kenshin201002.jpg
『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第28幕
劍客兵器の拠点を発見した明日郎・阿爛・観柳の三人。剣心からは手を出すなと言われてるし、出したところで人数的に不利なのは目に見えている。このまま剣心が来るのを待つのが得策だというのに、観柳は見過ごすわけにはいかなかった。自分が育てた雅桐紋のブランドを勝手に使われているのが許せないのだ。
しかもこのまま事態が収束してしまえば雅桐紋は連中の紋印になってしまい、自分も連中の一味とされてしまうのは明白! ひっ捕まえて一筆 書かせてやると意気込みます。その協力の対価として「小樽での報酬の1/3ずつ支払う」と言ったら、二人の眼の色が変わったのは言うまでもありませんでした。

こうして明日郎は正面から堂々とカチコミをして陽動役を務め、観柳と阿爛は裏手からの侵入に成功。小銃を手にしたところで幹部らしき人物に一筆書けと要求します。ところがこの人、劍客兵器の「號持ち」でした。
kenshin201002-.jpg
ペンで本のページを破いたら、そのページは意志を持ったかのように舞って観柳の左手に突き刺さった! まさかの紙使い、読子さんなのか!?
kenshin201002-1.jpg
ヤツは記號本多 雨読(ほんだ うどく)。戦型は書・裏・剣だそうだ。破れたページは無数に舞い上がり、手裏剣のように二人に襲い掛かる!

無法地帯と化した小樽では剣心が孤軍奮闘。ほとんど一人で暴徒たちを片付けました。疲れた身体を休める間もなく、今度は明日郎たちのところに向かって立ち去っていく。
kenshin201002-2.jpg
その際のモブがこれ。またいつぞやの時のようにペン入れしてませんでした。なんでこうなるかなぁ?
最後は左之助と於野の戦いの続き。応急措置をして「二重の極み」をあと一発打てるようにした左之助。傷だらけになっても眼光を失わないその姿勢を見て於野は感じるものがあったようだ。
kenshin201002-3.jpg
お前を認めて部隊将に推挙すると、まさかの勧誘に出ました。お前は喧嘩屋などというちっぽけな器に収まる男ではないと、本気も本気のようです。何よりお前は明治政府を良しと思ってはいないだろう、我々と手を組める余地はあるハズだと正攻法で詰め寄った。こう言われて左之助が思い描いたのは 濡れ衣でさらし首となった相楽総三。あの悲劇を繰り返さないためにも手を結ぶべきか否か、左之助の胸中はは揺れる…
スポンサーサイト



kenshin200908.jpg
『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第28幕
左之助と斧號(フゴウ)の於野冨鷹との戦いの真っ最中! 於野は劍客兵器が作った『猛者人別帳』から「二重の極み」の項目を思い出す。二重の極みに対抗し得るのは二重の極みのみ。その手段を持たぬ我が狙うのは死角となる手の甲! と、攻撃目標を手の甲に変更。が、それを見切った左之助も瞬時に腕を捻って正拳から昇拳へと切り替えた。

二重の極みは破断戦斧の横っ腹にヒットして砕くものの拳に裂傷を負う。血が噴き出したとはいえ武器を失った好機を見逃すわけにいきません。そのまま どてっ腹にトドメの二重の極みを打ち込もうとしたら…
kenshin200908-.jpg
於野の目が真っ赤になったと思ったら左手の指の四指の長さが斧のように平行になり、そのまま袈裟斬りに振り下ろす!
二重の極み 破れたり!!
肩から腹にかけての裂傷で血が噴き出した左之助はそのまま倒れてしまいます…
kenshin200908-1.jpg
…今のは何だ…? 床は血で染まりながらも左之助は問う。死に際の冥土の土産として於野は正直に答えてくれました。あの技は裂斧掌(レップショウ)。四指が等しい長さにめり込むまで砂鉄を十万回穿って得たものだそうだ。簡単に言えば「手刀」だけど指が平行なことから「斧で割った」という格好になりますね。

でもそれを引き出したのは目が真っ赤になった行為。話せば長くなるので割愛しますが「赫力(セキリョク)」とのこと。
kenshin200908-2.jpg
劍客兵器はこの赫力を幼少のころから常に意識して修練し、自らの意志で赫力を操ることが可能。この力を自身の戦い方に組み込んで一瞬必殺の一撃に昇華させるんだと。

