バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ」の第4~5話
蜥蜴男(リザードマン)をワニと勘違いした烈は喧嘩を売ってしまう。人間とは比べようが無い強力なアゴを持ち、人間には存在しない武器と成り得る尻尾を持ちながらもだ。なぜなら今は五体満足だから! どうせ拾った命、ならば強いヤツと戦いたいという武人としての性が戦いを求めるのだろう。
ナカムラも「この喧嘩…もう誰も止められねェッッ」と言った矢先、思いもしないことが起きました。
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はい、謎の爺さん通りまーす
一触即発の状況で、爺さんは風の如くその間を通り抜けてカウンターに直行。バーテンダーに酒を注文します。これに烈は驚いた。老人の気配が全く感じられなかったからだ。いや、正しくは近づいてることも店に入って来たことも気が付きませんでした。いったい何者なんだ!?
片や蜥蜴男は立腹して「おいジジイ」と声を掛けたのが運の尽き。
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瞬く間に細い釣竿を尻尾を両断してしまう!
硬いウロコに覆われ、肉と骨もあるというのに刃物ですらない釣竿で切断とはいったい? 蜥蜴男は烈火のごとく怒り狂うと思いきや、爺さんの胸にあるタトゥーを見たら逃げ出した。ナカムラはそのタトゥーで気が付きます。
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竜殺し(ドラゴンスレイヤー)と呼ばれたグリドール・イストンであることを。昔、一万匹も生息していた炎竜を一日とかからず全滅させたことはこの世界の おとぎ話になってるみたいですよ。
昔の話とはいえ実力は先ほどの蜥蜴男で実証済。ならば烈のやることは一つ!
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烈海王は老人なれど容赦なし!
喧嘩する相手をイストンに切り替えて、先手必勝とばかり蹴りを顔面に叩き込んだ! 爺さん死んだ? と思いきや、姿はどこにも見えません。さっさと逃げてしまったようだ。この抜け目なさに烈はまた一段と戦いたいと望むのでありました。

先月は3話で今月2話。そして来月はまた3話掲載。怒涛の連続掲載をしてるので、恐らく来月号分でコミックス1巻分になると思いますよ。
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『月刊少年チャンピオン』新連載、「バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ」の第1~3話
宮本武蔵によって帰らぬ人となった烈海王。だが彼は異世界に転生していた! という とんでも設定なこの漫画。私も今まで外伝では「バキ外伝 創面」や「バキ外伝 拳刃」などレビューしてきたけど、烈の漫画が異世界ものになるとは思わなかったヨ。

宇宙誕生より138億年。「4000年の歴史」と誇る中国史はその0.000029%に過ぎないッッ!!
と、仰々しく始まります。烈海王は目を覚ます。そこは広場。金髪や赤髪や茶髪はいても黒髪の同胞は見当たらない。いやそれどころかどう見ても人間とは思えない獣人や、甲冑や剣を装備した者たちが闊歩している。
一体ここは…何処…だ??
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それ以上に不可解なのはピクルによって失った右脚がちゃんとある。また宮本武蔵によって斬り裂かれた胴体だって元通りになっている。五体満足でこの妙な街に存在(い)る不思議。
これはまだ夢の中なのか それとも…やはりここは冥府なのか──

勤勉な烈とはいえ流石に日本のラノベまでは読んでいなかったようだ。異世界に転生したことを全く理解してません。そこで説明役というか解説役というか、男塾の富樫や虎丸みたいな人物が必要となるわけですね。
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はい、コイツです。名前はナカムラシンジ。愚地克巳に憧れて神心会に入門。地下トーナメントで克巳師範の勝利を祈ったけれど、烈に一撃で倒されたことを口惜しく思った。が、同時に純粋な烈師範の強さが漢心(たましい)に突き刺さったそうだ。
その後、神心会に招かれた烈に稽古をつけてもらう機会を伺うも叶わず。どうしようかと思っていたところで見たんですよ。烈がドイルを背負って川の水面を走っているところを! 烈師範が怪我人を助けようとしている。これを手伝えば顔を覚えてもらうチャンスだと走り出したところで…トラックに轢かれて死亡。この異世界に転生したというわけだ。
運命の出会いに泣いて喜ぶナカムラ。できれば転生する前に会いたかったけどな。

ここが異世界であることを酒場で説明するナカムラ。烈は今いちピンと来てない様子。そこに現れたのは蜥蜴男(リザードマン)。いつものやつと頼んだのは特定危険幻獣のコカトリスでした。
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コカトリスは危険な邪眼を持った上に血液は猛毒。とても食材とは思えないのに蜥蜴男は素手で首を引っこ抜いて血液をガブガブと飲み込んだ。
あの牙 爪 天然の武具に加えて鱗は防具。肉体の強靭さはピクルに匹敵するかもしれない
だが今は わたしも五体満足

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ならばやることは一つしかない! 烈の拳は異世界でもつうようするのだろうか!?
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『週刊少年チャンピオン』掲載、「バキ外伝 疵面(スカーフェイス)」の第54話
去年の『別冊少年チャンピオン』12月号掲載以来、10~11カ月ぶりの登場となりました。いったい今まで何をしてたんでしょうね? GM戦は終わったのだから何の気兼ねもなく新章を始めて欲しいのですが。

