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『ヤングチャンピオン』連載、平井和正/原作・泉谷あゆみ/作画「ウルフガイ 狼の紋章」1巻が先月末に発売されました。
多くの人が一度は読んだと思われる平井和正氏の人気作「ウルフガイシリーズ」。その中でも最初期のヤングウルフガイ「狼の紋章」を「コミックマスターJ」「アクメツ」の原作者・田畑由秋氏が現代を舞台に脚本にし、泉谷あゆみ氏が作画したものです。

博徳学院中学の教師・青鹿晶子は夜中に一人で出歩く少年に注意を促す。彼は野性味おびた精気を発散しており近寄り難い雰囲気があるも、青鹿は教師としての立場から跡を着けて行くと何十人もの男たちに囲まれてしまう。どうやらその少年と因縁があるらしい。
鉄パイプやバットでボコボコにされる少年。少なくとも重症は免れない状態になるも
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平然と立ち上がってくる姿に一同は驚く。頭に血が昇ったリーダー格の男は今度は自動車で少年を跳ね飛ばす。今度こそ死んだと誰もが思ったとき、そいつは出現した
明らかに人間ではない野獣が男たちを蹴散らしていく。ライオン? 虎? 熊? いや、都会のど真ん中に出現したその野獣は巨大な狼だった──

ウルフガイの醍醐味である獣人化現象を1話から惜しみなく用いて文字通りに掴みはOKな出だしです。中学生の犬神明は正真正銘の狼男。月齢とともに体調が変化する特徴を持ち、新月では普通の人間と変わらない体力なものの満月では弾丸だろうが砲弾だろうが寄せ付けず(注)獣人化現象さえ引き起こす超人と成る。
(注) 怪我をしないわけではなく怪我をしても瞬時に組織が再生するほど細胞が活発化する。尚、不死身に近い狼男でも首を切断されるか2/3以上の出血では死亡してしまいます。

タフである以上、必然的に暴力描写が生生しく描かれるのは仕方ないところでしょうか。そもそもハードボイルド小説に暴力は付き物ですから。
博徳学院中学に転校してきた犬神明は学園を牛耳るヤクザ幹部の息子・羽黒獰と必然的に対立していきますがこれは2巻からということで。
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ところでこの作品は1973年に映画化されてます。犬神明に志垣太郎、羽黒獰にはこれが映画デビュー作となる松田優作でした。興味ある人はご覧になってください。
またこの単行本、田畑由秋氏のHPによるとAmazonの中古で3000円するそうです。これは熱烈ファンが多い作品だけに初版が欲しい人の気持ちなんだろうか。
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狼の紋章 立ち読み版(原作小説の冒頭部分がそのまま読めます)
ウルフガイ・ドット・コム:平井和正公式サイト
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