
『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の106話
正直、今回は説明が多くてダレました。よって簡潔に書きます。
フィリップから聞かされるのは財団Xについて。ガイアメモリの開発に出資していた悪の親玉のような存在でした。また後年の仮面ライダーでも時おり登場するなど、組織力の高さが伺えます。その財団Xが迷路棟を建築したというのだから翔太郎は驚いた。もっとも当時から「財団X」という名前ではなかったようだけど。

その証拠にとフィリップが取り出したのはデンデンセンサーでの解析図。迷路棟の中央には6メートル四方の床面積で、高さ12メートルに及ぶ謎の空間が存在する。この空間は高密度の特殊合金を使用しているそうで、建てられた100年ほど前にそのような合金を入手できるのは兵器を作れる技術があってこそ。財団Xはヘルスタイン博士の鬼才を不老不死の開発に役立たせるために迷路棟の中に偽装して作ったのだという。

今現在も博士が生きているかはわからないけれど、謎の空間の中には不老不死に関するデータがあるに違いない。シザーズ・ドーパントはそれを守る番人のような存在ではないかとフィリップは推測。
ではシザーズはいったい誰なのか? 考えられるのはこの三人。
・不動院春馬教授
・本条隼人の助手の羽柴ひろみ
・そして…本条隼人
これを聞かされ翔太郎は全否定。隼人は絶対にシザーズじゃないとヒートアップ。そもそも今回の依頼人は隼人なのだから、わざわざ捜査に頼むわけがないと譲りません。

けれど悲しいかな、照井が確かな情報を持ってきていた。隼人が准教授になる直前に研究の援助をした企業がある。そこが財団の隠れ蓑であると思われる企業で、しかも複数存在していたというのだ。こうした現状からもっとも疑わしいのは本条隼人というのが照井の考えです。
フィリップのみならず照井からも「疑わしいのは隼人」という見解に翔太郎は苦しむ。おやっさんからの助手になる条件とされたのが高校の卒業。けれど当時ヤンチャだった翔太郎なので勉強はからっきし。そこで泣きついたのが隼人であり、奴がいなければ高校は卒業できなかった。そんな勉強を教えてくれた大恩人を疑いたくないというので取った行動はダブルドライバーの返上。この一件についてはダブルにならならという決意の現れです。

しかし現実は悲しい。人に知られないよう辺りを見回してから隼人が取り出したのは財団Xのケース。やはり隼人がシザーズ・ドーパントなのだろうか?
友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?
(超獣戦隊ライブマンのOPのナレーターをほぼ抜粋)

『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の105話
冒頭は裏風都を拡張しているリアクター・ドーパントのヒカルから。幹部入りして間もないこともあってか、任された仕事はキッチリやっている模様。それを褒める秀夫ですが「ただの子供には見えない」というヒカルの言葉にピクリと反応。
こいつは危険だ…
スクリーム・ドーパントの一葉は殺人と照井にしか興味がないので権力や名誉に関しては無欲。でもコイツは違う! 腹の中では何を考えているのかわからず、何かしらの野心を感じると警戒します。
その際「これ以上、万灯さんの前で失点をするわけにはいかない」との発言は、66話~74話にて廃棄場の中にあった巨大機械を破棄せざるを得なくなったことを意味してます。
迷路棟を早くなんとかしろ…
できるだろ シザーズの力なら!
はい、今まで推定でしかなかったシサーズと裏風都が繋がっていたことがハッキリと確認できました。しかも言葉の意味合いから秀夫は迷路棟で何かを画策しているのは間違いないでしょう。

そのシザーズがヘルスタイン博士と入れ替わる格好でフィリップ・ときめ・亜樹子の前に登場。Wでも苦戦するのだから生身のフィリップたちが敵うハズもありません。何でも真っ二つにする切断攻撃がフィリップに届かんとした時にコイツが現れた!

エクストリームメモリ! すなわちガイア鳥です。プリズムエネルギーを全開にしたエクストリームなら奴の切断攻撃に耐えられると思って、ぶっつけ本番で試したのが功を奏したってわけですな。
これを見たシザーズは意外にも「二度とここに近づくな」と残して闇の中へ消えた。戦うのが厄介な相手だと思われたようでラッキー以外の何ものでもありません。
この後、本条たちが来たことで迷路棟から脱出できたフィリップたち。でもその瞳が険しくなっていることから、何か良くないことがわかったようだ。隼人たちを見届けてから事務所に戻った翔太郎は、部屋が重々しい空気になってる違和感を感じた。何かよくない知らせがあるのは間違いないだろう。

その前にと財団Xの話をし始めたフィリップ。迷路棟は財団Xと関係があったみたいですヨ!?

