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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第18話
平松は「ブラック・エンジェルズ」1話のネームを描き上げ真髄に見てもらう。悪徳刑事の蛭川が前科のある男を貶め、その無念と怒りを雪籐が晴らすというストーリー。「ドーベルマン刑事」が体制側の勧善懲悪だったので、「ブラック・エンジェルズ」は反体制側からの勧善懲悪を狙ったもの。だから刑事を悪党にしたんだそうだ。

ネームそのものは直すところなし。けれど真髄は雪籐のキャラを気にしていた。実在の人物そっくりにして名前も同じというのはやはり問題があるからだ。そんなタイミングでコーヒーを雪籐のキャラ表にかけてしまい、あわてて拭き取った。
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これが上手い具合に髪が染まったように見え、真髄もこれなら行けると後を推す。これによりお馴染みの雪籐の顔が出来上がったんだそうだ。偶然が好結果を生むのは他にもあります。バイアグラはそもそも狭心症の治療薬を開発してるうちに発明したものだし、何度も貼って剥せる付箋紙の糊は強力な接着剤を開発してる中で生み出されたものです。

その後、ジャンプの編集会議で「ブラック・エンジェルズ」の新連載が決定し、四ヶ月ぶりにアシスタントを招集。いよいよペン入れが始まります。
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でもそれは以前の空気と違っていた。平松がこの作品に賭ける意気込みは強く、近寄りがたいオーラを発していたからだ。よって重い空気が漂ってアシスタント一同は緊張の連続だったようです。
あぁ、私も以前 会計事務所に行った際、4・5人ぐらいしかいない事務所がほぼ無音で仕事を続けており、その近寄りがたさに圧倒されたことがあったなぁ。

そんな雰囲気からか平松が八つ墓村の出身じゃないかとアシスタントの間で噂が流れる。はい、1977年10月に松竹系で映画化されて大ヒットした映画です。金田一耕助役が渥美清でしたが、何といってもCMにて「祟りじゃ 八つ墓村の祟りじゃー」というフレーズが大人気となりましたっけ。
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アシスタントの猿渡哲也がその話をしてたら平松が登場。ハサミを机に突き立てオドシを入れたとか。それを語る猿渡本人。これ事実なの!? 今やったら確実に問題アリとされかねないよ。
原稿は三日で4色2枚・2色29枚を描き上げて完成。そうか、この当時はまだ2色カラーのあった時代か。ってゆーか、描くの早くない? あの雰囲気じゃ早くなって当然かもね。
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その夜、平松は美奈子さんが沖縄に行った写真を見てしまい愕然。「ドーベルマン刑事」の取材で行った際に見た"美奈子さんに似た後ろ姿"は本人だったのか? 平松に猜疑心が生まれる…
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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第17話
新婚旅行でハワイに来た平松と美奈子さん。でも権藤が言った「お前の居場所はそこじゃない!!」のセリフに感化させられて真夜中に新作のネームを描き始める。それこそ代表作となる「ブラック・エンジェルズ」です。一心不乱に描くことに没頭していたからか、それとも外道マンの片鱗が現れたのか、怖い目で描いていたことに美奈子さんは恐怖するのでありました。

帰国後、ネームを続けます。登場する悪徳刑事を描いていて、頭の中がソイツで一杯のまま昼食に。これがマズかった!
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部屋に入れば仲違いしたままの真髄が美奈子さんの勧めでカレーを食べているじゃないですか。ただでさえ頭の中が悪党になっているのに、真髄が居たのだからますます不機嫌に。いきなり「美奈子さん」ではなく「美奈子!!」と呼び捨て。更に真髄を追い返すばかりか、カレーの皿まで投げつけた! 明らかに異常で美奈子さんは戸惑うしかありません。

