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『月刊マガジンZ』に2001年から連載されている「仮面ライダーSPIRITS」。この作品を紹介するにあたって"何を今さら"と思われるかもしれない。
だが昭和の仮面ライダー(この場合スーパー1やゼクロスまでを指します)を見て育った世代にとってこの作品は思い出がオーバーラップして泣けるんです。3巻までは各ライダーの登場編、4巻からはゼクロス編へと移りますが今回は1号が登場する1巻1話をご紹介。

尚、4月23日には少年マガジンにて掲載された「仮面ライダーをつくった男たち」が発売されます。価格が750円と、ちと高いのはたぶんインタビューとか写真とか載るのではないかと。また同時に「仮面ライダーSPIRITS」12巻と、休刊してしまった角川書店『特撮エース』掲載の「仮面ライダーEVE」が何故かマガジンZコミックスとして発売されます。

第一話「摩天楼の疾風」 滝和也、仮面ライダー1号・本郷猛登場
滝和也。かつてライダー1号・2号と共に戦ったFBI捜査官。ショッカーやゲルショッカーを壊滅させニューヨークへ戻ったものの政府高官は社会的影響を考え、そういった怪人による破壊活動は無かったものとしている。よって滝は閑職へ回され暇な日常に飽き飽きしていた。

そんな滝の楽しみはスラム街の子供たちに仮面ライダーの活躍を語ること。
ライダーパンチ こいつは岩をも砕く そしてこいつがとどめ ライダーキック!! これで怪物どもはいちころってワケさ
目を輝かせて聞く子供たちを前に滝は「戦友(とも)よ・・・ お前はいまどこで戦ってる・・・
と、当時のことを思い出し懐かしむのだった。

そんな子供たちに近づく新任の神父。だがその正体は蝙蝠(こうもり)怪人だった。市民や子供を蝙蝠に改造して住民を襲わせている。その中には滝の話をよく聞いてくれるスパイク少年もいた。助かった少年は叫ぶ。「なんで仮面ライダーは助けに来てくれないんだよぉ!!
怒りに燃える滝は神父のいる教会へ単身乗り込む──
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ガシャーン! 教会の窓をバイクに乗って現れた人物。仮面ライダー?
いや、それは滝が扮した仮面ライダーだった(顔は仮面ライダーの原型となった「スカルマン」のドクロをモチーフにしているのがマニア受け)。
ライダーが居ないのなら俺がライダーになるしかない!火薬の仕込んだ武器で殴りつけるライダーパンチ!、スタンガンを込みこんだブーツで蹴り込むライダーキック!、滝は奮戦するもののやはり怪人には敵わない。最大の危機を迎えたその時
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kamenraider-1バイク音とともにヤツが現れた!
スマンな・・・・滝 遅くなった
本郷猛である。すばやく変身して1号となり滝のもとへ向かう。
敵は多いな 滝・・・
いや・・・・・・たいした事ないか・・・・ 今夜はお前と俺でダブルライダーだからな
もうここんとこで泣いた人は数知れず。やはりライダーはピンチになった時に現れるヒーローなんだと再認識です。

蝙蝠怪人と一戦まみえた後、怪人と改造蝙蝠は一斉に外へ逃げ出す。数多くの改造蝙蝠にニューヨークはパニック状態。そこへライダーが次々となぎ倒す。その姿を見て滝の話を聞いても嘘だと思っていた人たちが本当だったと思い直す場面は気持ちいいですね。
最後は滝の400kgバイク&電光ライダーキックにより蝙蝠怪人は葬られる。二人は新たな戦いが始まる予感を胸に再会を喜ぶのだった──

この1話の主役は紛れもなく滝である。番組にて戦闘員とは渡り合えるものの怪人には敵わないシーンは再三見た覚えがありますが、今回はここでもそれが再現されてます。まぁ生身の身体で怪人と戦うのはムチャかもしれませんけど今回のように熱い場面でしたら俄然応援したくなりますね。滝はこの後もレギュラーとして登場しインターポールとライダーとの橋渡し役を演じるとともにライダーたちと共に戦っていきます。
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