『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の104話
翔太郎の高校時代の親友だったという本条隼人。実は有名人だった模様。東風都大学の講師にして准教授であり、脳トレ本やクイズ本を出し、ニュースのコメンテーターやクイズ番組の回答者など多方面で活躍。あげくは「風都の抱かれたい男」で毎年ベスト3には入ってるんだとか。
そんな親友を持ちながら「こいつ俺の友達なんだ」と一言も言わなかった翔太郎。そういうシャイな性格だからこそ、カタブツの僕とは妙に気が合ったと隼人 自身が喋ります。あぁ、本当に二人は仲が良かったんだなぁ。
その隼人から「迷路棟の呪いの調査」を頼まれたならば引き受けないわけにはいきません! というわけで全員で迷路棟の中へ。ここで簡潔に説明するとこうだ。
・正式には東風都大学 H棟
・100年近く前に造られた八番目の棟
・その構造が迷路のようなので「迷路棟」と呼ばれている
・何度も改築を行い、歴史的価値を考慮して残す方針だった
けれど最近になって取り壊すことになってから切り裂き事件が発生するようになった。

館内の部屋割りを見たら なるほど、確かに迷路のようだ。フィリップが気付いたのは中央部分にある部屋。どこにも出入り口が無いのはなぜ? とゆーか、ここに部屋かあるってどうして分かったの?
隼人は呪いについてよく知ってる人物として上司を紹介。不動院春馬 教授だ。

その不動院教授が語る呪いの張本人とはハルバー・ヘルスタイン博士のこと。彼は迷路棟という城の王であり、いかなる権力も立ち入らせなかったそうだ。だからここを壊すことになって事件が発生するのは、ヘルスタイン博士しか考えられないと。
でも博士が失踪したのは50年以上前。それも当時で75歳だから生きているとは考えられない。
でも当時学生だった不動院教授は、ヘルスタイン博士が失踪する前に恐ろしいことを聞いていた。

僕はついに見つけたよ 死なない方法を…!
え? 死んだ博士の怨霊とかではなく、本人がまだ生きていての犯行かもしれないってこと? ガイアメモリが死なない方法だとしても50年前には無かったわけだし…。うーん。
話を聞き終えて外に出たらフィリップ・亜樹子・ときめの三人が居ません。どうやら迷路棟の途中ではぐれたようだ。
その三人は脱出しようとしても迷路のようなので出口が見つかりません。そんな時に ときめが「空間が乱れる」感じに襲われた。まさかシザーズ・ドーパントが来ちゃう!?

いや、それはヘルスタイン博士!
裏風都が死なない方法だったのか? それともやはりメモリを開発していた? 謎とミステリーが交錯してどーなっちゃうわけ!?

『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の103話
二ヵ月ぶりの連載再開! いったいどんだけ待たせるんだよ。
アニメ風都探偵
↑こちらでは誌面に載ってない翔太郎とフィリップのティザービジュアルを掲載。早いところアニメトレーラーを観たいものです。
ときめとデート中の翔太郎は、ときめが「空間が動く感じ」を察したのでそこに行ってみたところ上のドーパントと遭遇。いきなりバトルとなりました。そのドーパントは指をハサミのようしてチョキすると物体を何でも切断してしまう。

防御力の高いサイクロンメタルのボディを傷付けるどころか、接近戦用武器・メタルシャフトを切断して車体すらも両断してしまいます。この様子からフィリップは「九分九厘メモリは「シザーズ」だ」と断定。よってシザーズ・ドーパントと呼ぶことにします。
接近戦は不利とみてルナトリガーにチェンジ。遠距離戦で戦うことにし、いきなりマキシマムドライブのトリガーフルバーストを発射! 不規則な動きでターゲットを捕らえる追尾ビームは本来なら絶対に避けることは出来ません。が!

