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今回は表紙がメイド服! 内容も今までには無かった二次元萌えの友達・咲妃(さき)が主役です
『小学五年生』連載、やぶうち優先生の「ないしょのつぼみ」5期の第5回
今回は性教育な話は一切無し。でも今までに無かった、多感な年頃の人は経験するだろうというお話です。

本屋で漫画を立ち読みしていたつぼみの友達・咲妃(さき)はショック。大好きな漫画「乙女王子」が来月号で最終回と知ったからだ。ちなみに「乙女王子」の主人公・左京くんは男なんだけど見た目は女の子という設定で、一時はドラマ化の話もあったらしい。
「まんがはまんがだからアリなのよ!」
と力説する咲妃。二次元萌えの彼女はこの作品の大ファンで単行本全部を持っており、左京くんを"左京きゅん"と呼んでいるほど。原作のイメージが壊れる実写化なんてありえないと思っていた。

ところが同級生の新一がからかわれて髪を束ねられた姿を見てビックリ!
 左京きゅんそっくり! うちのクラスにこんな逸材が眠っていたとは──ッ!!
二次元萌えだった彼女の前に左京きゅんそっくりの現実少年が登場したのですからそれは青天の霹靂と言うべき事態!
新一は他の男子と比べて下品なふるまいや言葉使いをしないし、いつもセンスのいい服を着てるし、何より一人称が「ボク」ときている。こんな新一だったら実写の左京きゅんになったとしても文句はないわ! いや、むしろして!!
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そんなこと思いながら帰宅してみたら母が大事な左京きゅんの本を読んでいた。
「咲妃もやっぱり"そーゆー趣味"なのね。わかるわー、お母さんも昔、女装とか男装に憧れた時期があったもん」と思ってもみないことを聞かされる。なんで憧れちゃうのか? 男の汚いとこにも、女の嫌な部分もない、中性的に見えるから? それとも存在自体がある意味 理想(ファンタジー)だから──?

やがて新一と一緒に物を運ぶ機会が訪れた。近くで見るとやはりそっくりでニヤニヤしてしまう咲妃。
「…あのさ、ボクに気があるの? 授業中とかボクのほう見てるだろ? ボクとしてはつきあってもいいけど」
こんな言葉をいきなり投げかけられて現実に引き戻された咲妃。
 左京きゅんはそんな俗っぽいこと言わない!
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しょせん現実(リアル)は現実…!! やっぱりまんがは、まんがだからいーのよっっ!!
と、涙しながら走り去る咲妃。ただ一人、取り残された新一よ哀れ…
一ヵ月後、「乙女王子」は第二部がスタートすると知って咲妃は嬉しがる。「これでまた とーぶん生きていけそーだわ!」と話す彼女は、小五にして早くも腐女子の雰囲気を漂わせていましたとさ。  つづく
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