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『月刊ヒーローズ』連載、「ULTRAMAN」の1巻です。
うわ~初代ウルトラマンを再放送でよく見ていた世代にゃたまりませんね。私が本放送で最初に見たウルトラシリーズは「帰ってきたウルトラマン」。今じゃウルトラマンジャックと呼ぶようだけど、私は今でも「帰マン」とか「新マン」とか呼んでます。ってゆーか、同世代ならこれが普通でしょ!? だいたいジャックと呼ぶように強制なんてされたくねーよ。

話が逸れました。この漫画は初代ウルトラマンのその後の世代の物語で、「鉄のラインバレル」を描いている清水栄一×下口智裕コンビによる作品。ウルトラシリーズの登場人物の名前をラインバレルで使ってるほどのコンビですから、そのウルトラマンを描けて本望でしょう。実際、作者コメントにそれらしいことが書いてあります。

ウルトラマンが地球を去って数十年、その後の地球は侵略者に襲われることもなく平穏な日々が続いていた。科学特捜隊は解体されて基地は「光の巨人記念館」として生まれ変わった。戦いの日々はもう過去のものなのだ。
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ここで久しぶりに会ったのが今や防衛大臣のハヤタと、研究所長のイデ。お互い歳を取りましたねー。個人的にはイデが登場してくれるのが嬉しいです。多くの場合、アラシ隊員の方になってしまうので。イデと言ったらジャミラの回でしょう。ラスト、ジャミラの墓を前に逆光で顔が見えないまま
 犠牲者はいつもこうだ 文句だけは美しいけれど…
と つぶやくシーンは怒りと悲しみに満ちた名シーンだと思ってます。

話に上がるのは自分のことと息子のこと。ハヤタはウルトラマンが居た期間だけ記憶を失っていたのです。それに自分の身体の変調と、それと同様なことが息子の進次郎にも起きていること。イデはそれを察して最近起きた飛行機事故の映像を見せます。マスコミには出さなかったオリジナル映像には数十年ぶりとなる襲来者の影が映ってました。
それを見た途端 記憶がフラッシュバックで蘇ります。
  ──俺が ウルトラマンだった…
それを平然と受け入れるイデ。実は科特隊の全員が気がついてたらしい。下手に口外したら大変なことになるし、何より本人が気付いてないのなら無理に教えることも無いとの理由で黙っていたようです。身体の変調はウルトラマンと一体化していたことによる因子の影響。特殊能力を身に付けたことでハヤタと進次郎に危機が迫る!

月日は進み高校生となった進次郎は自分の能力──ズバ抜けた力と身体能力の使い方に苦慮していた。本気を出したら人など殺しかねなませんから。そこに来たるは襲来者。能力を使ったところで所詮 生身では通用しません。
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ここでオヤジが登場だー! その身体はイデが作った特殊スーツです。子供のピンチに親が颯爽と現れるなんてかっこよすぎますよ。自分の父親がウルトラマンだった、この力はその因子を引き継いだためと理解した進次郎です。

進次郎に代わり対峙するハヤタ。しかし年齢には勝てず苦戦が続く。何か自分に出来ることはないのか? その言葉を聞いてイデは進次郎専用の特殊スーツを取り出します。それが表紙になってるメカっぽいウルトラマンの姿ってわけだ! 今度は親に代わって子供が登場。サイヤ人と同じ理屈なのか、生まれついての能力者ゆえに想像を越えたバトルが続く。
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イデの言われるままに右手首の制御ユニットを左手首のコネクタに接続してと…これってまさか! そうです、スペシウム光線です。スペシウム光線と理論上は同等の威力を持つマルス133を開発したイデですから、スペシウム光線そのものを再現しても不思議ではありません。つーか、イデはやはり天才だ。見た目はアレだが。

襲来者の正体とは? 進次郎の運命は? ウルトラマンを見ていた世代なら親から子へ引き継がれた能力が自分のことかのように思うかもしれません。一読あれ。
ULTRAMAN(1) (ヒーローズコミックス)
清水栄一 下口智裕
小学館クリエイティブ (2012-09-05)
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