死に際にしては再三と情報を聞き出してる左之助。いや、実は旭が影から裏声を使って質問を出していたのです。これによってしばらく寝たままでいた左之助は体力を取り戻していました。
kenshin200908-3.jpg
不発と思われていた二重の極みは、於野の手首のサポーター?を破壊してました。お互い手の内を晒したので五分。次の一撃で決着と意気込むのはいいけれど、どう考えても怪我をしてる分だけ不利だと思うのですが…
kenshin200805.jpg
『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第27幕
小樽の街が雅桐銃によって無法状態になってると知らされた剣心は、左之助を残して帰還。江州久(えすきゅう 『ジャンプSQ.』だからね)組に聞いて来たと、集英組の組長を問い詰める。問い詰めるといっても本人たちにとってはカチコミも同然。早速 雅桐銃で応戦するも、剣心は逆刃刀の柄の先端「柄頭(つかがしら)」の部分で弾丸を受け止めて弾き返す! スゲー!こんなこと出来たんだ。

負傷した組長は観念して銃の出所を話すも期待外れ。数日前に素性の知れない黒頭巾から渡されただけで、それ以上のことは知らないそうだ。万事休す!? そこに現れたのは観柳でした。
kenshin200805-.jpg
自分で作った「雅桐」のブランド名?を勝手に使うどころか、奪い取ろうとする行為に激怒している模様。ここんところは商人としての魂が許さないんでしょうね。ではどうするか。一番弟子と勝手に決めている阿爛に「自慢の頭脳と理論で劍客兵器の居所を推察してみせろ」と丸投げしちゃいます。もちろん阿爛は応じる必然性はないものの、そう言われりゃ応じたくなるってもんですよ。
kenshin200805-1.jpg
一方、残った左之助は劍客兵器の斧號(フゴウ)の於野冨鷹と戦ってました。左之助は両手で拳を繰り出すも、全て片手で受け止めたり いなしたりして全く引けを取りません。それどころか斧のような破断戦斧を振り回して左之助を壁まで吹っ飛ばす!
もちろんこの程度でくたばるわけがなく、二重の極みで臨戦態勢へ。
kenshin200805-2.jpg
ならばと於野も戦斧の構え"破"の姿勢に移行して両者激突。その行方は…次回に期待!

場面は阿爛に戻って頭脳をフル回転。銃からは大して手掛かりは無し。けれど入っていた箱にヒントが隠されてました。それはエゾマツの実。北海道にしか生えていない松の実が梱包材の一部としてあったということは本土で調達したのではなく、北海道内で梱包したに違いない! 大量の物資の運搬となると河川であり、小樽なら勝納川。観柳が初めて劍客兵器と会ったのも川沿いなことから、拠点は勝納川の近辺では? との考えに至りました。
kenshin200805-3.jpg
観柳はこれをグッジョブサインで喜びます。阿爛もまんざらでもないみたいなことから、こりゃホントに弟子になっちゃうかもね!?
kenshin200708.jpg
『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第26幕
雅桐刀を流通させていたのは まさかの武田観柳だった! 劍客兵器が絡んでいたと分かり、剣心たちはこのまま一味が現れるのを待つことにする。が、敵もさる者。糸電話のような「聴術・千里絲脈」を使って待ち伏せはお見通し。これ以上の情報を漏洩させないためにも観柳に刺客を差し向けた──

一方、明日郎と旭は小樽の街で買い出しに。そこではいつぞやのヤクザたちがまた争っていたのですが、銃声が鳴り響いて唐突に決着。今度は雅桐刀ではなく雅桐銃が出回ってるらしく人々は大騒ぎ。安価で銃が手に入るのだから我も我もと買い求め、店を襲撃して商品を掠奪する者まで現れる始末。結果、小樽の街は無法地帯になりつつあった…

アジトでは観柳が阿爛を弟子に勧誘していた。君には商才がある、私とよく似ているなどと熱心に誘うも、阿爛は聞く耳を持ちません。犯罪者の言う事など信用ならないというところか。けれど次の言葉が胸に突き刺さる。
kenshin200708-.jpg
お金は色々なものが買えるけれど肌の色や髪の色は買えないと聞かされて、これまでの過去がフィードバック。異人とのハーフである阿爛は髪の色が違うことから、何度も辛い目に遭ってきたのだ。観柳はそれを見抜いて金さえあれば人並みに、それ以上にも成れる。金こそがこの世で最も平等で公平、私と一緒に金を稼いでみませんか?と、言葉巧みに誘い込んだことから阿爛の心は大きく揺れる。

