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『週刊漫画TIMES』不定期連載、「東京旅さんぽ」の1巻です。
大学生時代は旅行愛好会に所属していた いつき と ゆうき。しかし社会人になってからは時間が取れず 旅など夢また夢で、ストレスの溜まる日々。ならば旅というよりは遠くなく、散歩というよりは近場でない「旅さんぽ」を提案。都内で暮らしているけれど東京名所はテレビ等で知っただけで実際には行ったことがない、ならば行ってみようじゃないかということで 二人の「旅さんぽ」が始まります──

「ちい散歩」や「ぴったんこカンカン」など、身近な地域を巡る散歩番組が多くなりました。また漫画にしたって以前紹介した「東京シャッターガール」も都内の名所・旧跡を撮影して巡っており、同様な散歩作品と言えます。
 どうして今 散歩なのか?
詳しくは知りませんけど不景気が一つの要因なのは間違いないでしょう。遠くに行けないのなら近場で我慢するしかない。いや、これだと言い方が悪いか。近場ならいつでも行けると思うも 実際にはなかなか行けないものです。また近場でありながらこんなものがあったんだ、こんなことができるんだと新しい感激を体験できるかもしれません。「古きを知って新しきを知る」温故知新ではないけれど、身近なことを知ることで新たな感動ができるかもしれない。それが散歩ではないでしょうか。

前述した「東京シャッターガール」は女子高生が東京の名所・旧跡を巡って撮影することがメインとなってましたが、この漫画は社会人の二人の女性が主人公。ならばメインはおのずと「食べる」ことに! 訪れた神楽坂や東京スカイツリーや六本木など、行った先々で必ずと言えるほど何かを食べてます。
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これは秋葉原を散策した際に寄った「ガンダムカフェ」で買ったガンプラ焼き。テレビで観たことあるけれど中には小倉などが入っているのですね。

ここまで書いたところで二人が食べ歩きしかしてない雰囲気ですけど、実際には普通に美術館巡りなどの観光もしていてガイドマップとしても役立ちます。もしその地に行くことがあるのでしたら同様に巡って食べ歩きしてみてください。
東京旅さんぽ 1 (芳文社コミックス)
山口よしのぶ
芳文社 (2012-07-17)
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