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『週刊ヤングジャンプ』連載、「ウマ娘シンデレラグレイ」の63R
トレセン学園生徒会室に来ているタマモはシンボリルドルフと会話していた。先日、小宮山トレーナーが話してくれたことを本人がもう一度 説明しているのだろう。
おー もう決めたことや
達観したかのようにサバサバしていることから散々考え抜いてからの答えなのが伺えます。
悔いの無いレースを
当然や!

都内某ホテルでは有馬記念に出走するウマ娘たちの記者会見が行われようとしていた。となるとトレーナーも顔を合わせるわけで、六平は奈瀬トレーナーと会話する。彼女の父親とはライバルというより「敵」な存在だったことが既に語られてましたけど、今回は珍しくも六平の過去が語られました。
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工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工 これが若かりし日の六平かよ!
その手腕はまるで魔術とまで云われた伝説のトレーナー
フェアリーゴッドファーザー 六平銀次郎

ちょwww 笑っちゃうんだけどスゴ技なトレーナーだったことはわかりました。

ディクタストライカはオグリに「探し物は見つかったのか?」と問う。もちろんどうやって身に付けるのか悩んでいた"領域(ゾーン)"のことだ。
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けれど北原トレーナーやカサマツの皆と久しぶりに会ったことで何か得たものはあったらしい。
諦めるのはやめた
と、笑みを浮かべる。

そこに入って来たのがタマモ。見かけは相変わらず明るいけれど、こういうやりとりがありました。
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ディクタが美味しいリンゴを勧めても遠慮して食べません。これは史実において食が細くなったことを指しているのだろうか? 関西馬のタマモはG1レースごとに関東に運ぶのは負担が大きいので、ジャパンカップ後は早めに関東に移動させた。けれどこれが災いし、慣れない環境のため体調を崩して食べるものも食べなくなったことがあったのですよ。

この後、タマモはオグリを呼び出して有馬記念に関して意味心に話し掛ける。
その年 活躍した最強のウマ娘が一堂に会する文字通り最強決定戦
このレースを有終の美とするウマ娘も多いらしい

こう切り出されてオグリも何を言いたいのか予想がついて青ざめる
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やはりタマモはこれを最後にするそうだ
史実においてはオーナーが早くタマモの子供を見たいというので年内で引退が決まってました。当漫画においては何が原因になるんだろうね?
ウマ娘 シンデレラグレイ 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 12月17日発売
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『週刊ヤングジャンプ』連載、「ウマ娘シンデレラグレイ」の62R
オグリが連れていかれたのは中山レース場。有馬記念が開催される場所で、今日は六平が貸し切ったので存分に本番さながらのトレーニングが出来るという。うん、事前にコースを知っていればイメトレも出来ることだし、事前練習としては申し分ないですね。「中山の直線は短い」ことはゲームで知った知識だけどな。

そこに先回りして待っていたのはまさかの北原トレーナー。六平に頼まれて来たらしい。ちゃんと中央のことは勉強してるというので場内施設を案内します。その中でもオグリの表情は晴れません。
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例によってタマモやオベイにあって自分には無いものが見つからず、ジレンマにより自信を失ってる様子。それを見た北原はカサマツ時代とは別次元の悩みだと悟る。ウマ娘でも頂点に立つ者だけが得る「何か」についてはは知らないし教えられることも無い。けれど俺達ならば出来ることが、いや、俺達だけしか出来ないことがあるとして今日の練習相手を紹介します。
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フジマサマーチ、ノルンエース、ルディレモーノ、ミニーザレディの四人です
あの、一度ならず二度もオグリに勝ったマーチはともかく、いわゆる「3バカ」は需要あるん? まぁ仲良くなったのはいいけどさ。特にノルンは今や熱烈ファンと化しているので心強いね。
この陣容は六平の希望だったようで、"領域(ゾーン)"というのはつまるところの熱中状態。様々な条件はあるけど一つだけ確かなことは「走ることが好きである」こと。それを思い出させるために懐かしのメンバーを呼び寄せたということです。
ちなみに北原は中央へのトレーナー試験に落ちたそうだ。なーんだ落ちてたのか、てっきり合格したと思ってたヨ。
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でも全然 諦めてません。何度だって挑戦すれば良いだけの話だ!
これを聞いたオグリは何かを掴んだみたい。今までは切羽詰まった感じだったものの「何度だって…」との意見に視野が広がったみたいですね。
その一方で生徒会長のシンボリルドルフに面会者が現れます。
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それはタマモのトレーナーの小宮山さん。今までにない真剣な表情です。まぁ何を言おうとしてるのかは想像がつきますが、あえて書くのはやめておこう。