異常事態はまだ続く。担当について「権藤にしろ! 魔死利戸にしろ! 味方だなんて思ったことは一度もない」と言うわ、真髄には「なめられてたまるかよ」と叫ぶわ、もう言いたい放題。そりゃ頭の中が悪党になってるからこう言ってしまったかもしれませんが、漫画家が雑誌を発行するわけではありません。担当が居てこそ出せるのであって、そこまで頭が回らなくなってるのでしょう。
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あげくは「平松くん」と言ったことに「くんはねえだろうがアアア」と吠えたことに美奈子さんは泣いてしまいます。そりゃそうだ、本性を見てしまった感じなんでしょう。
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この事態になってようやく我に返った平松は平謝り。2話で権藤から「悪を描くときには悪に成りきる 加納を描くときには加納に成りきる 感情移入して描かなきゃキャラに魂が入らない」と言われたから今までそうしてきました。でもこれは原稿を描いてる時に限ってのこと。普段の生活に持ち込んだんじゃあ迷惑この上ないですね。もし今後もこのようなことが続いたのなら、破局はやむを得ないでしょう。
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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第16話
時間を巻き戻してジャンプの会議室。平松の新担当となった真髄に対して、三代目編集長となった仁死村と副編集長になった権藤は語る。トコトン追い詰めろ、地獄へ墜とすぐらいに。なぜなら平松は怒らせれば怒らせるほど力を発揮するタイプだからだ。けれど関係が険悪になったらどうします? と、真髄は もっともな返事をしますが、仁死村は突き放す。
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編集と漫画家は仲良しこよしじゃない! 漫画をヒットさせてこそナンボの関係であって、憎しみ合うってのも当然アリなんだそうだ。事実、仁死村(実際の名前は西村繁男)は数多くの漫画家と衝突してます。本宮ひろ志の「さわやか万太郎」ではどう見たって今回で終わりなのに、ムリヤリ継続させてしまいます。またジャンプ専属だった小林よしのりと対立した結果、専属を打ち切ったこともありました。でも発行部数を飛躍的に上昇させた功績が大きいのも確かであり、こういうタイプの編集長も必要だということ。個人的な感想ですが、少年チャンピオンの名物編集長だった壁村耐三と並んで西村繁男は尊敬すべき編集長だと思ってます。

また魔死利戸(鳥嶋和彦)は「友情! 努力! 勝利! の内側は結構ドロドロしている」とも。それは編集部の縦割り社会もあるのでしょう。ここのところは下記を参考にしてください。
「少年ジャンプ」伝説の編集長が変えた男社会
『少年ジャンプ』伝説編集長が語る「漫画雑誌は一度壊して作り直せ」

ということで時間は戻ります。チン攻撃をしてしまったことを謝る真髄ですが平松はカンカンだ!
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「ニートに翔んで」の主人公の名前を変えたのは実在の一般人の名前と外見が同じじゃマズイから。編集長判断で変更したと説明し、報告が遅れたことも謝ったものの平松の怒りは収まらない。これにより平松と真髄との関係は修復困難となってしまいました。
これに呼応するようにリッキー台風は低迷して巻末掲載が多くなり、81年31号をもって終了してしまいます。

その後、平松は担当を変えるよう編集長に掛け合うも門前払い。専属契約してるので他誌に移ることもできず、次回作に取り掛かる気持ちになれなかったそうだ。
唯一の心のより所は美奈子さん。連載してないこの期にと、遂に結婚式を挙げることに。この式の場で初代担当の権藤が思いの丈(たけ)をぶちまけた!
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お前の居場所はそこじゃねえ!!
さっさと漫画ア描きやがれ!!
幸せに浸ってフヌケになってんじゃねえぞ!! コラアアア~~!!

これには場内騒然とします。当然だけど(笑) 特に美奈子さんの父親は「嫁にやったのは間違いかも知れない」とまで言い出すのだから先行き不安なのは否めません。

新婚旅行は初めてのハワイ。美奈子さんと幸せな時間に浸り、嫌なことは忘れたつもりだった。けれどこころの片隅にはやはり漫画のことが気になっていた…
その夜、ベッド運動をした真夜中になって隣りに居るハズの平松がいなくなってることに気が付いた美奈子さん。ライトが点いている隣の部屋をのぞいてみれば…
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一心不乱に、取り憑かれたように新作のネームを描いていた。そのタイトルは「ブラック・エンジェルズ」! いよいよ代表作が発表されようとしていた──
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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第15話
担当の魔死利戸が突然交代することになり、新担当の真髄 栄加元(まずい ええかげん)を連れて来た。魔死利戸は最後に「「リッキー台風」は平松の本質じゃない」「早めに新作を考えた方がいい」と強烈なダメ出しを残して去っていき、平松は気分が悪い。でも真髄はプロレス好きなようで「リッキー台風」はまだまだ可能性がある」と諦めてないようだ。
真髄は『マズイ珍』というリングネームで学生プロレスをやっていたそうで、その名の通りにチン攻撃が得意とのこと。
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その経験上、ローリング・バックドロップもやったのでリッキーの必殺技にどう? ジュニア・ワールドリーグ戦とかやっちゃいましょう! などと新ネタを提案。プロレス談議が尽きなかったそうだ。
前回も書きましたがこの人の本名は松井栄元氏。後に「キン肉マン」の二代目担当(初代は言うまでも無くアデランスの中野さん)となり、そこでは「〇〇万パワー」という超人強度を提案して一般化することになりました。だからなかなかのアイデアマンには違いありません。ただし「平松伸二先生 トーク&サイン会」で直接聞いた限りでは「最低な担当」とのこと。これは後に判明することに…