なんとビームさえも切断してしまう!
まるでギャグマンガなようなことをしてしまうとはスゴイやつだな。この後、シザーズは隙を突いて逃走。そもそもいきなりライダーと戦いになったわけで、望まない争いはしたくないということでしょうか。
翔太郎は ときめとデート再開したかった?けれど、近くの東風都大学で何かあったらしい。訊いてみたら「切り裂き魔が出た」とか。ならば先ほどのシザースが関係してる? 二人は大学生に成りすまして校内に潜入。どうやら迷路塔という場所で事件が起きたようだ。

はい、これがその迷路塔。普通のビルに昔のお屋敷みたいなのがくっついてる異様な雰囲気があります。新章はこの迷路塔が物語の舞台になりそうですね。ここでは今回のみならず何度も事件が起きているんだとか。
また翔太郎は懐かしい人と再会することになりました。

高校時代の親友だった本条隼人。翔太郎は高卒だったのに対して隼人はトップの成績でこの東風都大学に入学。現在は准教授をやっているんだとか。隼人は翔太郎が探偵をしていることを知っており、そこで調査を依頼する。それはもちろん迷路塔で事件が起きる謎。いったい何が迷路塔にあるというのだ!?

『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の102話
アニメ情報が解禁となり制作がスタジオKAIと判明しました。「ウマ娘二期」「スーパーカブ」などを作ったところなので一応は安心でしょう。気になるのは声優だけど…本人はさすがに難しいと思うので(ウォッチャマンあたりは本人かもしれない)差し当たりのないところでお願いしたいものです。
強敵だったディープ・ドーパントを倒し、出紋はただの老人に逆戻り。照井の許可を取って逮捕する前に訊き出したいのは万灯たち裏風都と ときめのことだ。無論 拒否するものの、人の助けを借りなきゃ生きてられない普通の人間に戻ったことを思い知らされて覚悟を決めた。出紋にとっても万灯に一泡 吹かせてくれれば余生の楽しみがあると思ってるみたいだけどね。
ところがリアクター・ドーパントがいきなり現れて出紋の左手を瞬間蒸発させてしまう。いやそれどころか!

オーロラ・スクリーム・ブラキオサウルスたち三幹部が勢揃いのほか、裏風都を開拓する無数のロード・ドーパントまで来ちゃった。恐らく裏風都の戦力のほとんどが現れたんじゃないだろうか。その目的はもちろん出紋だ。

殺したんじゃ償いもできない、けれど我々の街の「大地」になれば多少は償えるとして、出紋はロードのエサとなって生涯を閉じるのでした…
あの、こうなること予想できたよね?
地下から地上に引きづり出した時点で万灯が来ると分かってたハズ。これまでにも口封じのために消された人物が居るのだから、狙われてると理解しなきゃ。ともかく今回のポカは照井のせいだと断言してもいいとさえ思ってます。
翌日、翔太郎たちは不本意な結末に消沈気味。けれど ときめが元通りに元気になったことで「今回はそれでいいじゃないか」と気持ちを切り替えます。けれどフィリップだけは違いました。

「元気すぎる」と。出紋から連日に渡る洗脳を受けて従うようになっていた。にも拘らずこの元通りぶりに「回復が早すぎる」と違和感を感じずにいられませんでした。

また万灯は仮面ライダーたちへのお礼にと「計画を早める」と締めくくる。その計画が何かはわからないが、風都市に関わる一大事であることは間違いないだろう。
風都探偵(11): ビッグ コミックス 8月30日発売

『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の101話
Wの新たなるフォームはファングメタル! 出紋に対する怒りが生み出したといえるものです。見るからに左半身がメタルの輝きで眩しそうだ。尚、通常の「お前の罪を数えろ」は翔太郎が主体のため左腕でやるものですが、ファングはフィリップが主体なので右腕でやるという細かな設定があるんですよねー。
そのファングメタルの攻撃力は終始ディープ・ドーパントを圧倒! 一度すら攻撃を食らわないのだからもうやりたい放題といった感じです。

攻撃を食らってるディープからしたらたまったものではありません。
普通のメタルの堅さじゃない!
ファングとの融合で異常に強度が上がっているのか!
と、解説するのも一苦労な様子。ならば手段を選んでる場合じゃありません。支配下に置いた ときめに自決を要求してファングを離そうとします。が、ファングも伊達ではありません。先ほど天井に穴を開けたのは照井にこの場所を知らせるためのものでした。
照井はアクセルブースターに変身! Vシネに登場した、バイク能力を失った代わりに飛行能力を得た強化フォームです。エンジンメモリに備わっている「エレクトリック」「スチーム」「ジェット」の3つの特性 全てをエンジンブレードに纏わせた。

さながら巨大ドリルだこと!
このように強化したのはフィリップ。ときめを救出するには人が通れるだけの穴を開けなければならないので照井に任せたんでしょうね。
目論み通りに穴を開通させたアクセルブースターは自害しようとする ときめを助けてそのまま地上へ飛び去った。その際 ディープは「僕の女を! 返せっ返せぇーっ!」と狼狽。あのなぁ、自害させようとしたのはどこのどいつよ!? それに元々お前のものじゃねーだろ! 怒りのファングはトドメとなるマキシマムドライブを叩き込む!

