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『娘TYPE』連載、「ワールドウィッチーズ魔女たちの航跡雲」の8話&9話
扶桑の西沢義子を前編・後編の2話掲載で紹介。坂本美緒・竹井醇子と共に「リバウの三羽烏」の一人であり、その両名からして「西沢には敵わない」と言われるほどの最強ファイター。でもその性格は極めて軽~いようですよ?
2話を一気にレビューするのでかなりトばします。

菅野・ひかり・ニパら、ブレイブウィッチーズが一機のネウロイに苦戦していた。そこに現れた一人のウィッチ、西沢義子だ。助太刀する際、「ひとつ人の世の生き血をすすり ふたつ不埒な悪行三昧 みっつ醜い浮世のネウロイ 退治してくれよう! 西沢義子 見参ってね」と、なぜか桃太郎侍の口上で登場するけれど深く考えちゃダメですよ。
西沢は尋常ならざる動きを見せて瞬く間に倒してしまいます。ひかりとニパは感心するも、菅野はどうも気に入らないようだ。

基地に戻って皆に紹介されるのが上の画像。自由奔放な性格の為、所属は遣欧艦隊だけれど各地の部隊へ気の向くままに転戦を繰り返していた。ここに来たのは近いうちに大きな作戦があると聞いたから。手伝ったら美味いものが食えるかなーとのことだけれど、それはもう終わったと聞いてOTLのポーズ。(ちなみにアニメ最終回のこと。ですからこの漫画の時系列は最終回以降になります)
でもマッハの速さで立ち直り、しばらくはここに居座ることに決めました。
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基地の施設を ひかりに案内される際、色々とお話を。年齢的にも以前 教官になることを勧められるも、性格からしてダメ。人に教えたり命令するのが苦手であり、一ヵ所に居座るよりは各地を回って先々で人々を救うスタイルが好きなんだそうだ。でも一緒に回る菅野はこれを聞いて やはり気に入らない。軽い感じでヘラヘラしているのに腹が立ち、とうとうキれてしまいました。
ならばウィッチである以上、模擬戦で勝負しようとなるのは当然の成り行きですな。

かくして二人の対決は始まるも、先のネウロイで見たように西沢の動きは変幻自在。菅野が「当たらないんじゃなく捉えられない」と言わしめるほどに動きが全く読めません。頭にきた菅野は本気になり固有魔法を使った一撃必殺の「剣一閃(つるぎ いっせん)」を繰り出してしまう。
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が、それすらも かわしてしまう西沢! さすがにやりすぎたことを承知している菅野は仕返しが来ることを覚悟するも、指ホッペだけでお咎めなし。屈辱的な敗北に唇を噛むしかありませんでした。

はい、ここから9話ね。オラーシャ北部の山中で補給物資が消えた! そればかりか地元住民の物資や車なども消えており、その原因を探るべく西沢が行くことに。相棒に選んだのは菅野。少なからず認めているからだ。菅野としても負けっぱなしは嫌であり、近くに居ることで西沢の強さの秘密を盗むつもりだ。

が、とあることで反目して一人で現場に行ってしまう菅野。そこで遭遇したのは昆虫型ネウロイ。わかりやすく言えばアリジゴクのようなネウロイで、コイツが地中から捕食するように物資を奪っていたようだ。その牙? に菅野も捕らえられてしまい、怪我はしなかったもののストライカーは壊されて脱出不可能。ならばと相打ちを決めて突っ込もうとするも、そこに颯爽と現れるのがヒロイン・西沢ってもんです。菅野の気持ちを知っているのか「ちゃんと見とけ」と言ってからネウロイとの戦闘開始。
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惜しげもなく動き回ってネウロイを翻弄する西沢。菅野もこれを見て西沢の強さの秘密を知る。常に敵の至近距離を飛行して死角を取っているから消えたように見えていたのだ。これを固有魔法やシールドに頼らず、空戦機動だけでやっているのは天賦の才能であり、これが天才の成せる技だと菅野は認める。
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トドメは強力な一撃が必要だとして、菅野をダッコしての「剣一閃」。この大胆な構図は読者サービスの何物でもないよねー?
今までの非礼を詫びる菅野ですが西沢は例によって無問題。その笑顔に「なんて でっけえ漢女(ひと)だ…!」と惚れる菅野です。
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帰還してから二人はビール? で乾杯。年齢的にいいのか?と思えるけれど、ここオラーシャではいいとしておきますか。二人は「菅野」「姉御」と呼び合う仲になり意気投合しましたとさ。
ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲 Contrail of Witches 2   6月26日発売
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『娘TYPE』掲載、「ブレイブウィッチーズPrequel」のEpisode.01
同名の小説のコミカライズですが、サンクトペテルブルクに来て早々に喧嘩をやらかして営倉入りになったこの部分は小説には無いオリジナル展開。新連載だった前回のは下記をご覧ください。尚、当漫画の雑誌掲載は今回まで。以後はコミックニュータイプでのweb連載だそうです。
新連載 ブレイブウィッチーズPrequel  502部隊創設時を管野 中心に描く

