大炎上

『週刊少年ジャンプ』連載、「めだかボックス」の第103箱
「ぺるぜバブ」の邦枝先輩が「プリンプリン体操 はじまるよ～～」と踊りだすところが いつもとギャップがありすぎて萌える！　この人カワイイんだからこーゆーこと もっとして欲しいなぁ。関係ないけど「プリンプリン物語」とか「ヒゲよさらば」とか言ったところで観たことある人は少ないわな。

めだかちゃん久しぶりに登場してイキナリ風呂場で安心院さんと語り合い。さては普通に語るには面白くないと、「胸を割って話す」と約束した通りに見た目にも胸が見えるようサービスしたってことですね！
安心院さんは螺子が突き刺さったままで裸になってるってことに今さら突っ込む気になれません。だって球磨川にそうされて以来、一度として着替えたことがないとは思えませんから。そーゆースキルがあるってことでしょうよ。

二人の会話は腹の探りあいでもあるし、手の内を効果的に見せ付ける応酬でした。先ずは凶化合宿のこと。めだかがやり終えたことを褒めるも、あれは二百年程前に自分が冗談で考えたとした上で「困難を達成する どんな理想を謳おうと 本来きみはただそれだけの人間だよ」と突き放す安心院さん。
まぁなんだ、この人のモノの言い方はパトレイバーの後藤隊長に似たものがあるな。相手の言うことをまるで予想していたかのように振舞って、大きく出ることで逆に相手の心情に揺さぶりを掛けるというやり方に。
それは長く生きてきた上で身に付けた会話術であって、さすがのめだかもこの域にはまだまだと思いました。ただ、相変わらず言ってる意味がイマイチ不明なんですが…

今度はめだかの番。五人のうち誰が悪平等であるかまだわかってないと思ってる安心院さんに「全員が悪平等」だと見抜いてることを告げます。それを承知の上で悪平等を育て・教え・導いて改心させるのだと意欲を燃やす。それが悪平等に勝った理由になるからです。

確かにそれが出来れば悪平等が何人 居ようが恐れることありません。しかしながらその数に驚愕するめだか。

プログラム参加希望者の600余人の600人、ほぼ全員が悪平等だったという。それどころか世界中の7億人、十人に一人が悪平等ということにめだかは声を失います。
──え？　規模が大きすぎてこっちもよくわかりません。そもそも悪平等って何なのか？　それは
　幸せも不幸も全て平等に無価値だという考え方　らしい
これは安心院さんが以前こう言ってたことからも伺えます。
「光も闇も　正義も悪も　毒も薬も　勝ちも負けも　強さも弱さも　黒も白も　成功も失敗も 幸福も不幸も　本当は全部同じものだって　どうしてみんな気付かないのかなあ」
とても世界中の十人に一人がそう思ってるとは信じられませんけど？
ともかく めだかにとって当面の相手は五人であり、7億全員を敵にするわけでないので安心院さんの発言はそう気にすることもないんじゃないかな。

一方、オリエンテーリングで第三関門を突破したチームストーン。またも分岐点に差し掛かります。そこへチームペーパーも全員突破したというメールが。全く描かれず終わったとはHUNTERの陰獣かと。いや、西尾維新的にするなら「刀物語」で"日本最強の剣士"と謳いながらも全く描かれずに終わった人(名前忘れた)だね。

ここで 球磨川・タカちゃんペア、阿久根・ワニちゃんペアに別れて出発。先に着いたのは球磨川・タカちゃんペア。第四関門(2)で待っていたのは切れ長の目の美人、保険委員長の赤 青黄さんでした。阿久根いわく"優しい"ようだけどそうには見えません。先に到着していたツッキーとジロちゃんが磔(はりつけ)にされており、既に敗北を喫した模様。

赤さんは悪平等。広域殲滅タイプの能力所有者ということは、安心院さんからそういったスキルを授かってるらしい。ツッキーとジロちゃんは「痛みの殿堂　完全神経衰弱(パーフェクト メランコリィ)」に敗れたようで、名前からすると痛いみたいだけどなんか興奮してるというか喜んでる表情だけど？
…そうか！　最初は痛いけど後で気持ちよく感じてくるという女性特有のアノ感覚かっ!!　←バカ
まだ得体の知れないものだけに球磨川・タカちゃんペアはいったいどう出る？　つづく

29日は西尾維新氏の最新作「囮物語」がいよいよ発売。外箱に劇場映画の詳細が載ってるかもしれません。
＜Amazon＞囮物語 (講談社BOX)