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『週刊 新マンガ日本史』の35冊目「雷電為右衛門」です。
28日は『電撃大王』の発売日なので普通なら「超電磁砲」レビューですけど今回ばかりはこちらを優先しました。去年の夏、『週刊 新マンガ日本史』刊行のニュースが流れた際に大きく取り扱われたのが荒川弘さんが参加すること。当時 ハガレンが終了して次の仕事が何も発表されてなかっただけに注目されたのは当然と言えます。
その荒川弘さんが描いた江戸時代最強、いや、史上最強と謳われる力士・雷電為右衛門が遂に登場です!

私が雷電を初めて知ったのはNHKで随分昔にやってた「歴史への招待」という、鈴木健二アナウンサー(当時)の名司会による番組でした。「無敵 雷電為右衛門」というサブタイトルは今でも覚えてます。(調べてみたら1980年放送でした)
近いところでは「ブラタモリ」ですかね。赤坂を探訪した際に雷電のお墓を訪れてました。

生涯勝率9割6分2厘、21年もの力士人生において負けたのはたった10回のみ。歴史ある大相撲において"史上最強"とされるのが江戸時代に活躍した雷電為右衛門です。多くにおいてその無敵ぶりが紹介されますけど、この漫画ではデビュー場所を描かれているのでけっこう珍しいかと。
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デビュー戦の相手を強烈な張り手で沈めた雷電だけど表情は冴えません。身長197cm、体重169kgという恵まれた身体は多くの力士でもトップクラスであり、勝って当然と言えなくもない。このままでは俺の勝ち星を望むよりも誰が倒すかに期待するようになるだろう。
孤独な戦いを強いられて己の相撲を楽しむことが出来ない雷電です。

しかしそんな考えを払拭させてくれる人物が現れます。その人こそ東の横綱・小野川でした。がぶり四つの大相撲になり固唾で見守る観客からは自然と大きな声援が贈られます。そんな声に応えるように雷電は勝利した──かに思えましたが意外な決着が。
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とはいえ初めて納得できる相撲ができたことで雷電は大満足。これから長きに渡り大活躍していく一歩を踏み出したという結末です。

不祥事で半年休んでいた大相撲が7月の名古屋場所から再開します。そんな意味合いからも少しでも相撲に興味がありましたら読んでみてください。
新マンガ日本史 35号
新マンガ日本史 35号
posted with amazlet at 11.06.29

朝日新聞出版 (2011-06-28)