駅で喧嘩をやらかして憲兵に捕まり営倉入りとなった菅野。女性記者にちょっかいを出していた兵隊を止めに入った末の出来事らしい。左隣はその喧嘩に巻き込まれて捕まったクルピンスキー。502部隊で同僚になるけれど、先に営倉で顔合わせしてたのね。菅野のことをよく知っているようで、「扶桑の誇るエースウィッチ」とするも菅野本人はその気ではない。この前の作戦が失敗して撤退したことを悔やんでいるのがその理由だそうだ。
その作戦とはアニメ二期1話でのトラヤヌス作戦だろう絵があります。
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ここには なんとかって少佐に呼ばれたから来たと話したところで今度は右隣から「ラル少佐だよ」との会話が加わる。ニパだ。同じく喧嘩に巻き込まれたわけで、502部隊の誇る? ブレイクウィッチーズの三人組は図らずも営倉でも同僚だったのね。
なぜオレたちを呼んだんだ? というところでお迎えに来たサーシャが登場ですよ。
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来るハズの三人を迎えに行って誰も来ない! 待てど暮らせど一人も来ず、さすがに帰ろうと思っていたらウィッチが三人も収監されたとの話が! 何枚もの書類にサインしたり、お偉いさんに手土産を持たせることでようやく通されたと聞いて、さすがの菅野も耳が痛くなるというものです。でも兵士との喧嘩は「よくやった」と意外な返事。ハレンチな男性にはやんわりとやり過ごすだけでは済まされないと、サーシャ自身も経験か何かでビシッとすべき意見だったみたいですね。
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基地に着いて502部隊司令のラル少佐と初顔合わせ。この漫画でのラル少佐はアニメよりは穏やかな表情で、しかも巨乳になってました。つーか、アニメは何でいつも怒ったような顔をしてたんだろうね?? 三人は適当に選んだのではなく、適任だと判断したから呼んだ。他に理由は無いそうだ。けれど「ブレイクウィッチーズ」になろうとはさすがの少佐も想像しなかっただろうなぁ(笑)

その夜の早朝、寝ていた菅野の部屋に何かが入ってきたので目を覚ます。寒さでキツネでも迷い込んだか? と思っていたら耳元でクルピンスキーのささやきが!
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これに瞬時に反応して取り乱す菅野! 夜這いに来たとでも思ったんでしょう(笑) こういう表情の菅野は珍しいからいいもん見せてもらった気がします。ストライカーが届いたとのことで慣らし運転を兼ねて早朝警備に出発。そしたらいきなりネウロイとご対面~。このまま戦闘へってところで続きとなりました。
前述しましたがこの続きはコミックニュータイプにて4月7日から始まります。
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『娘TYPE』連載、「ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲」の6話&7話
今回は2話掲載で1話ずつ主人公が違います。1・2話ないし3・4話こそ2話で一人のウィッチを主役にしてましたが、5話の犬房由乃 曹長からは1話で一人に変更したようですね。その前回の5話の記事は下記へ。今回の6話の主人公はコンスタンティア・カンタクジノ予備大尉です。2話分を一気にレビューするので内容はかなり はしょります。
ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲  犬房由乃曹長 欧州で消息を絶つ