ところで12月5日に中京競馬場で開催するチャンピオンズカップを生で見ようと座席を申し込んだのですが、残念ながら落選しちゃいました。おとなしくテレビで観戦することにします。
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コロナによって県外に出ることがこの1年あまり無かったけれど、久しぶりの県外がここだ! オグリキャップの故郷である岐阜県の笠松競馬場に行ってきましたー。知ってる人は知ってるだろうけど騎手・調教師による馬券不正購入やセクハラなどの不祥事により運営を八ヶ月間自粛。このまま閉鎖される可能性があったものの9月に再開し、10月から観客を入れての復活開催となりました。

着いたのは開場約30分前。にも拘らず待ちわびて並んでるのが上の画像ね。入場して売店のおばちゃんいわく「こんなに人が居るのは久しぶり」だそうだ。そりゃ基本、平日開催なので今日のような祝日じゃないと行けない人が多いからでしょう。客層も思った以上に小さな子連れの親が多いこと。イメージ的におっちゃんばかりなところがあるけれど、実際にはそうじゃありませんでした。
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入場してすぐ、左側にあるのがオグリキャップ記念像です。これで今回行ったメインイベントを早くも回収した気分(笑) 像の正面には読みにくいけど「オグリキャップよ 永遠に」と彫られた台座にオグリのタテガミが収納されてました。将来、クローン技術が進んだら、このタテガミからオグリを再生するんですよね?
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一般的な売店。おでん・焼き鳥・串カツなど ほぼ1つ100円でした。『シンデレラグレイ』1巻207ページにあったカウンターの店は発見できず。コロナや長期の自粛閉鎖で閉店してしまったかもね。
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競馬場の風物詩と言えるかもしれない予想屋のおっちゃんの屋台(って言うの?) 1レース100円、全レース600円ぐらいで売られてました。左側面と後ろに屋号が書かれてます。
場内を巡って気になったのは閉鎖されている馬券売り場がやたらに多いことでした。これは昔と違って手売りから自動支払機に代わったこともあるでしょうが、それにしても多すぎて寂しい情景になってるのは否めません。それとこれは私自身の問題で、『シンデレラグレイ』コミックス1巻を持って行って描かれている実際の場所を撮らなかったのが悔やまれる!
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最後に、入場者プレゼントとして飛騨牛ビーフカレーを貰いました。調べたら約1000円もするやつなので驚き! 入場料タダなのだからこれだけで充分に行った甲斐があったってもんです。入場料タダは今年いっぱいまでなので行ける人は行ってみてください。
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『週刊ヤングジャンプ』連載、「ウマ娘シンデレラグレイ」の61R
ジャパンカップが終わり、各ウマ娘はそれぞれのレースに向けて動き始めた。ディクタストライカは早朝からランニング。有馬記念に向けてストイックに自分を追い詰めている感じだ。スーパークリークは推薦で有馬行きが決定。「私にはトレーナーさんがついてますから」と、奈瀬トレーナーに全面的な信頼を寄せてます。それはいいんだけど当日にアレをやっちゃうんだよなぁ…
ヤエノムテキは皐月賞以降の成績が振るわず、日本ダービーでは4着、菊花賞では10着と惨敗。これを踏まえて有馬での出走はしないと宣言。
今は自らの適性を確かめる時 己を見つめ向き合う事こそが肝要!
トレーナーはこれに応え、G1ではなくG2の鳴尾記念への出走を決めるのでした。ちなみに史実ではこれに勝利しています。
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さて、オグリはというと前回の続きから。「私は…勝てないと思う」と心中を吐露。タマモやオベイと比べて私は明らかに違う。何かが足りない。それを掴まないと私は勝てないと声を絞り出します。
六平はこれを「領域(ゾーン)」だと推測。時代を創るウマ娘が必ず入ると言われているもので、その領域に足を踏み入れると感覚が研ぎ澄まされて普段と比べものにならないほどのパフォーマンスを発揮できるといわれている。