そこでもって明日郎が帰還し、いま小樽の街が大変なことになってると報告。
kenshin200708-1.jpg
剣心は雅桐銃はお前の仕業だろうと観柳に詰め寄るも、当人は全く知らない様子。それもそのハズ、劍客兵器が雅桐のブランドを勝手に使って銘柄を奪うつもりだからだ。そこに現れた刺客! 斧のような奇妙な形の刀を持ってることから新井赤空の殺人奇剣だろうか。
剣心は急いで街に戻ることにし、刺客に対するのは左之助。
kenshin200708-2.jpg
刺客は斧號(フゴウ)の於野冨鷹。左之助と同じく武術の使い手みたいです。二重の極みを知ってることから苦戦は必至か1?
kenshin200604.jpg
『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第25幕
雅桐(がとう)との接触に成功した明日郎・阿爛・旭たち。雅桐からは凄腕の剣士の紹介料を前払いでもらう一方で、剣心からは雅桐と直接会える機会を設けたという褒美の金を請求するとはおぬしたちも悪よのう。ニシンで一攫千金の夢は破れたとはいえ ただでは起きないというところか。

いざ直接面談に向かう途中、手下に雅桐の名前を訊いてみたら倫倶(りんぐ)だそうだ。雅桐で倫倶… ガトーリング… ガトリング…はて、以前そんな奴がいたっけ。
kenshin200604-.jpg
武田観柳じゃねーか!! 映画じゃ香川照之が演じてたな。
ガトリングで予想がついて、そのまま登場したから「やっぱり!」と思ったね。まさかの再登場に やはり驚いたよ。
観柳は隠し財産を方々にバラ巻いたことで死刑は回避したものの樺戸集治監(札幌刑務所)に五年間収監されていた。そこを劍客兵器の実検戦闘の混乱に乗じて脱走。逃げる途中で劍客兵器の宝號(ほごう)・霜門寺 瑠璃男(しもんじ るりお)から刀をタダで貰い受ける…のではなく
kenshin200604-1.jpg
私は商人だからタダで貰うことはしない。これで買い取ると、お金を取り出しました。脱獄したばかりなのにどうして金を!? 実はこの金は看守用の便所の底から漁ったものだそうだ。身を崩しても商売魂は健在だったってことね。
霜門寺はそんな観柳を気に入ったようで、今も取り引きが続いてるそうだ。

やはり劍客兵器だったか! 剣心の予想が的中です。剣を渡すことで社会に与える影響力はどう出るのか、この点についても実検していた模様。劍客兵器は週に一・二回 向こうから接触して来る以外、居所も連絡先も不明と聞いては剣心は待つしかありません。しばらくここで待ち伏せるとして作戦を練るのですが…
kenshin200604-3.jpg
霜門寺はこれを盗聴していた!
糸電話の原理で、家屋から繋がれていた糸から会話をバッチリ聞いていたとはかなりのものだ。これにより剣心の計画は破綻。むしろ逆に裏切者には制裁を与えるつもりらしいから気が抜けないな。
kenshin200501.jpg
『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第24幕
小樽で安価で出回る雅桐刀(がとうとう)。劍客兵器と繋がりがあるのか知らないけれど放ってはおけないと剣心たちは調べるも、全く手掛かりが掴めません。明日郎・阿爛・旭の三人は調べると言いながら向かったのは漁港。そんなことよりニシンを運ぶアルバイトで金儲けしようというわけだ。
ところがその結果が↑の画像。たった二時間で阿爛は体力が尽きてグロッキー。明日郎は腹が減って動けなくなり、元気なのは旭だけ。といっても旭は生臭いのが嫌だからと、途中でサボってただけ。結局 三人とも金儲け失敗でしたー。

そこに現れた不審な男は雅桐刀のバイヤー。一振り 十銭という破格の安さに興味を示した阿爛です。
kenshin200501-.jpg
興味というのは買う・買わないではなく売る理由。たった十銭でも売ろうとするには何かしらの理由があるわけで、それを辿って行けば雅桐刀の秘密に辿り着けるかもしれない。
僕は文明開化の申し子 井上阿爛! 頭脳と理論で勝機を掴む!
活躍できる機会が少なかった阿爛だけにここぞのアピール! お金儲けの話がしたいと、雅桐という人に会わせてくれるよう頼みます。

