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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の55話
遅れましたが風都探偵のレビューです。おやっさんを殺したのはこの俺だと泣き崩れた翔太郎を抱きしめる ときめ。そしたら寝ちゃいました… 緊張してアルコールを過剰に摂取し、興奮状態になって一気に回ったらしい。そこに現れたフィリップ。時同じくして裏風都では万灯が、ミュージアムやWが誕生した経緯を話してます。奇しくも二人してビギンズナイト編を締めくくるわけですが、先ずは万灯の話からいってみよう。
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万灯は秀夫に「Wの恐ろしさを忘れないため」と、過去の経緯を話し始める。旧組織のミュージアム。家族全員、しかもペットまでもが組織の幹部だったという呪われし家族。長男である園崎来人(フィリップ)が地球の記憶を宿してしまったことから琉兵衛は狂気に憑りつかれてガイアメモリを開発し続けることに。

妻の園崎文音はこれに反発してシュラウドと名を変え、幼馴染みの鳴海荘吉を打倒ミュージアムの戦士とする。そしてあの夜に来人を連れ出そうとするも失敗。計画は とん挫したと思われるも、ここで計算外のことが起きた。
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左翔太郎の存在だ。翔太郎は迷うことなくジョーカーのメモリを選んでWに変身。結果、最悪の状況から最高の戦士が誕生することに。もしシュラウドの思惑通りに鳴海荘吉のスカルとフィリップのサイクロンでWになったとしても、最高の戦士になれたかは疑問。翔太郎のジョーカーだったからこそ最強の領域へと進化できたと万灯は評価します。
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それを踏まえてこう締めくくった。
私たちにも切り札(ジョーカー)がないと またひっくり返されるかも
まさかその切り札こそ ときめだった、ということなんでしょうか??
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それを裏付けるかのようなことを話すのはフィリップ。翔太郎は単にビギンズナイトのことだけを ときめに聞いて欲しいわけでなかったのだ。ときめのメモリは翔太郎と同じジョーカー。ジョーカーは最高であり最悪でもある二面性を持っている。だから将来 ジョーカーの運命に翻弄されることがあっても、反対側にある希望を失わずに頑張って欲しいと。
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鳴海荘吉の死はあまりに大きかったけれど、フィリップを心の通う人間へと戻した。そして生涯の相棒ともなる翔太郎にも出会えた。だから人生最悪の別れと最高の出会いが両方訪れたこの日を、「最悪の夜」ではなく「始まりの夜(ビギンズナイト)」と呼ぶようにした──ということです。

こうしてビギンズナイト編が幕。次回再開は一ヶ月後の6月24日発売号。超ビッグゲストが登場とのことだけど、どう考えたって鳴海荘吉役の吉川晃司でしょうよ。
風都探偵 (6) (ビッグ コミックス) 6月28日発売
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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の54話
ドラマ1話及び『MOVIE大戦2010』で描かれたビギンズナイト編もいよいよ佳境に。
「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」と言われても意味がわからなかった(らしい)翔太郎。けれど6本のメモリの中で一つだけがなぜか異様に目立って見えたので手に取った。それこそが「ジョーカー」でした。ドラマ終盤で翔太郎はこう語ります。
  どうやら切り札は 常に俺のところに来るようだぜ
もうこの時からジョーカーが翔太郎に渡るのは決まっていたと見るべきでしょう。フィリップは「サイクロン」を取りますが、やはり目立って見えたのかな?
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そして初めての変身! 吹き荒れる突風に攻撃ヘリは落とされ、ガイアタワーは半壊状態に。床が崩れて気絶状態のフィリップが落ちるものの、ファングが救助。えーいったい今までどこに居たの? フィリップを気遣ったシュラウドが密かに放ったと見るべきでしょうか。
島から脱出に至るにはファングジョーカーに変身。圧倒的凶暴性でマスカレイド・ドーパントはもちろんのこと、タブーも倒してしまうとはね。
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『MOVIE大戦2010』でも描かれなかった脱出法は、スカルボイルダーのハードスプラッシャー形態でした。事務所からわざわざ来たの? それにしては来るの早くね?? まぁここまで突っ込むこともないですね。
侵入者とフィリップを逃がしてしまった冴子。これを内心 喜んでいるのが若菜だ。
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絶対失敗しないイメージなのに大失敗したことを↑この表情で嘲笑します。実の姉妹なのに仲が悪いのが一目でわかる場面だこと。とてもアイドル活動してるようには見えないよ。
事務所に帰還した翔太郎。もう おやっさんは戻ってこない現実を急に感じたようで、おやっさんの定位置である椅子を前に泣き崩れます。
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おやっさんを…鳴海荘吉を殺したのは俺だと自分を責め続けるのでありました──
次回でビギンズナイト編は完結。いったいどのように締めくくるのでしょうかね。