また1981年(昭和56年)の愛読者賞にて平松は学園仕置人みたいなことをやりたいと相談。
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そこで高校の先輩だったユキトウさんをモデルにして描きたいと話したら真髄は難色を示す。実在の人の名を使って顔も似せるのは問題があるからだ。けれど平松は反対意見を聞き入れようとはしませんでした。

一方、新アシスタントとなった猿渡哲也。机で寝ている最中に平松は彼の原稿を見て驚きを禁じ得ない。画力が更にアップしていたからだ。この時期、テニスボーイ・キャプテン翼・Dr.スランプ・キン肉マンとジャンプには新しい才能が登場するも、平松とカブる要素はない。けれど猿渡は同じにおいがする。
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そこで内なる悪魔がささやいた。才能が開花する前に潰してしまえ! と。そこでハサミを右手に突き刺そうとしたところで思いとどまります。って、これはさすがに想像でしょう。実際やってたら漫画家 辞めなきゃならない事案ですからね。ま、猿渡の才能はそこまで平松を追い詰めるものがあったってことで。

で、「リッキー台風」には真髄が提案した要素を加えて派手に推し進めるも、人気は期待したほどには上昇しませんでした。またユキトウが登場する愛読者賞の読み切り「ニートに翔んで」はブラックエンジェルズの雛形になった作品になりました。でも本になったのを見てビックリ! 名前が勝手に"立原"になってるじゃないですか!
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これに怒って殴りかかるも、チン攻撃に腰砕け。これが真髄の本性なのか? だからこそ「最低な担当」と言われる所以なのか!?
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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第14話
100ページの読み切り作「ミスター★レディー」に、ミル・マルコビッチを模したミロ・マンコビッチという下ネタキャラを描いた平松。後に全日の試合を観に行った際、マルコビッチ本人が怒って首を絞められる破目に…
これ、本当はミル・マスカラスなんだけどあえて別名にしてます(そりゃそうだ)。ただし怒ったのは本当らしい(タイガー戸口 談)。もっとも首を絞めるまでには至らなかったようですがね。

そのことを美奈子さんの父親に話したら大笑い。最初に会ったときと違い、平松と同じくプロレス好きなことが共感を得たようだ。話し合ううちに平松を信用したようで「娘を頼む」と晴れて結婚の許可が下りました! よかったね。
その帰り道、高校の一学年上の先輩だったユキトウを見かける。全国4位の秀才ながらメガネをかけた青白い顔は印象的だったので覚えていたらしい。はて、どういう漢字なんだろう? ユキトウ 雪トウ 雪藤…
平松に突如、天啓ともいえるイメージが降りてきました。
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普段はおとなしい性格でありながら、いざとなったらメガネを外して鋭い視線を送るキャラ・雪藤ヨウジ。まだ「ブラック・エンジェルズ」のタイトルはおろか影・形さえ浮かんでない時期に、このキャラのイメージが浮かんだという。それがやがて大活躍するのだから、インスピレーションとは本当に気まぐれなものだ。

「リッキー台風」はアクションを派手にしても人気は中位のまま。やがて高橋陽一が「キャプテン翼」連載のためにアシスタントを辞め、入れ替わるように来たのが猿渡哲也でした。
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手にしているスケッチプックには手の動きだけのデッサンがあった。その確かなデッサン力を見て、底知れない才能がうかがえた。そして将来 必ず怖いライバルになると思ったようだ。
遂に出ましたか! いや、1月14日にあった「平松伸二先生 トーク&サイン会」では出すことを聞いていたので 私としては「満を持して登場」って気持ちなんです。

そして三人目の新担当が来ました。
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チャラチャラしていい加減な性格という真髄 栄加元(まずい ええかげん)。後に「ブラック・エンジェルズ」の担当になり、ある意味最高で最低の編集者だったという。
はい、この人は本当は松井栄元という人。「キン肉マン」や後に「聖闘士星矢」の担当もしました。この人についてもサイン会で話されていて、平松先生にとっては最低だったようです。
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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第13話
『少年ジャンプ』1979年48号でドーベルマン刑事が終了。次回作に考えているのはプロレス漫画だと魔死利戸に告げる平松。「原作なしのオリジナルで!!」と強調したのは、以前の担当・権藤からキツイ言葉を言われたことに由来してます。
はい、それは5話でのことでしたね↓
そしてボクは外道マンになる オメエを漫画家として認めねえ!担当から辛い声