連れて行かれた一軒家。入るなり襲われるも、並みの相手ならば明日郎と旭の敵じゃありません。もっともこれは単なる脅しで相手も本気じゃなかったようだけど。
売れなくなってる雅桐刀をどうするつもりかと阿爛は問うと、番頭が見せたのは豪華な装飾を施した雅桐刀。美術的価値で今度は勝負するつもりらしい。けれど阿爛はそれを一蹴。街の大半の人は鑑賞や道楽のために雅桐刀を買ったのではない。あくまで自警・自衛のためだ。中身が同じならば多大な在庫を抱えることになるだろうと警告します。
kenshin200501-1.jpg
ならばお前はどうするつもりだと訊かれての返答がこれ。この先に売れるのは刀ではなく剣術だと!
刀を手にしたところで場慣れした侠客には到底叶わない。キチンと扱う手段を身に付けなければ ただのお飾りだ。そこで道場を開設して腕を磨かせる代わりに月謝を徴収。そうすれば安定して収入が手に入るだろうと力説します。

この解説には一同が納得。その中に壺の中から拍手する珍妙な人が居ました。
kenshin200501-2.jpg
その人こそ雅桐の本人。用心深いので初見相手には姿を見せないそうだけど、壺の中からジャジャジャジャーンってハクション大魔王か。いい着眼点だとするも剣術を教えるほどの達人がここにはいないんだそうだ。でも我々は知っている! と明日郎。超絶凄腕の剣客が一人いる。紹介料前払いで教えますときたもんだ。
kenshin200501-3.jpg
で、剣心ですよ!
上手い具合に担ぎ出された格好だけど、知りえなかった雅桐と直接会える機会をセッティングしてくれたのだからまぁいいんじゃないかな。今夜零時の面会で剣心が会うのはいったい!?
kenshin200414.jpg
『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第23幕
随分と出遅れましたが るろ剣レビュー。2月号以来三ヶ月ぶりの掲載となりました。結局あの下書きのままの掲載は何だったんだろうな。
ヤクザ同士の闘争を仲裁しようとしたら、小樽の老若男女の誰もが刀を持って警戒してきた。なぜ全員が刀を持っている1? 一体この小樽で何が起きているんだ!? 剣心たちの疑問は増すばかりだ。

ともかく仲裁しようと思ったら左之助が代わってくれた。まだ凍座との戦いのダメージが残っているので疲労回復に務めろというわけだ。ヤクザは刀を振りかぶって突進してくるも、左之助は素手で刀をへし折った! 質の悪い なまくら刀だったようで、二重の極みを使うまでも無いらしい。この勢いのままヤクザをKOしたことで争いは終了。見物人たちも散り散りとなりました。

剣心は刀の謎を訊かんと小樽の役場へ赴いた。役人いわく、ニシンの一大漁場と本土からの物流港となった小樽は今や北海道一の繁栄地。これに比例して荒くれ者たちも多くなったことで治安が悪化。更に劍客兵器による樺戸集治監(刑務所)襲撃の脱獄囚たちも加わったことで治安の悪化はパンデミック状態! もはや警察はアテに出来ない状況に陥ってます。
kenshin200414-.jpg
そんな折にすごく安価な刀が入ってきました。その名は雅桐刀(がとうとう)。なまくらながら数が多く何より安いことが最大の特徴で、治安の悪化を恐れた住民たちはこぞって雅桐刀を買ったんだそうだ。その結果が先ほどの光景というわけね。
kenshin200414-1.jpg
では一体どこから出回ったのか追跡調査をしてみたら、一周回って先ほどの役人。押収品を横流ししていたとは何ともいただけない話だこと。結局 出先はわからず終い。これが劍客兵器によるものなのかもわかりません。剣心は思う。雅桐なる男は相当したたかであると。

さて、その頃の明日郎たち三バカは何をしていたかというと──
kenshin200414-2.jpg
雅桐刀の出先を調べてると思いきや、ニシンを集積所まで運ぶアルバイトをしてました。そもそも小樽に来た目的が「お金儲け」だけに、この機会を逃すまいとするのは当然のことだろう。
でもさ、こういう時に限って出先を見つけちゃう展開になったりするもの…だよねぇ??