geki100701
『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン!」《デビルマンの章》の第6話
前回も書きましたけどこの作品は漫画版「デビルマン」の場面と、製作現場での回顧録とを織り交ぜながら進んでいるのですが、回が進むに連れて回顧録のシーンが少なくなって逆に描き直したデビルマンの場面が多くなってる気がする。今回なんて冒頭5ページが丸々描き直したデビルマンになっており、正直ガッカリです。それが悪いとは言わんけど読者の求めているのは「当時何があったか」の裏話であって、描き直したとはいえ今さら知ってるデビルマン本編を読むつもりはないのですから。

とはいえ読むべきところはちゃんとありました。飛鳥から"恐怖の遺産"を受け取る際に使われるあの部屋はどうしてそうなったかという点です。とその前に上の画像はながい激がネームを書くときの状況です。
 ・アイデアやネームは喫茶店を何軒もハシゴしながらやっていた
 ・アイデアノートとか一切使わない。いきなり原稿用紙にエンピツで描く!
 ・コマ割りも画面の構図もネームも一発で決めて変えない!
 ・頭に浮かんだイメージをそのまま原稿に写すだけ
…なんか凄いのですが。いきなり原稿用紙に描くだの、一発で決めて変えないだの、常人じゃとてもやれないことばかり。やはり前からの天才肌だったんでしょうね。
geki100701-
"恐怖の遺産"とは自分自身がデーモンになることだった。そうでもしない限り悪魔に対抗できる術はない! 問題はソレを行う部屋についてながい激は考えていた。何かもう一工夫、一ひねり欲しいと思案していたらなぜか若い人が大勢で踊ってるビジョンが見えたそうです。
geki100701-1
これは使えると採用したのがあのディスコのような地下の部屋。"恐怖の遺産"を受け取る重要な部屋とはどんなところかと思ったら、大勢の若い男女が踊っていただなんて意外すぎます。実際 私もソレを見てえぇ?と思った一人でしたから。
でもなぜあんなビジョンが見えたのか? それから20年近い後にこの時に見たビジョンとそっくりな場所を見たとのこと。──不思議なこともあるものですね。たぶんその場所での"想い"が20年前の自分と繋がったんじゃないでしょうか。「凄ノ王」を描いていた頃は幽霊や妖怪らしきものを見たということから、20年前の自分と繋がったとしても不思議じゃないかもしれませんよ。 つづく
スポンサーサイト