とはいえこの「領域」の会得法なんてあるわけがなく教えようもない。けどな
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俺達にもやれることがあるとベルノライトに告げたのは、領域などに頼らなくともオグリを強くすればいいってこと! こうして六平とベルノは有馬までの一ヶ月間にやれる事を全てやるつもりだ。
ベルノが目を付けたのは中山レース場の攻略。ゴール前180mから70mにかけて高低差2.2mもの坂が設けられている。
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心臓破りのこの坂はスタミナがあっても登り方を間違えたら勝ち目がないと、ここの攻略法を見つけようとします。うーん、坂道って攻略法があるの? ここのところはイマイチわかりません。
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そして三人目の協力者と成り得る人物から電話。笠松の北原トレーナーだ。どうやら中央でのトレーナー免許が取れたらしく六平に連絡した模様。となるとオグリの心強い味方になるのは間違いないわけで、「足らない何か」を見つけられるかもしれないね!
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『週刊ヤングジャンプ』連載、「ウマ娘シンデレラグレイ」の60R
ジャパンカップが終わり一ヶ月後の有馬記念に向けての舵を切った…んだけど、オグリの気持ちはここに在らず。ドアに気付かず壊してしまったり、お昼休みが終わっても おかわりを続けるなど、ぼーっとした日々が続いているらしい。タマモに負けたショックが続いているかもしれないけど、「それだけではないように見える」とチヨノオーとメジロアルダンは語る。
うーん、やはり以前 言っていた「私に足りないもの」を考えての無気力状態なんですかね?
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片やオグリのサポート役であるベルノライトは、オベイユアマスターの動画を観直していた。彼女のライバルへのリサーチ度は想像を遥かに越えており頭を下げるしかない。私がもっと頑張って情報を入手していれば、オグリが勝てたかもしれないと後悔しきりです。そこでトレセンに入学した当初に出会ったヲタク三人組と接触。火中の栗を拾う思いで、彼女たちが読む本から何か得ようとするのでした。
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またこちらは二位に終わったタマモ。いつも呼ぶ「タマちゃん」ではなく「小宮山トレーナー」と呼んで、「話があんねん」と改まる。思うに、次が最後という話だろうことは想像に難くありません。

最後は六平が有馬記念に向けてのブリーフィングを行ってました。注物はタマモにディクタストライカ。
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本来オグリの脚質はストライカと同程度なのに二人は競ったことがありません。これが最初で最後の戦いになります。
そしてタマモ以降のライバルとなるスーパークリーク。3000mの菊花賞を制したスタミナがあるだけに中距離の有馬において無視できない存在だと釘を刺します。
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こんな話をしていたらオグリが突然「私は…勝てないと思う」とネガティブ発言。「何か」を見つけない限りオグリは自信を取り戻せないかもしれないね。
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『週刊ヤングジャンプ』連載、「ウマ娘シンデレラグレイ」の59R
オベイユアマスターの勝利で終わったジャパンカップ。ならばレースの後のお楽しみはウイニングライブですよ。楽屋裏でタマモに頭を下げるオベイ。今までの非礼もあるだろうが、テープが焼き切れるほどリピートして研究し尽くした上での勝負なのにギリギリで勝利した。その諦めない勝負強さに心から尊敬するとしての礼でした。