前回、「(帽子の)似合う男になれ」と言って息を引き取った おやっさん。この『MOVIE大戦2010』では別の世界のおやっさんながら「帽子が様になるのは一人前の証拠だ」と褒められてます。翔太郎の成長を見守ってくれてたようで嬉しく思います。
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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の53話
一ヶ月ぶりの連載再開。物語はいよいよ佳境にさしかかります。
魔少年のもとにやって来た おやっさんと翔太郎。けれど少年はガイアタワーのインターフェイスから出ようとしない。琉兵衛の恐怖から逃れられないからだ。一方、翔太郎は少年が「地球の本棚」に入ってることを知る。そこで少年は悪に利用されてガイアメモリを作っていたとわかり、怒ったことを後悔するのでした。

少年を連れ出すには自分の意志で出るしかない。そのためには「彼の世界」に入らなければなりません。
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どうやったのかというと、スカルのメモリの解放。スカルの力を使ってる間は死んだ状態と変わらない。その生死が曖昧な不安定な状態を利用して「地球の本棚」に入ったと私は予想します。
おやっさんは少年に語る。自分の判断でここを出ろ、そして己の罪を数えろと。これにハッとする少年。琉兵衛から言われるままにメモリを作ってきたけど、それは悪いことだとようやく知ったようだ。
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更に名前が無いということで おやっさんはフィリップと名付けます。それは名探偵 フィリップ・マーロウから。自分の決断で推し量ることを期待してそう名付けたのでしょう。途端に精悍な顔つきになったフィリップ。もう言われるがままの人形ではない、強い意志が見受けられます。

こうして自らの意志で外の世界に出たフィリップ。さぁ後は脱出だけだ。けれどスカルになれなくなった以上はトランクケースのこいつに頼るしかない。だがそれはフィリップを戦いに利用するということ。それでは組織の奴らと一緒ではないか? と、躊躇したのがマズかった。判断が遅れて撃たれてしまう おやっさん!
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自分の帽子をそっと翔太郎の頭に乗せて「あの子を頼んだぜ」と後を託します。これは帽子を介して探偵の意志を翔太郎に受け継がせたという意味。翔太郎が帽子にこだわる理由の源になるのでした。

動かなくなった おやっさんに嗚咽する間も、敵は攻撃の手を緩めない。タブー・ドーパントが再び現れると共に、外からは攻撃ヘリによる機関砲で進退窮まった二人。けれどフィリップにはまだ奥の手がありました。
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悪魔と相乗りする勇気、あるかな?
いよいよドラマ1話に登場したあの場面へ! これはもう見逃せるわけがない!!
尚、1話はYou Tubeの東映公式で無料配信してますから冒頭シーンをご覧ください。
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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の52話
スカルとタブーとの熾烈な戦いは続いていた。タブーは幹部なだけに流石に強く、スカルもタブーから見れば初めての強敵に違いない。そこでタブーは賭けに出た。繰り出す破壊光球を束にして、スカルのメモリかロストドライバーを破壊するというものだ。対するスカルはスカルマグナムをマキシマムドイブにして対抗。
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結果、タブーは直撃弾を受けて変身が解けてしまいました。体力が回復するまて再変身できないようだ。片やスカルは避けようとしたところでマスカレイドが捨て身の足止め。やはり直撃してしまいロストドライバーが破損。スカルに変身できなくなってしまいました。両者痛み分けだけれど、ダメージとしては荘吉の方が上です。

一方、翔太郎はフィリップ(現時点では魔少年とも運命の子とも)と接触。感情を表に出さないので翔太郎は薄気味悪いとさえ思ってます。
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ところがトランクケースの中身を見て一変。見た事の無いドライバーとメモリに心が躍ってます。それを戒める翔太郎。お前が作ったメモリでこの街がどれだけ泣いているかと責めるも、「拳銃を作ってる工場の人間は犯罪者か?」と切り返されて反論できません。むしろ逆ギレで殴ってしまい、運命の子は装置によってガイアタワーに転送されてしまう。

