
遂にゾンビらが邸宅を襲撃。総力戦となり沙耶の両親は最前線で立ち向かう

『月刊ドラゴンエイジ』連載、「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の第15話
今回は鞠川先生とありすが描かれた着せ替えカバーが付録になってました。特に○巻用とはなく「EX」となってますから1~3巻の好きなのにお使いいただけます。
先月号のラストで起こったとんでもない事態。アメリカが中国や北朝鮮に向けて核ミサイルを発射したことを受け、ロシアも応じるように核を発射する。日本上空を飛ぶ核をイージス艦は迎撃するが撃ち漏らした核が成層圏で爆発してしまう…
突然、車が動かなくなりケータイやパソコンなどの電子機器が全く使い物にならなくなってしまった。これに乗じてゾンビたちがバリケードを突破。安全だった高城の邸宅に危機が迫る!
なぜこうなってしまったのか、それは電磁パルス(通称 EMP)。詳細はここを読んでくださるとして、ともかく核爆発による電磁パルスによって電子機器は焼き切れてしまい使えなくなってしまったのだ。これにより今や電子制御が欠かせない車も動かないので逃げることもできない。
右翼の家だけに頑丈な門構えではあったが数え切れないゾンビによって鉄扉ごと倒される。一斉になだれ込むゾンビに逃げ惑う人々! この中には3巻で目立っていた、彼らは病気であって治療して治そうと理想ばかり言っていた口やかましいオバサンも含まれます。しかーし、あえなくゾンビの生贄に…南無。(でも内心はザマアミロと思ってしまったことは内緒だ)

沙耶の両親は敵中突破して隣家に移動することを決意。部下に的確な指示を出す一方で孝に
「ためらわず自分の道をゆくのだ!!」
と、親を探しに行くよう諭す。更に
「平野君 …娘を頼んだぞ」
と告げ、うなづくコータ。よもやの別れの言葉に驚く沙耶。何か言おうとする沙耶を制したのはママだった。
「あなたを平野君や小室君にお預けするのが親としてのただ一つの我がまま! そしてそれにすら罪悪感を覚えている!
お願いだからこれ以上苦しめないで!」
子供の身を案じない親がどこに居ようか! しかし自分らには他の皆を守らねばならない役割がある。だから孝たちに沙耶を託したのだ。
沙耶は泣きそうになりながら両親に向けて叫ぶ。
「パパ! ママ! 大好きよ!」
孝たちは用意しておいてくれた軍用の水陸両用車に乗り込む。これはEMP対策を施してあるので問題なく稼動するのだ。ゾンビの群れから脱出した沙耶が乗った車を見届けながら両親はつぶやく。

「行ったか」「ええ 私たちの娘が… 愛すべき若者たちと共に!」
「もはや 後顧の憂い無し!!」
思い残すことは何も無いと軽い笑みを浮かべながらゾンビの群れと対する両親に未来あれ! つづく
もう今回の主役は間違いなく沙耶の両親です。泣けるしカッコイイし言うことありません。こういう両親を持った沙耶は幸せ者ですよ。
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