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『月刊ヤングエース』連載、原作/綾辻行人・漫画/清原紘「Another(アナザー) 」の1巻です。
2010年度版の「このミステリーがすごい!」国内編で第3位になった綾辻行人さんの同名の小説が漫画になりました。ミステリーホラーな内容が漫画家の清原紘さんの手によって 陰影のメリハリが美しくも怖く見えるように描かれており、久しぶりに絵で勝負する漫画を読んだ気がするな! もちろんモノクロだけでなくカラー原稿も私好みに美しく仕上がってます。「ジャグリ」の袁藤沖人さんが繊細な細い絵を得意とするならば、この清原紘さんは光と影のコントラストを上手く操っていると言えますね。

26年前、夜見山北中学にミサキという生徒がいた。
一年生の頃から周囲の人気者だったが、クラス替えで三年三組になったミサキは急に事故で死んでしまう。
だが、人気者の突然の死を受け入れられない同級生たちは“ミサキは生きている”フリをし続けた。ところが卒業式の日…、集合写真に実際にはいるはずのないミサキが写っていたという…。
そして――。 (裏表紙の解説より)

と、これが前ふり。この出来事の再来な出来事が起きていくことになります。
春になって母の生まれ育った街・夜見山市の夜見山北中学三年三組に転校することになった榊原恒一は持病が再発していきなり入院。級長らが見舞いに来たものの様子を探る雰囲気で何かよそよそしい気がします。良くなって登校してみてもクラスはどうも堅苦しいというか緊張感があるというか──誰もが何かを気にしている──空気で満たされていた。
そんなクラスの中に病院の地下で見かけた眼帯の美少女 ミサキ・メイを見つける恒一でした。
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日が立つにつれ友達も出来る恒一ですが、友達はやはり何かを隠してるというか言いにくそう。そこでミサキについて聞いてみたところ話をなぜかはぐらかされます。その事には触れないでくれという感じで──

恒一はミサキ自身に話しかけても「だいじょうぶなの これ」「気をつけたほうがいいよ」「三年三組ってクラスは死に近いところにある」などと話が繋がりません。いったいミサキは何を言っているんだ?
そして事態は徐々に明らかになっていきます。26年前の出来事とは恒一の母親が体験したことだった。それも同じ三年三組で。そこでいったい何が起きたのか? そして何が起きようとしているのかは貴方の目で確かめよう!

繰り返しますけどミステリーホラーなストーリーで読者を惹き付けると共に 白と黒のコントラストで魅了する絵にドップリはまってしまいます。こりゃオススメしますよ!

ところでヤングエースはこのコミックスを皮切りとした「秋の夜長の1巻フェア」を開催中。特製 抱き枕カバーなどの商品が当たります。詳しくは↓
YA秋の夜長の1巻フェア 開催中!
ここでA賞のミサキとかは可愛いくていいんですけどD賞はあざとすぎるだろ! いかにも狙ってる、狙いすぎという気がするな。しかも応募締め切りが来年1月末って秋の夜長どころか真冬じゃん! これじゃ商品が発送されるのは初春になりかねないね。
Another (1) (角川コミックス・エース 170-5)
清原 紘
角川書店(角川グループパブリッシング)
おすすめ度の平均: 4.5
4 万能鑑定士Qの事件簿を読んだので
5 ”ひどく異様な、とても美しい...”、ヒロインの姿が連想させられる一巻
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