戻った正太郎は おやっさんに怒鳴られる。運命の子を保護できなかったからだ。それを助けたくないと訴える翔太郎。街を汚すメモリを作ってるヤツを何で助けなきゃならないんだとして。
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そこを おやっさんは諭すように語り掛ける。あの子もこの街に住む一人の人間だ。悪いのはそう書き変えた奴らであり、あの子自体は真っ白な紙と同じ。本当なら母の胸に抱かれて降伏に育っていたハズ。だから助けてやれと。
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更に おやっさんは翔太郎の唯一 尊敬してるところを告げる。
それは弱い者に力を振りかざさず、むしろ手を差し伸べてやる…そんな性根だ。
これを聞いて目に輝きを取り戻した翔太郎。半人前の俺に おやっさんが認めてくれているところがあったんだ! だったら期待に添えなきゃ意味がない! おやっさんと共に運命の子を救出するため前に踏み出すのでありました。

というところで今回終了。次回は24号から再開──と言われてもGWを挟むことから約一ヶ月後でしょうかね。
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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の51話
小島に密かに建てられたビルに潜入した おやっさんと翔太郎。このビルの何処かに居る少年(「魔少年」とも「運命の子」とも言われてます)を救い出すのが今回の依頼だ。その依頼主が渡したトランクケースの中身を見た おやっさんは少し驚いたらしく、すぐ閉じてしまう。この様子から今まで一度も開けたことが無かったのだろう。

翔太郎が中身を訊いたら「ガイアメモリ」と一言。「人間を怪物に変える」ものがどうして? 翔太郎は驚くけれど、おやっさんもまたメモリと共にダブルドライバーも入ってることを教えないのね。前述しましたがシュラウド(文音)は鳴海荘吉とフィリップがWになることを期待して渡したものなのに、翔太郎がなってしまったため正直ガッカリすることになります。
そこへ非常アラームが鳴り響く。早くもバレてしまったようだ。
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園崎琉兵衛と冴子です。よりによって冴子がいる時に忍び込んでしまうとは運の悪い連中だと、琉兵衛は安心しきってます。まぁ実際そうなんだけどね。ガイアドライバーを巻いてタブーのメモリをセット。タブー・ドーパントのお出ましだ!
これを見た おやっさんは「これを持ってじっとしてろ。一歩も動くなよ」とトランクを手渡した。一人で戦うつもりだ。翔太郎は「正気かよ」と疑うも、あの能力を知らないのだから当然だね。

マスカレイド・ドーパントたちと対峙する おやっさん。ロストドライバーを腰に装着するわけですが、ここのところは「W&ディケイド MOVIE大戦2010」そのまんまのやりとりです。
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そしてスカルに変身。これを見た翔太郎は大いに驚いた。まさかおやっさんが骸骨男だったなんて! 更にアリジゴクの時も俺を助けてくれた。おやっさんはこの街を影から守り続けてきたんだと、その姿勢に敬意を表します。
そこに登場したのが少年。一歩も動くなと言われたけれど、あいつを助けときゃ おやっさんも俺のことを見直すぜと後を追ってしまったのがいけませんでした。
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初対面したフィリップ。まるで魂が抜かれているかのようだ。この少年との関りが翔太郎の運命を大きく変える!
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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の50話
三週間ぶりに連載再開。前回を忘れた人は↓ね
風都探偵 49話 半人前ぐらいには認められた翔太郎は晴れて探偵事務所入りに

その日、探偵事務所に出社した翔太郎は おやっさんが居ないのを見計らって帽子を拝借。ポーズをキメて遊んでます。おやっさんにとって帽子とは目元の冷たさと優しさを隠すもの。おやっさんへの憧れから被りたいけど、半人前のお前にはまだ早いと させてもらえないので隙を見てやってるわけね。

よく見れば ここぞという時に被る白い方のが無いし、調査道具のケースも無い。つまり単独で仕事してることに翔太郎は苛立つ。今になって思えばスカルになる必要があったから 置いてけぼりにされたのだろうが、当時からすれば一人前と認めてもらえないからだと思い込んでいた。それがアダになろうとは…