この当時、タイガーマスクはまだデビュー前だけれど既にプロレス熱は加熱中。新日は猪木が異種格闘技戦をやって、坂口・藤波がNo.2と3といったところ。全日ではテリー・ドリーのファンクス兄弟とブッチャーが"血の抗争"を繰り広げていた時期でした。よってプロレスものをやりたいと思うのはごく自然な流れと言えます。更に結婚に反対してる美奈子さんの父親もプロレス好きと知り、俄然やる気になって描いたのが「リッキー台風(タイフーン)」。主人公のリッキー大和は力道山をモデルにした力王岩の隠し子という設定。力道山が亡くなってまだ16・17年あたりの年だから、主人公にするに丁度いい年齢だったのでしょう。

こうしてドーベルマン刑事が終わってほぼ一か月後の1980年1号から早くも連載がスタートします。が、人気は中ぐらいに留まってしまう。これに魔死利戸は「何ンか違うんだよね」「もしかして楽してない!?」。
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魔死利戸の話はまだ続き、楽しんで描いちゃだめ。もっと苦しんで苦しんで、そのドロドロとした苦しみの中から"怒り"をエネルギーに漫画を描かなきゃと告げた。平松だって さすがにここまで言われちゃ黙ってられない。好きで入った漫画の世界で、オレは楽しんで描いちゃいけねえのかと反発。

そこで今度出る増刊にプロレスものを楽しんで描いて、成功させれば認めてくれるんだなということに。
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魔死利戸はソレを100ページ描いてと条件を追加。驚く平松ですが売り言葉に買い言葉。100ページを楽しんで描いてアンケートの断トツ1位を獲ってやると言い返した。こうして描いたのが「ミスター★レディー」だったのですが…結果は良くなかったみたい。
結局、平松は楽しんで描いたつもりでも、魔死利戸への怒りのエネルギーが描かせていたのだと自覚するのでした。

その「ミスター★レディー」で描いた内容で ひと悶着。全日の最強タッグリーグ戦の決勝日にコンタロウや ゆでたまご らと控室に入れてもらった。漫画内にあるモノを描いていたことで、モデルとなったレスラーから仕打ちを受ける・・・
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ちなみにこれはウソのようですが、失礼なものを描いたのは本当。実在する人にやっちゃダメだよねー。

尚、漫画内では「ミル・マルコビッチ」というレスラーですが、実際にはミル・マスカラスだった模様。話しかけてきた口ヒゲのレスラーはタイガー戸口(キム・ドク)に違いありません。念のため。
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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第12話
先の「平松伸二先生トーク&サイン会」において当漫画の今後の展望を聞かせていただきました。あの場に居た30名ほどだけが美奈子さんとこれからどうなるのかも知ってるんだよねー。もちろん書くわけにはいかないので知らないフリでレビューします。

改めて美奈子さんにプロポーズし、それを受け入れてくれたので平松は大喜び。美奈子さんの両親に挨拶に行くわけですが、父親は市役所勤めの公務員で相当な頑固者だという。ある程度の反対は予想していたものの、予想以上に厳しいことを言われて唇を噛むしかない平松。

そりゃ収入が不安定なだけに親が心配するのも当然っちゃ当然。まして70年代後期はまだ漫画家という職業が認知されてるとは言い難いし、自分が公務員という立場からすれば不安定な仕事としか思えないのだろうね。
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けれど平松だって負けてはいない。4年間の連載で蓄えた収入 約1億円の通帳を見せてアピール。どうやらそれがかえって癇に障ったようで、ますます反対されてしまいます。いったいどうすりゃいいんだよ…

そしたら衾(ふすま)が突然開いて入って来たのは平松の父ちゃん! いきなり平松をビンタですわ。金は見せびらかすものじゃないとのこと。…えーと、じゃあ人の家に勝手に入ってきたのはいいのでしょうか? と小一時間ほど問い詰めたいのですけど!
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美奈子さんの父親の前で土下座する父ちゃん。これにはさすがに父親も低頭平身するしかなく、この場は丸く収まることに。平松は涙するのですが、それは父親に思いが伝わらなかった悔しさか、父親の愛情に対する感謝だったのか──

それから二ヶ月。平松はドーベルマン刑事の最終回を描き上げた。加納が結婚式に向かう途中、怨みを持つ者に撃たれてしまい重傷のまま式場で真っ白になるラストでした。私はジャンプ掲載時の記憶で知ってるよ。式場になぜかマジンガーZが居たりしてね。
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その原稿を読み上げた後、平松を褒める魔死利戸。高校卒業して初の連載作で4年3ヵ月も続いたのだから今は自慢してもいいでしょう。その最終回はアンケート1位だったそうです。けれど既に新連載については決定してるハズ。だって5週後から「リッキー台風(タイフーン)」が始まるのですから(80年1号。ドーベルマン刑事最終回は79年48号)。ついでに言わせてもらうと80年5・6合併号から「Dr.スランプ」が始まります。魔死利戸はこっちで有名になるわけですね。
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