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『週刊少年ジャンプ』連載、「HUNTER×HUNTER」の30巻です。
長かったキメラアント編が最後となりました。話数的に休載しなければ2・3年程度で終っただろう蟻編だけど、休載が入って延びに延びて約7年ぐらいかかりました。そんな思いがあったのか、急速に話を畳もうとした気がしてなりません。
時おり王やユピーから鼻血が出ていたことから「貧者の薔薇」の影響が出ていることは前から噂されてました。実際そうだったのですけど震災の影響だろう、"放射能"ではなく"毒"となったのは致し方ありませんね。

自分の死期を悟った王。慌てふためくのではなく取った行動はコムギと軍儀を打つことでした。その前に、コムギのことを思い出させたウェルフィンはナイスプレイと言いたい。命を賭けたその一言が、プフが隠し続けた行為を水泡とさせたのだから。
今際の際でありながらも軍儀を打ち続ける王。死期が近くその影響が及ぶと話すのですが、コムギはそれを受け止めて自分も最期まで付き合おうとする姿には感動せずにいられません。
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自分のために命を投げ出す者はユピーなりプフなり居るだろう。でも義務とか使命とかではなく、愛情をもって最期まで接してくれるコムギに対し「この瞬間のために生まれて来た」と思えたのは王にとってかけがえのない瞬間だったことでしょう。
No.318は絵を描かず二人の会話だけで多くのページが使われてます。これを手抜きだと言う人が居ますが、私は目が見えなくなった状態を文字で表現しているのだと評価します。

終盤はハンター協会会長選挙へ。ジンの本格参加はもとより、ネテロを死地に追いやった張本人・パリストンが初登場。掴みどころのないやつですねー。
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パリストンがどんなやつかは後日談として、ここではジンの先を読むテクニックがハンパないことが描かれました。何から何までお見通しってのはこんなことを言うのだと、思い知らされるのが快感にも感じたりして。もっとも先を読むのはパリストンも同じですけど、それは次巻のお楽しみというわけで。
HUNTER×HUNTER 30 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博
集英社 (2012-04-04)
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