花山の携帯に着信音が鳴り響く。それは抗争相手だった源王会のNo.6、山中からのものだった。源王会の会長・グランドマスター(GM)はレックスに敗れたため、藤木組との抗争は沈静化したハズ。なのになぜ? いや、何てことない。山中が個人的に、本当に個人的に素手喧嘩(ステゴロ)で戦いたいということだった。
敵陣にただ一人、真っ向勝負を挑んできたならば断る理由が見当たらない。いやむしろ「そういうヤツは嫌いじゃない」とばかりに受けて立つ花山です。

関係ないけどトビラ絵の右側に簡潔な作品ガイドがありまして、そこに「最強の暗殺者、GMをも撃破!!」とあって笑っちゃったよ。おいおい、倒したの花山じゃなくレックスだろ! そこんとこ間違えるなよ。

人通りの少ない駐車場、そこが戦いの場となりました。
  いいのか? 丸腰で…
  なめんな バカヤロ 男の喧嘩はステゴロだろ

で始まった喧嘩は13ページにも及びます。山中マジ強いわ!
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見た目は互角。殴り殴られいい勝負なんですよ。花山が地下トーナメント一回戦で戦った日本拳法の使い手・稲城文之信ってのが居ましたが、それと比べりゃ断然 山中の方がマシですわ。

手数としては圧倒的に山中の方が上。でもパンチの ひとつ一つの重さでは花山が勝っており、腫れ上がってきた顔のダメージから勝負の行方は見えてきました。
   花山はモノが違う フィジカルが違う
   規模(スケール)が違う 格が違う

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本当に…笑っちまうぐらい 強ェな …こんな……
こんな化物が ホントに… 存在(いん)だねェ……

「完敗だ」と負けを認めた山中の顔は大きく腫れている。対する花山は腫れてません。この点からもどちらが格上だったかがわかるってもの。けれど花山は別のことが気になっていた。それは白のスーツ。これを着るからには汚しちゃいけない。笑われるかもしれないが"身だしなみ"として汚してはいけないと…
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けれど汚してしまった。これは遠回りに山中の強さを認めてるのですね。山中としても敗者を侮蔑する態度は我慢ならない。だけど花山のはちっとも嫌な気がしないと、これまた相手を認めます。つまり"雨降って地固まる"、少年チャンピオン的に言えば「タイマン張ったらダチ」ってことですな!

12月6日発売の「刃牙道」14巻のOAD付き限定版の中身は最凶死刑囚編になりました。恐らく全員が脱獄して地下闘技場に現れるところでしょう。刃牙はその昔 OVAで1巻だけ出まして、そこで当時パンクラスの船木が声優出演したのですが、そのヘタっぷりに閉口したものですよ。
刃牙道(14)(オリジナルアニメDVD付限定版)(マルチメディア扱い)
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『別冊少年チャンピオン』連載、「バキ外伝 疵面(スカーフェイス)」の7巻です。
負傷した花山を救うべく戦うのはレックス。対するは源王会会長であり世界最強のテロリストのグランドマスター(GM)。長きに渡る休載から連載を再開して、遂にこの巻で 足掛け6年にも渡った戦いに決着の時が!

その前に社会状況を簡単に説明を。源王会会長となったGMは警察の一部を配下に収めるなど日本侵攻を企てていた。けれど邪魔になるのが藤木組。そこで若頭の清水を暗殺し花山にも重傷を負わせるなどして事を有利に運ぼうとしましたが、藤木組組長・秋田の想像以上の抵抗により一進一退。レックスとGMとの戦いはヤクザ同士の対立という構図のみならず、日本侵攻を食い止めるか否かを賭けた一戦でもあるのです!
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戦いは終始 GMの優勢。薬の効き目が切れて早く飲まなければ命に関わることから余裕の無さがそうさせるのです。とはいえそれが凄惨でとても直視できない状態。鼻が取れて両指は骨折し、左ひじは複雑骨折して骨が皮膚から飛び出そうとも決して倒れないのは花山が"男"と認めたからだろう。
GM自身も「本当にしぶとい」と認めてトドメを刺そうとした時、それは起きた。レックスが何気に放った一発が腹に突き刺さったのだ! これで状況は一変する。この一撃を新日 対 Uインターの武藤 対 高田戦に例えるなら武藤のドラゴンスクリューと同じこと。
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GMの脚を持って空港の固いコンクリートの上を何度でも叩きつける! これは技とは言えません。が、その攻撃力は他のどんな格闘技よりも強力なのは明らかだ! 結果、ギブアップ宣言によってレックスの勝利。日本の無名のファイターが世界最強のテロリストを倒したのだから高く評価されていいと思いますよ。

とはいえちょっと物足りなさが感じられました。だって主役である花山が何もしなかったから。今ここに立ってるだけでも不思議な状態なのはわかりますよ、脳外科手術までしたのだから。でもさ、自分を重症に追い込んだ男なのだから自分の手で始末するぐらいの気持ちはあっていいと思うぞ。それとレックスがこんなに強いのは鎬紅葉の人体実験が原因だと思われる件で、それが確定なのかどうか真相を知りたいです。
あとは…連載中断になってる今、いつになったら再開するのかしらん? そのまま終了は無いよね?

