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『月刊マガジンZ』に連載していた「偽書 ゲッターロボDASH」が休刊に伴い『ヤングアニマル嵐』に移籍。タイトルを「偽書 ゲッターロボダークネス」と改め、「DASH」で連載した分を1冊にまとめたのがこの「始動編」です。

過去何度もアニメや漫画となったゲッターロボですから今さら説明することもないでしょう。変形合体ロボの元祖として不動の地位を築いた作品です。私は初代を本放送で観ていた世代でして、最初に観たのは2話から(1話は見逃した)。そこで驚いたのは爬虫類嫌いのムサシがゲッター1の足だけで走って逃げる姿。「なにこれ?」って思うとともに"足だけが走ってる"ことに強烈な印象を覚えたことを記憶してます。
「るろ剣」の和月伸宏氏はゲッターが好きなことを公言しており、「武装錬金」にてカズキの持つ突撃槍・サンライトハートはゲッター1の顔に似せた模様でした。

全ては8年前に始まった。長野県浅間山の早乙女研究所が謎の大爆発を起こし緑色の光が日本の大地を覆う。大勢の命が奪われたものの影響はこれだけに留まらず、草木や動物・鉄やコンクリートなどあらゆる物質が蕩(とろ)けてくっついてしまう"ゲッター線照射障害"に残された人々も生命の危機に脅かされていた。

さらにその影響なのか「イデア」と名乗る怪物ともロボットとも思える生命体が登場し、圧倒的な力で人々を襲っていた。日本の誰もが希望を失ない絶望していたとき、そいつは現れた!
その少年の名は了(リョウ)。機械の両腕を持っておりとても人間とは思えない力でイデアを倒していく。そして姿を現すゲッターロボ! 全てを取り戻すためゲッターロボの戦いがいま始まる!!

ゲッターロボを操縦するのはリョウ・ハヤト・ムサシの三人。名前は変わらないもののムサシが美少女な点が過去作品と一線を画します。ハヤトも普段はクールだけどキれると危ない性格の持ち主でして、いつも精神安定剤を服用してたりします。でも石川賢氏の原作では大臣暗殺を目論む学生運動家(その設定だけで時代が判ります)ですから原作に近づいた設定とも?

描いてる西川秀明氏は「職業・殺し屋。」で知られるようにバイオレンスアクションを得意とした画風です。これは石川賢氏と共通していることから思ってる以上にゲッターの世界(というか石川賢氏の世界)とマッチしてました。手足が飛び散るグロい演出とかね。

そしてアニメを観ていた人なら懐かしさを感じてしまうのが謳い文句。ゲッターロボの活躍シーンにて主題歌を彷彿とさせる(そのまま書いたらJASRACから請求されるので微妙に歌詞を変えてるのがミソ)アオリが大きな活字で書かれてるのです。
見たかっ 合体っ!! ゲッターロボだっっっ!!!
GET 奪取(ゲット) ゲッター(奪還者) ゲッターロボっっっ!!!!
なんてアオリを見せられたんじゃ燃えざるを得ませんよ! アニメじゃなく原作の石川賢版のイメージを組んだこの作品、懐かしさを感じたいなら是非!

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