犬房曹長に自分がウィッチで、しかも予備大尉だったことを告げるカンタクジノさん。領主にして公爵という身分から軍の判断で後方任務へ下げられており、言い出しにくかったのでしょう。それはそうとネウロイが接近するもストライカーが無いことから戦えないとする犬房曹長に、カンタクジノさんからプレゼントされたのが上の画像。カールスラント製の陸戦ストライカーです。元は陸戦ウィッチだった曹長なので問題ないだろうとの判断。事実、久しぶりで嬉しそうな顔をしたし、第一 無いよりはマシってもんです。

こうして陸上ネウロイは犬房曹長が、飛行ネウロイはカンタクジノさんが次々と倒していく中、カンタクジノさんの背後にネウロイが強襲! 危ないぞー!
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けれど慌てず騒がず己の固有魔法を紹介しながら(笑) 難なく倒してしまいます。その能力とは「弾丸の再加速」。一度撃った弾丸は例え止まっいようが再加速を始めて思った箇所に当てることが出来るのだ。つまり一発だけでも撃ったならば弾丸が破損しない限り、全ての敵に命中させることも可能ということです。

ネウロイを撃退して市民を無事に目的地に避難させた二人。後日、犬房曹長のことを扶桑に連絡したら戦死扱いになっていたそうだ。長い間 音信不通にしていたため当然っちゃ当然か。引き続き現地での防衛に従事すべしという命を受け、カンタクジノさんは自分が所属する部隊へ勧誘。こうして二人は同じ部隊へ…というところで厳格な性格で知られるグレーテ・M・ゴロプ少佐と対面。
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二人をそのままゴロプ少佐の部隊に招へいします。勧誘ではなく決定事項として。
「私が死ねと言うまで死ぬのは絶対に許さん」
「私がお前たちを有効に使ってやろう」
と、冷たく微笑むゴロプ少佐とは──というところで7話のグレーテ・M・ゴロプ少佐へそのまま移行。

彼女は幼くしてウィッチに目覚めて空軍兵学校へ入学。優秀な成績を残して教育中隊の指導官となる。スパルタ方式な教え方に受けは非常に悪いながらも、そのために上達したという声も少なくはなかったらしい。厳格で規律を押し付ける威圧的な態度はいまだに健在で、今さっきも疲労した兵士を叱りつけたところ。このような態度に反発心を抑えられないカンタクジノさんです。

避難民の受け入れと補給を目標としていた軍事基地が襲われたことで行き場を失ったゴロプ少佐の部隊。撤退する友軍の時間稼ぎのため、山間部で盾になる作戦を打ち出します。いまだに不信感の残るカンタクジノさんですが、この作戦で考え方が一変。
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詳細は割愛しますが、皆の能力を把握し最も有効な手を打つことで一度に大量のネウロイを行動不能に陥れることに成功します。これというのも皆を信頼しているからこそのこと。個の優劣だけで決して達することができない領域の作戦を見せられ、自分の視野が狭かったことを痛感するカンタクジノさんでした。

この後、逃げ遅れた市民たちを受け入れながら2年近く4千キロ以上もの撤退戦を続けることになるゴロプ少佐の部隊。後に「最も長い撤退戦」と呼称されることになります。
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そして正式に名付けられることになるのが505部隊。通称「ミラージュウィッチーズ」。どこから来てどこに行くのかわからない姿は正に"幻(ミラージュ)"ではないだろうか。
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『娘TYPE』新連載、「ブレイブウィッチーズPrequel」のEpisode.00
去年11月に出た小説「ブレイブウィッチーズPrequel オラーシャの大地」のコミカライズです。
ブレイブウィッチーズPrequel オラーシャの大地 (角川スニーカー文庫)
築地 俊彦 櫛灘 ゐるゑ
KADOKAWA (2016-11-01)
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『娘TYPE』新連載、「ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲」の5話
1・2話ではヘルマ・レンナルツを、3・4話ではハンナ・ウルリーケ・ルーデルを、という具合に2話単位で一人のウィッチを描いていく当漫画。今回次回は扶桑の犬房由乃 曹長となりました。
犬房さんは扶桑海事変では陸上ウィッチとして参加。その時に見た航空ウィッチの飛ぶ姿に憧れて転属を図り欧州へ派遣。そこでネウロイと遭遇して相打ちで墜落。木の枝に引っ掛かったのが上の画です。これはフミカネ絵をほとんどそのまんま描いてますね。
つーか、扶桑海事変に参加してたってことは もうそれなりの年齢であり「上がり」も近いと思われます。人物設定の詳しくは下記をご覧ください。
 犬房由乃