そこに聞こえてきた謎の音。どこから? と探してみれば謎のトランクケースの中からだ。鍵は指紋判別なので自分には開けられない。今度は事務所の電話が鳴って出てみれば依頼人からだという。どうやらケースの中には携帯が入っており、そちらに出ないから事務所に電話したとのこと。
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話しをまとめると
・このケースは依頼人がおやっさんに渡したもの
・地獄から抜け出すための切り札になるもの
はい。依頼人が誰なのか、ケースの中に何が入ってるのかは説明するだけヤボですね。

地獄と聞いてどんなヤマに関わってるのか不安になる翔太郎。それでいてこのケースが切り札となるならば、何が何でも渡すべきだと動きだす!
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おやっさんと関わりのある人たちの所を回って必死に足取りを掴み、とある船に潜り込んだことを突き止めた。ならば自分も乗るしかない! その船は厳重な警備が敷かれており、その連中もロクじゃないことがわかります。何とか忍び込んで船が着いた先は、巨大なビルが聳え立つ小島でした。
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見つかりそうになったところを助けてくれた おやっさん。ケースを持って来たことに「これもきっと運命だ」と、深く追及しません。ビルを指差して あそこは地獄だ、あの中に囚われている少年を救出するのが今回の依頼だと告げるのでした。
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そのビルの中では男(琉兵衛)と少年(後のフィリップ。現時点では魔少年と呼ぶべきか)が話していた。お前は地球の全てを学ぶために生まれてきた。ここはお前のために造られた施設だから存分に楽しむがいいと。それを従順に聞き入れる少年。彼らは何を目的にしているのだろうか!?
次第にビギンズナイトの詳細が明かされていきます。けれどそれはおやっさんとの別れも近づいてるわけで、複雑な心境です。
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『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の49話
鳴海荘吉は仮面ライダースカルに変身し、アントライオン・ドーパントとの戦いへ。街を汚した者への鉄槌は文字通りに「重い」! 繰り出すパンチやキックの一発一発がとても重く、アントはたじろぐしかありません。間をあけての毒針攻撃にはスカルマグナムで対抗。アントは堪らず砂の中へ。逃げたのではない。砂の中こそ奴の本来の力が発揮できる場所だからだ。

その通りに砂場のどこからでも攻撃できるためスカルは一転して苦戦を強いられる。
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捕まったスカルは養分を吸い取られようとするも、血も体液も全然吸えないとアントは困惑。しかも身体が冷たいんだと。これにスカルは「変身するのは…少しの間、死ぬだけだ」と謎のメッセージ。
これは本当に変身してる間は死んでるか、それとも悪を倒すためなら冷酷になれるという比喩なんだろうか? もっとも死んでいながら動ける理由が分かりませんが、それがスカルのメモリの特徴ならば理解できます。だから荘吉はあまりスカルになりたがらないのかと。

この後はマキシマムドライブでアントを葬りました。はい、間違いなく殺してしまってます。スカルになると相手を殺してしまうことからも、スカルになりたくない一因なんでしょう。きっと。目覚めた翔太郎は改めて弟子入りを志願するもやっぱりダメ。
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以後、小中高と進学しても相変わらず おやっさんは首を縦に振りませんでした。認められないイライラから荒れ始めて街の不良どもを叩きのめし、迷惑かけたのが当時は交番勤務だった刃野刑事だったそうだ。
ふーん、おやっさんと並んでジンさんも昔の間柄だったのね。それでいて仮面ライダーであることを教えないとは、余程 口が軽いんでしょう。

そんな翔太郎に転機が。不良に絡まれていた生徒を助けようとしたら、その子が野球部だったので下手なことはできない。結果、殴られ続けてボコボコにされてしまった。それを知った おやっさんは「多少は我慢ができるようになったな」と、弟子入りを認めてくれました。この仕事は綺麗事だけじゃない。自分のことより他人の為の我慢を選べるようになったいま、半人前ぐらいには認めてくれるそうだ。
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これを涙と鼻水を流して喜ぶ翔太郎。推定10年近く願っていたことが叶ったのだから、これぐらいは大目に見てあげましょうよ。高校を卒業してから事務所のお世話になって数年後、その人が現れる。
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シュラウドです。そして運命のあの夜、ビギンズナイトに流れ込むわけですな。シュラウドは本当は荘吉とフィリップとでWになって欲しかったことから、翔太郎には つれない態度をとりまくりー。