ファングスピアバレッド!!!
空中に蹴り上げたディープ目掛けて、両肩によるショルダーファングを回転させながら突っ込んで行く荒業。さながら超電磁スピンといったところか。言うまでもなくディープのメモリは破壊されて出紋に戻ってしまいました。

照井に突きだす前に知りたいのは万灯と裏風都と ときめの秘密について。元秘書だけに話してくれたら貴重な情報になるのは間違いない。ただ、ここは地底じゃなく地上だから いつ万灯が口封じのために来るのかが心配です。

『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の100話
今週号の表紙&巻頭グラビアは声優の日高里菜さん。先の「さんまのまんま」に出演してましたね。そして巻頭カラーが風都探偵。連載100回記念ということでマグカッププレゼントもあります。
出紋の地底の王国に侵入したのはフィリップ! バカなっ!ありえない! と信じられない様子。
決まっているだろう? 「入口」を見つけたのさ
と、取り出したのは ときめが使ったスタッグフォン。説明はこうだ。
一度だけとはいえ地上に通信が届いたということは、電波が届く地下に違いない。それに王国の光と人工海岸の波があるということは、電力を得ているということ。そこで考えられるのが地下鉄。勝手に電気を得ているのだろう。電気を使っているのなら、それはもうフィリップの分野だ!

改めてフィリップについて語ろう。彼は転落死したけれど「地球の本棚」の力によってデータから再構築された存在の「データ人間」なんです。だから自分の身体をデータに変換してスタッグフォンに送信し、ここに来たというわけだ。
もっともドラマ最終回で人間になったので「元データ人間」だけど、そこはエクストリームメモリには肉体構造式が残されているためにデータ化できたという説明付き。
悔しまぎれにディープに変身する出紋。エクストリームはデータ変換する際に使ったのでここに飛んでくることはない。よって最強フォームにはなれないから勝てると踏んでます。
けれど二人は進化していた!

ファングトリガーに変身!
はい、65話で一度使ったフォームです。
風都探偵 65話 アクセル編完結! ファングの新技が勝負を決す
トリガーマグナムは使わず、ウルヴァリンのような爪を伸ばして撃ち出します。つまりニードルシャワー!
♪撃ちだせ怒りのニードルシャワー 戦えガッタイガー もう許せない
と、「戦え!宇宙の王者」を唄ったところで分かる人はごく僅かだろうな。
このニードルはディープの"すり抜け能力"を妨害する能力があって効果てき面。ファングトリガーのマキシマムドライブである「ファングスクリュードル」を使ってトドメと思いきや、軌道は大きく外れて地上まで穴が開きます。余談だけどこれが ときめが脱出できるルートになるんじゃない? だって ときめまでデータ化できないし。

軌道は"外れた"のではなく"外した"。ときめを人質にしたからだ。その ときめは投薬によってすっかりディープのいいなりになってます。この機を逃さんとディープはファングを痛めつける。けれどそれは翔太郎とフィリップの怒りに油を注ぐものでした。
もう一つの牙を剥く時だ!
…おう!
ディープは首を吹き飛ばすつもりで触手を放つ! が、触手は硬いものに阻まれ跳ね返された。

新フォーム・ファングメタルの登場だ!
攻防一体の鋼鉄の戦士となったその雄姿を見せつけるのは今だ!
記事の更新も突然止まっていますが、ひょっとして何かあったんですか?名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?107話はまだ出さないのですか?名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?名前的に裏風都ではなく、財団Xにより改造された仮面ライダーだと思う。名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?これで隼人がドーパントならなんか普通過ぎる展開じゃない?名無し「とある科学の超電磁砲」 美琴と潔斎さんとの馴れ初めが語られる支倉派はどうもこういう小細工が好きになれんな名無し風都探偵 104話 迷路棟の呪いと言われるヘルスタイン博士の謎死神博士に似ているヘルスタイン博士。
それを踏まえると、本条隼人の正体は財団Xに改造された初代仮面ライダー!?N