この後、枝から落ちたところを農民?に助けられて手当を受ける。目を覚ましてみれば お城のような大邸宅。その割には人がほとんど居ないようで静まり返って不気味な雰囲気。そして灯がユラユラと近付いて…出たぁーー! いや、ただの勘違いでした。
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それはこの大邸宅の主にして公爵であり、この地方の領主もしているコンスタンティア・カンタクジノさんでした。破損したストライカーは回収して修理に出した、墜落して手当てしている報告も手配するとのことで、犬房さんにとっては至れり尽くせりの感謝感激状態です。ただしゆっくり養生はできないとのこと。ネウロイが接近しており、次期にこの場を捨てなければならないからだそうだ。だからこそ使用人も少なくなって邸宅内に人があまり居なかったわけですね。
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この地・ダキアは実世界ではルーマニア。ウィッチも奮闘しているものの状況は芳しくなく、首都・ブカレストの市民も北へ逃がすつもり。北のアルトラントには優秀なウィッチが居るからだそうで、それは505部隊「ミラージュウィッチーズ」のことを指してます。後に犬房さんもここに配属となるのだけれど、現段階では知るハズもありません。

それから数日後、準備を整えて明日には出発できるようになりました。この間、犬房さんは持ち前の明るさで地域住民と交流を図り人気者となった様子。けれどネウロイは時を待ってくれません。防衛線を突破してきて遂にこの地が戦場となることに! 住民たちと急遽 逃げることになりました。カンタクジノさんは「民を守る義務がある」としてこの場に留まり、避難誘導は犬房さんが務めることに。
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陸上ネウロイが強襲してきて機関銃で応戦する犬房さん。住民に被害を出さない為にあえて囮となり「今回ばかりはダメかも」と腹をくくる。そこに逃げ遅れた女の子がお約束のように現れて(笑) 犬房さん大ピンチ。
そこに閃光一閃! 上空から放たれたソレは陸上ネウロイを貫きます。これはいったい?
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カンタクジノさんが飛んでいた! 実は予備大尉だったわけです。だからこそストライカーの修理を出せたし、墜落した報告も出せたのですね。設定では公爵という地位のため後方任務にされたけれど、この漫画では以前の戦いで住民たちを守れなかった後悔から任務から退いていたと思われます。
一方、犬房さんのストライカーはまだ帰ってきません。このままでは主役の座を奪われかねないのでいったいどうするんでしょうね?
島田フミカネ THE WORLD WITCHES (イラスト・画集) ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲 Contrail of Witches (1) (角川コミックス・エース)
島田フミカネ THE WORLD WITCHES (イラスト・画集)
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「ブレイブウィッチーズ 第502統合戦闘航空団」の1巻です。奥付に掲載誌が書かれてないのでたぶん全て描き下ろし。
現在放送中のアニメのコミカライズなので多くの人が知ってると思われることから、ストーリーは特に説明しません。作画の櫛灘 ゐるゑ氏はこれが初コミックスとのこと。但し小説「ブレイブウィッチーズPrequel オラーシャの大地」にてイラストは描いてます。そういやこの小説も「娘TYPE」次号からコミカライズされるんだよなー。

絵は差し当たりのない出来なんですが…"口がデカイ"ことがどうしても気になってしまいます。
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そりゃ人の好みとかあるでしょう:けど、やっぱ女の子は小さな口の方がいいと思うわけで。
では1話のあのシーンはどうだったかというと…
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全然期待外れでしょう!
アニメのように恥ずかしそうに胸を隠しながらの方が断然良かった! せめて顔だけでもカットインで出して欲しかったです。
前述通り この漫画はアニメのコミカライズなわけですが、アニメではできなかったこともやってます。それは残酷的な描写。例えば雁淵中尉が絶対魔眼を使ったところ。
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帰って来たところで全身から血を噴き出して床が血まみれになってしまいました。こりゃさすがにアニメじゃ不可能か。痛々しいけれど皆を救った代償という点では、この上ない表現ではないだろうか。
またこちらも けっこう"クル"ものがあります。それは2話で ひかりと共に母艦の甲板を走っていた隊員たち。一人はネウロイの接近を食い止めるため戦闘機で特攻して死亡。後の二人は…
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攻撃を受けて消滅してしまいました…
ひかりは目の前でこれを見てショックを受ける。でもこれが戦争なわけで綺麗なこと言ってられません。
このようにアニメと違う表現を入れており、リアルな点ではアニメ以上なので注目していいかもしれません。
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『娘TYPE』新連載、「ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲」の3話&4話
新連載だった前回に続いて今回も2話同時掲載。一気にストックを作ったことから12月26日には1~4話を収録したコミックス1巻が早くも出ます。

