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私は滅多にテレビドラマは見ないのですが、今、コレだけは見ているものがあります。それは『ガレリオ』。福山雅治扮する天才科学者が警察から相談された不可解な事件──頭が突然燃え上がった若者・幽体離脱して見えないものを見たという少年・心臓だけが腐った死体などを持ち前の優れた頭脳で科学的に解き明かしていく推理ドラマです。
こういった雰囲気の番組で忘れられないのが昭和40年代前半に円谷プロが作った『怪奇大作戦』。これは怪獣が出てこない特撮番組で『ガレリオ』と同様に科学を使った犯罪に科学で謎を解き明かしており(故・岸田森の演技は見事という他ない!)私はコレが大好きでした。

そして今回の「東京事件(トウキョウケース)」。夏に発売したもので今まで紹介しそびれてしまいましたが『ガレリオ』の影響でようやくお話しできます。
時は昭和44年ごろ。死んだハズの脅迫・爆破事件の犯人、草加次郎が再び現れて犯罪を重ねる。草加次郎とは歌手の島倉千代子事務所に延焼物を送りつけたり爆破事件を重ねた実際にあった事件の犯人の名です。

なぜ死んだ人物が再び現れたのか、この謎に挑むのが歴史科学研究所、別名『浦島機関』。民間人や警察からの出向者から成り立つこのメンバーは誰もが不思議な能力を持つ。
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宮川友紀子─時間を30秒さかのぼることができる(30秒 時間を止められる)
疋田幸造─物を触ることでその過去にあった場面・人物を念写できる
三枝和美─間違いのない予知夢を見る
浦島正木─浦島機関のリーダー。精神のみ27時間前の自分に移動できる(27時間後に起きることが分かる)

旧日本軍が秘密裏に「時間を兵器化する実験」をしており、この情報は完全に封印されたもののその流出は始まっている。その一端がこの草加次郎事件であり、過去からやってきて犯罪を犯しているというのだ。こういった時間を超えた犯罪に挑むのが歴史科学研究所の任務である。
実はリーダーである浦島正木が旧日本軍での実験に関わっており、戦時中の東京に実際には原爆が落ちたものの浦島が時間を修正して無かったものとされている。これが『東京事件(トウキョウケース)』と呼ばれるもので作品上最大の謎となってます。浦島の精神のみ27時間前に移動できる能力はこの時の後遺症らしい。
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この作品は昭和20~40年代に実際にあった事件を題材にしており前述の草加次郎事件を始め、昭和27年のもく星号事件、昭和23年の光クラブ事件、昭和43年の三億円事件、昭和45年の三島由紀夫割腹自殺などが登場。現在、ディエゴスティーニから『週刊 昭和タイムズ』が発刊されてることですし、ちょっとした昭和の歴史を知る上でも興味深い作品です。
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