正面から礼をされて照れるタマモ。互いにやれることは全部やった上での結果なので特に遺恨はありません。
案外 ウチら 似た者同士なんかもな
二人ともすっかり打ち解けたようですね。けれど こういう↓続きがあります。
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もっと強くなって戻って来たときにはまた走ってくれるかな?  としたオベイに、タマモはちょっと口をにごしながら「機会があったらな」と返答。うーん、どうやらタマモは身を引くことを既に考えていたようです。オベイは史実では来年もまたジャパンカップに参加しますけど勝つことはできませんでした。
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数日後、来日してたウマ娘たちが帰る時がやってきました。こちらは美人同士で仲良くなったエラズリープライドとゴールドシチー。エラズリーは8着、シチーは12着と見せ場のないまま終わってしまったけれど後悔はないようです。「今度は雑誌の撮影も一緒にやろう」と話し掛けるも、シチーはあまり乗り気ではないらしい。何か外国にコンプレックスでもあるのかしらん?
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またこちらは病院に入院してたトニビアンカと、お見舞いに来たムーンライトルナシー。優勝候補でありながら5着に終わったものの、骨折しながらこの成績は立派じゃないかな。ファンによる多くの花に囲まれてトニビアンカは思う。
しばらくここでゆっくりするのも悪くないかもな
はい、これは史実において社台グループが買い取って、種牡馬として日本に残ったことを意味してます。むしろ種牡馬として成功した功績の方が高かったように思いますけどね。
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そして物語はG1 三連戦の最後である有馬記念へと移ります。既に引退を決めている?タマモと、またしてもタマモに勝てなかったオグリ。ここにディクタストライカとスーパークリークも絡んでくるわけで、一層と激しさを増していきます。
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『週刊ヤングジャンプ』連載、「ウマ娘シンデレラグレイ」の58R
ミシェルマイベイビーが三位を死守せんとした矢先に抜いていったのはオグリキャップ! ラフプレーに近い接触行為に敗れて後方に沈んだと思いきや そうではありませんでした。ここでレース前に六平と交わした約束が活きてきます。それは「想定外の事態が起こったら、すぐに「いつものレース」に切り替えろ」というものでした。
つまり先行策はミシェルマイベイビーの接触行為で失敗したから、いつものスタミナを温存して後方一気の末脚勝負に切り替えた。後方に沈んだのではなく、いつもの「追い込み」に変えたから直線になるまで待機していたということです。

こうしてタマモクロス・オベイユアマスター・オグリキャップの三人はゴール前まで もつれ込みます。
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おっちゃんのためにも負けられないタマモ。活躍できる場所を求めて日本に来たオベイユアマスター。
自分を証明する為に!!
♪ キミと 走り競いゴール目指し 遥か響け届けMUSIC
  ずっとずっとずっと想い 夢をきっと叶えるのはいま!

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勝ったのはオベイユアマスター!
日本に来て遂に念願のG1に勝利しました。それでこそ陰で努力してきた甲斐があるってものです。
一方、タマモは8連勝でストップ。特にG1は3連勝(宝塚と天皇賞 春と秋)だっただけに残念です。
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そしてまたしてもタマモに勝てなかったオグリ。タマモとは1と4分の1バ身差。何が私に足りないのかと自問自答しても答えは出ませんでした…
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このレースをテレビ観戦していたディクタストライカは「そういう意味じゃねぇんだ…」と、オグリに足りない何かを知っているみたい。一ヶ月後の有馬記念にそれが活かされるのだろうね。つーか、有馬はオグリとストライカが初めてにして唯一 争うことになるレースなわけで、注目せざるを得ません。
 12月17日発売