帝政カールスラントの四強ウィッチ(人類最強の四強ウィッチ)を御存じだろうか。エーリカ・ハルトマンは勿論として、アフリカの星であるマルセイユ、サン・トロンの幻影であるハイデマリーはテレビ&映画に出演してるので多くの人が知ってることだろう。今回は残る一人、ハンナ・ウルリーケ・ルーデル大佐が主役です。
彼女は巨大な37mm機関砲2門によって地上ネウロイを攻撃することに特化。その功労によってウィッチでは唯一、金柏葉剣ダイヤモンド付き騎士鉄十字勲章をもらってるほどなんです。

その母国の英雄・ルーデルを取材しろと言われて嬉しがるのは新米の女性記者・ニールマン。彼女は魔女学校を卒業しており、同性ならば込み入った話も聞けるだろうと期待して措置でした。
先ずは外堀から埋めていこうと関わりのある人物への聞き込みから。ルーデルの上官に取材に行ったら何故か胃が痛い様子。かなりの問題児だったようだ。
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いや、彼女は非常に優秀なことは優秀なんです。ひとりで千以上の地上ネウロイを破壊しており、それは一個師団の価値があると言われるほど。更に不死身で、何度 撃墜されようが必ず帰還してきた。それがネウロイのど真ん中であったとしても、だ。
けれど素行に問題があり、先の勲章を皇帝陛下 自らが授与する際に地上勤務を勧めたら「二度と地上勤務をしろと言わないのであれば、その勲章を頂戴したい」と言い切って陛下も上官も あきれさせたそうだ。

今度は元同僚で退役したウィッチから。ルーデルはどんな戦いにおいても決して諦めず仲間を見捨てなかったので多くの命が救われた。彼女は憧れの存在だったと。とっておきの話として歩けないほどの大怪我を負ってしまった際に見舞いに行ったら泣いていた。傷が痛いからではない、出撃できないから泣いていたのだ!
なぜそこまでして戦いたいの? バカなの? ニールマンはそう思いながらいよいよ ご本人と対面です。
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そしたらシャワーを浴びてからの全裸での ごたいめーん!(笑) 読者サービス兼、ズボラな面がわかるってもの。けれど身体のいたるところに傷跡が残っていることから歴戦のエースぶりが窺えます。
私のことを本当に知りたいのなら特等席を用意するとのことで、それは一緒に空を飛べということでした──

ネウロイ出現に合わせて空を飛ぶことになったニールマン。魔女学校に行っていただけに一応は飛べるものの、おぼつかないのは当然か。それでも覚悟を決めて戦局を見つめることにしました。
ルーデルは百発百中の腕前で地上ネウロイを次々と撃破していく。凄い、凄すぎます! シールドを使うまでもなく破壊していくとはと、ニールマンは興奮が止みません。でもそれは間違いでした。
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シールドを張らないんじゃなくて張れない。年齢的に"上がり"の時期を迎えており魔力が衰えているのだと。ならばどうして無茶をするのか? まるで命を捨てに行ってるとしか思えない行動にルーデルを問い詰める。
そしたら返事は「世界平和」だそうだ。つまりネウロイを全滅させればカールスラントは勿論、ひいては世界中の人々が安心して暮らして行ける。言葉で言うのは易しいものの、それは机上の理論、空想でしかないだろう。
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それでも信念を曲げずにネウロイに挑み続けるとは本物の大馬鹿者(英雄)だ!
苦戦したけれど大型ネウロイの破壊に成功。これを見届けたニールマンは取材の成果となる記事を書き始めたものの、彼女のことをもっと知りたいと筆を止めてこのまま密着取材を続けることにしました。
本当の彼女の姿を知るのはもうちょっと先になりそうです。
ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲 Contrail of Witches (1) (角川コミックス・エース)