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『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン! キューティーハニー編」の第4話
あぁもうこの漫画、苦痛でしかないわ!
ハニー編になってスキャンしにくい画像が増えて、今回も多いこと多いこと。よって次回から気に入った話しかレビューしないことにします。そうでなきゃやってられませんって。

で、「キューティーハニー」とのタイトルはアメリカのテレビ番組「ハニーにおまかせ」から借用したことが語られました。ハニーとはカワイコちゃんの意味で使われており、更にカワイイのキューティーを付けて「キューティーハニー」となったそうだ。
いや~私はその番組自体知らなかったよ。調べたら日本では1966年1月から放送してたようです。と同時に思い出すのが宇宙刑事シャイダーの女刑事・アニーのこと。アニーが歌う「アニーにおまかせ」という曲がありまして、それはタイトルをモロに借用したものだったのね。放送が終わって31年目にして知った新事実です。
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ハニーの描き直しはオリジナルの展開になってきました。ポチ理事長はポチ博士でもあり、ハニーの父親と同じくアンドロイドの研究者だとは原作からは考えもつきません。そしてパンサークローも細胞を与えて仲間を増やすという点は原作にありませんでした。原作の基本設定を見直して丁寧に描写するのは好感が持てます。
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『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン! キューティーハニー編」の第3話
なんか今回あまり面白くないことから原作と描き直したハニーの見比べのみにします。メインキャラを女性化して失敗したとしか思えないんだよねー。
何といってもハニーが通うことになる聖チャペル学園の先生だよ! 原作ではポチ校長だったものが描き直しでは理事長に、アルフォンヌ先生は校長へと出世してました。
つーか、ビジュアル変わり過ぎて驚いたわ!
二人とも全然 別人ぢゃん! 性別すら変わってるし。特にアルフォンヌはあのババカしいところが特徴だったのに、人となりの良い人物になってるのは違和感を覚えずにいられません。

ちなみに二人とも元々は「キッカイくん」のキャラで、ハニーで女性化したキャラとなって登場。今回の描き直しで男に復帰すると共に(やや)美形となりました。
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コチラはパンサークローの首領であるパンサーゾラ。頭の黒ヒョウ?がパワーアップしてるのがわかります。原作ではただの犯罪組織だったものが描き直しでは異次元から来た犯罪組織みたいな格好になってます。
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『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン! キューティーハニー編」の第2話
キューティーハニー編になるや作者が永居香激(ながい かげき)という女性になってしまいました。ネット上では良い評判を聞かないのですけど大丈夫ですかぁ?

時間はキューティーハニーのアニメ化決定の報告を聞く半年ほど前まで遡る。ってことはアニメのデビルマンの終盤あたりですね。東映動画の有馬氏と新企画の打ち合わせをすることになりました。事前に聞かされていたのは「色っぽい」もの。ここで思い出したのが「ハレンチ学園」のことで、当時のイヤな記憶を回想するのが上の画像になります。
エロすぎると社会問題になり、ワイドショー番組に出されては教師やPTAから 吊し上げられていたそうだ。
こういうのは私もおぼろげに覚えており、カバゴンこと教育評論家の阿部進が擁護してた記憶があります。

ただし本人に向かって罵声を浴びせたのは番組中だけ。番組終了後では一転してサインをねだっていたそうで、人間の二面性を見て人間不信になりそうだったそうです。
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「色っぽい」ものを前提として有馬氏が持ち込んだのは「琴姫七変化」や「多羅尾伴内」といった、次々と変装していく作品。ちなみに「琴姫七変化」は昔のボンカレーのパッケージになっていた松山容子が主演の時代劇。姫が正体を明かさず変装を繰り返して悪を懲らしめるといった内容でした。
「多羅尾伴内」は「あるときは○○ またあるときは○○ しかしてその実態は──」とのセリフが有名で、数多くの作品のネタになってます。ピンクレディーの歌「ウォンテッド」の歌詞の一部もコレを流用してますね。

女の子が将来なりたい職業の上位は歌手や看護婦やファッションモデルといったところ。主人公はこれらの職業に次々と変装していくのはどうだと有馬氏から提案されて、香激の考えもまとまった。
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変装よりも変身! 超能力か科学の力とかで一瞬にして姿が変わるアイデアを思いつきます。漫画ではこれが空中元素固定装置となって衣服が脱げては新しい衣装を纏うことになるわけですね。

ハニーの描き直しは2020年以降の設定となりました。東京オリンピックをピークに景気は下り坂となり、平和な日本にも暗い影が漂い始めた。そこに姿を見せたのが"豹の爪(パンサークロー)"という犯罪組織なんだそうだ。
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1話において原作(上の画像)とリメイク版を見比べました。原作ではキチンとボディがボディがあったのにリメイクでは骨格だけ。ここからスイッチ一つでボディが作られるのですから、科学力としてはこっちの方が上ではなかろうか。
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『週刊漫画ゴラク』新連載、「激マン! キューティーハニー編」の第1話
マジンガーZ編を中断させる格好で始まったキューティーハニー編。10月に公開する映画「CUTIE HONEY -TEARS-」の宣伝を兼ねての新連載と言えそうです。
“新キューティーハニー”西内まりやが変身!映画『CUTIE HONEY -TEARS-』予告編(You Tube)
その映画の予告。パンサークローと戦うのではなく反体制派として戦うのかな?

時は1973年の夏。ノーパンを思わせるほどの超ミニスカートを穿いたカワイイ女性が街を闊歩していた。
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彼女こそ この漫画の主人公・永居香激(ながい かげき)! デビルマン編では"ながい激"と名乗り、マジンガーZ編では"ナガイ激"としきたものが今回では永居香激かよっ! 豪ちゃんは作品ごとによって性格を入れ替えるようなので、女性化したのは個人的には納得できます。が、アシスタント一同も女性化させる必要あるの!? さらにマネージャーのタカシやヤスタカまでも女性化するのは行き過ぎに思えるのですが。
つーか、「○○よ」とか「○○ネ」などという女ゼリフが耳についてハッキリ言ってウザイんです。もうちょっと控え目にお願いしますよー。
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東映動画の有馬さんから連絡があったと聞かされた香激は「ドロロンえん魔くん」のことだろうと振り返る。10月からのアニメ放送が決まり、これに関連して少年サンデーでの連載も決定。当時、マジンガーは月刊誌のテレビマガジンへの移籍が決定しており、週刊誌連載はバイオレンスジャックの1本のみ。余裕のある状況にホッとしていたけれど、えん魔くんが始まることで「また休めなくなるのか」と思っていたようです。

作中には書かれてませんが えん魔くんは永井豪作品の中でも"最もコミカライズされた作品"の一つでもあるのです。何しろ小学一年生~六年生、よいこ、幼稚園、テレビランドなど10誌に連載されていたのですから。

でもマネージャーのタカシ(タカコ?)はそれではなくキューティーハニーのことだという。有馬さんから「色っぽいのを」と頼まれて出していた企画書「キューティーハニー」。このアニメ化が決定したとのこと。しかも えん魔くんとほぼ同時に始まると聞かされて香激は驚きを隠せない!
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放送まで2ヶ月切って聞かされた大事態。ハニーも週刊誌連載するとなると ますます休めないわけで、香激の気も重くなるのも当然でしょう。
この時点で少年チャンピオンでの連載が決まっていてたのかな? まぁ消去法的にチャンピオンぐらいしか残ってないのですが。だからこそ以前連載していた あばしり一家のキャラクター・悪馬尻 駄ェ門を流用した早見 団兵衛が登場したと言えるのですがね。