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『モーニング』連載、「ラキア」の1・2巻です。2巻が出たばかりなのでこの際まとめて紹介です。
いきなり一言で片付けるなら"壮大なファンタジー"ですね。キリスト教をベースに家族・周辺の人々・やがては世界中の人々まで巻き込んでいくだろう、ルナという少女の数奇な運命を描いてます。

アメリカの砂漠を家族で旅行していたルナ。家族が乗った車はルナが離れた一瞬の隙にトレーラーに追突され、ルナを残して全員即死というショッキングな事態に。ところが7年後──何事も無かったかのように死んだハズの家族が存在し、ルナが明るく暮らしていることから読者は??

こんな「掴みはOK」な1話から始まるので目が離せません。描かれているBoichi氏は「サンケンロック」「HOTEL」などが代表作。緻密な線画と定評あるアクションで知られており、この1話でもトレーラーとぶつかった際の細かな破片や飛び具合が緻密に描かれていて迫力ある場面になってます。
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家族が生き返ったのはルナが契約した、旧約聖書に出てくるアプラクサスという怪物(悪魔?)が原因。この契約によって更なる悲劇が続いていくというのが大体の流れになります。
どうしてルナがこの怪物と契約することになったのかはまだ不明ですが1話冒頭にある「エリア51で見学した石」が関係してくるのは間違いないところでしょう。

話の根底にあるのはキリスト教で、ルナの知らないところでキリストを母体とした邪教が出てきます。この邪教は血を求め、偶然にもルナがその標的に…
それに立ち向かうのがこれまたキリストのトップシークレット機関。ルナの同級生がその一員で、誘拐されたルナの救出に銃撃戦の大アクションが繰り広げられるのが2巻の見どころとなります。ルナの周辺でなぜこうも血が流れるのかはやはり契約が原因なんだろうか!?

オカルト・宗教・SF・アクション…様々な要素の中にちょっとだけコメディも取り入れ、それをBoichi氏のきめ細かな描写で描いているこの作品は読み応えたっぷり。機会があったら一読してみてください。
ラキア 1 (モーニングKC)  ラキア 2 (モーニングKC)
ラキア 1 (モーニングKC)  ラキア 2 (モーニングKC)
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