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『週刊漫画ゴラク』新連載、作/永井豪「激マン!」の第1話
タイトルからして"それって何てバクマン。?"と思ったら大間違い。永井豪先生自らが描く、漫画家人生の回顧録です。その最初に紹介されるのがデビルマン。1972年当時何があったのかというと──

巻頭カラーでいきなり牧村美樹の裸! 入浴中に悪魔に襲われ(微妙に今月号の「デビルマン対ゲッターロボ」とリンクしてます)連れ去られようとする美樹を、「デービィール」と叫ぶやデビルマンに変わる不動明!

このアニメを試写室で観ているのは"ながい激"。デビルマンの原作者だ。この作品は登場人物や雑誌名は変わっても、作品名はそのまま使われるようです。アニメ1話の完成試写の感想を織り交ぜながらこの当時の連載作品とかが語られます。デビルマンってNET(現 テレビ朝日)土曜の夜8時半から放送だったんですよ(ちなみに8時からは人造人間キカイダーでした)。これというのも当時の怪物番組「8時だヨ!全員集合」に対抗するため。実際に当時観ていた私の思い出からすれば、8時半は全員集合のゲスト歌手が歌ってる時間帯なのでどうでもよく、オープニングからしっかり観てましたね。

1972年当時、少年キャンプ(ジャンプ)で「ハレンチ学園」、少年チャンポン(チャンピオン)で「あばしり一家」、「少年ヨンデー(サンデー)で「あにまるケダマン」、少年まんが人(マガジン)で「オモライくん」、週刊ゴング(少年キング)に「スポコンくん」と、全少年誌に5本の連載を持っていたそうです。さすがにキツイことから「スポコンくん」は一ヶ月ほどでやめたそうですけど全少年誌に同時に連載を持ったのは永井豪先生が初めてらしいですね。

デビルマンの企画は「魔王ダンテ」から。悪魔が主人公というマンガは斬新なのでこれをアニメにしたいと帝映動画(東映動画 現 東映アニメーション)の有馬堅一(有賀健)が言ってきたのがきっかけのようです。
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ダンテのイメージだと悪魔そのものなので主人公らしくない。何度も描き直してアメコミ風にとの希望からパンツを履かせ、コウモリのデザインを顔に持ってきたのがテレビ版のデビルマンとのこと。
アニメ化が決まった以上、今度は原作を描きたいと直接交渉しに行ったのは「少年まんが人」の編集長・宮島徹也(宮原照夫)。「オモライくん」をやめてデビルマンを描きたいと申し出ます。「自分は元々はストーリーマンガを、それもSFマンガを描きたくてなった」「キャラはアニメと変え悪魔らしい悪魔にする」「単なるヒーローものにしない」との約束で少年マガジン版のデビルマンが生まれることに。
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当時、さすがに学生運動は下火になったものの「右手に朝日ジャーナル左手に少年マガジン」と言われるぐらい若者の支持を得ていたマガジン。「あしたのジョー」なんて よど号ハイジャック事件犯が「我々はあしたのジョーである」と言ったほどです。劇画タッチ重視の誌面構成においてテレビ版のデビルマンでは軽すぎる、だからあのような獣のような荒々しいデザインになったんですね。
次回はいよいよ原作版デビルマンが登場か! つづく
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