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『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン!」《デビルマンの章》の第2話
永井豪が"ながい激"と名を変えて自己の作品を回顧するのがこの作品。デビルマンは「魔王ダンテ」から始まった企画なことが前回語られました。ここで知っておいて欲しいのはアニメ版は脚本家の辻真先さんをメインとしてストーリーが作られ、漫画版は永井豪(この場合は ながい激)さんによって作られたこと。つまりアニメと漫画とではある意味 別作品と言えるものなんです。もっとも、重要な設定とかアニメに登場する妖獣などは両者が語り合って作ったんでしょうけど、アニメの脚本にいちいち口を挟むとかはしなかったみたいですね。

このようにして製作が始まったアニメのデビルマン。製作プロデューサーとしては漫画と違いすぎるのも困りものなので、あまり別物にして欲しくないのが本音。特にアニメの企画当初には全く存在しなかったにも関わらず、漫画では1話からレギュラー出演している飛鳥了とは何者だ、重要キャラなら最初に言っておいてくれと注文を付けられます。
こうして今回は飛鳥了の誕生秘話が語られました。

飛鳥了──それは全く出す予定のなかったキャラ。ゆえにアニメの基本設定にもあるハズがありませんでした。漫画を描き始めるにあたり「少年まんが人(少年マガジン)」の読者層に鑑賞し得るストーリーを考える激。「あしたのジョー」「巨人の星」といった重厚な人間ドラマが受けている「まんが人」において単なるヒーローものでは読者は納得しない。
  悪魔を読者に信じさせる手段は何か?
この結論がホラーや怪談話。現実と非現実との狭間にある怪談話から入れば読者は付いてくるだろうと考えました。ならばそれを主人公に聞かせる奴が必要なんじゃ? と考え出されたのが飛鳥了なんです。
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漫画版デビルマンの1話にて飛鳥が不動明に話したことを覚えている人は居るでしょうか。父親が自殺した・ガソリンをかぶり火をつけた・父の遺体の体重はなぜか生きていた時の倍はあった、という語りに不動明はもちろん、読んでる読者も引き寄せられたんじゃありません? 
飛鳥了とは悪魔の存在を知らしめ恐怖の世界へといざなう語り部だったんですね。その後 もっと重要なキャラへと変貌するのですがそれは後の閃きであって、ここでは割愛いたします。

こうしてデビルマン1話を描き上げ意気揚々とした激。そんな激に急ぎの仕事が入ってきた。アニメでデーモンの敵キャラを大急ぎで作って欲しいとのこと。
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脚本の辻真先さんがアニメ2話で女のデーモンを出してきたという。それに合わせて女のデーモンを描くことになるのですが…ってことは次回はシレーヌ誕生の秘話になるみたい。漫画・アニメ・映画(笑)と出てきた、デーモンを代表する人気キャラだけにどのように生まれたのかは大いに興味ありますね。 つづく
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