ここからはちょっと別のこと。マスター国松について話をします。このモデルが戸隠流忍術34代目の初見良昭氏だと思ってる人が居ることでしょう。確かに各国の警察や軍隊組織から多数の感謝状が来てるのでその点においてはモデルですけど、外見や風貌は その師匠である高松寿嗣氏がモデルなのです! けれどあまりに資料が少ないので短いビデオですがYiouTubeをご覧ください。
   最後の実戦忍者 高松寿嗣(YiouTube)

バキ外伝疵面 7 (チャンピオンREDコミックス)
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『別冊少年チャンピオン』今月号を買ってみたら「バキ外伝 疵面」が載ってませんでした。おかしいと思って巻末を見てみれば、上の文章でお断りがありました。
  またこれかよッ!!
こう思った人は『チャンピオンRED』連載時の事を知ってるよね! とはいえ多くの人が知らないと思うので説明しますと、グランドマスターの襲撃により重傷を負った花山がリベンジすべく病院を抜け出したところで連載が中断。それから数か月後、突然発表したのが連載終了のお知らせでした。
 ガーン!「バキ外伝 疵面(スカーフェイス)」突然の終了宣言(2008/2/19)

グランドマスターとの戦いが終了していよいよ新展開と思った矢先にこの状態。まぁなんだ、期待しなくてもいいと自ら言ってるように思えてなりません。だったらこっちも期待しないで待ちますよ。本当に再開するのかどうか知らないけどさ!
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『別冊少年チャンピオン』新連載、「バキ外伝 疵面(スカーフェイス)」の第53話
花山は代貸し(若頭)の木崎らと どこぞの人里離れた山中に来ていた。この服装からしてハイキング? いえいえ、この度 花山が二十歳を迎えたそうで、花山組の成人の儀として「一週間の山籠もり」をするためとのこと。

パプアニューギニアの成人の儀はワニのウロコ模様のタトゥーを彫りサメを素手で捕らえるという。バヌアツ共和国のペンテコスト島では高さ30mの塔から足に木のツルを巻いて飛び降りるという。ちなみにこれがバンジージャンプの原型で、この映像は「すばらしい世界旅行」とか「なるほどザワールド」などで観た人も多いことでしょう。
そこでもって花山組は「一週間の山籠もり」。…何でヤクザがそんなサバイバルをしなきゃならないのか不思議だけど組の儀式ならしょうがないわな!

背負ったリュックにはテントとかナイフとか生きるために必要な道具が一式入っており、木崎が弓ぎりという手法での火おこし方法を実践してくれました。こんな巨躯をしてるけど実際には二十歳であり、完全なサバイバルという状況下で一週間も過ごさねばならない辛さを思っての親心ですよ。
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ところが帰ってから驚いた! 花山は木崎の用意した道具のほぼ全てを置いていったらしく、いつものスーツとタバコとタオルと調味料。後はほとんど酒だったらしい。ナイフすら持って行ってないそうで木崎の不安は右肩に上がりっぱなしです。

その花山、これが俺の制服だと言わんばかりに山中でありながらしっかりとネクタイを締めて白いスーツに着替えます。タバコを咥えて、てきとーに石を拾って打ち合えばしっかりと火花が出るじゃないですか! さすが並外れた腕力の持ち主。火打ち石じゃなくてもバッチリ火が起こせるのですね。木の棒を勢いよく旋回させて火を起こした木崎の苦労はいったい何だったの?
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その夜、想定される一番の問題だろう動物の襲撃を受けることに。数百キロはあると思われるイノシシが花山に牙を剝く! その際の花山のセリフが「闘るかい…?」 これは!死刑囚・スペックとの戦いで何度も放ったセリフじゃないか! そのことを思い出して声が出るほどシビれたね! しかし戦いの模様は描かれず一週間が過ぎ去ります。
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迎えに来た木崎たちは驚いた。頭だけでも大人の体重はありそうなイノシシの頭だけが残っていたからだ。後は全て食べたとのこと。一般人にとっては生命の危機だろう襲撃でも、花山にとっては「食料が好都合に向かって来てくれた」程度しか思わなかったんでしょうね。
木崎は気が付かなかったけれど何があったのかは たまたま通りがかった きこりが目撃してました。
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頭の無い巨大なイノシシの骨。周囲の木々は激しく衝突して折れており、地面にはイノシシと人間の靴を履いた何かの足跡が刻まれていた。きこりは恐ろしくなり急いでその場を離れたという。そこには何かとんでもない怪物が棲んでいるに違いないと思って──

来月号は休載だそうです。でもゲッターロボの最新作「ゲッターロボ DEBOLUTION 宇宙最後の3分間」が新連載だそうだから、少なくとも1話だけはレビューするつもり。