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『月刊チャンピオンRED』に連載していた「風評破壊天使ラブキュリ」(全1巻)です。
先の原発事故に関連して「中絶や流産が増加した」なんて噂を聞いたことがありませんか? それは全くのデマ。福島県立医大による調査結果によれば「震災前と変化なし」だそうです。こう言ってるにも関わらず中には「事実を隠してる」「政府の陰謀に違いない」などと根拠もないのに流布する人が居たりするもの。そういった輩(やから)をラブキュリの二人が一刀両断! 正しい知識を教えると共にキツイおしおきをすえるといった内容です。

作者が大和田秀樹氏(関係ないけど実写映画「マリア様がみてる」のリリアン女学園として使われたのが当人が出身した茨城県立土浦第一高等学校です)なのでギャグ漫画なのは当然のこと。しかしやってることは極めて真面目であり、東大医学部付属病院放射線科の中川恵一氏の監修のもとに描いてます。

上のは海に流れた原発の汚染水によって死の海になったという風評。確かに相当の量が流れてベクレル量も増えたようです。が、それは昭和30年代に比べたら3分の1以下みたいですね。だってその時代って世界各地で原爆実験が多く行われてましたから。戦艦長門なんて原爆実験に使われて海上で爆破されたんですよ! 直接海上(海中)で原爆が爆発したのと、冷却水が漏れて海に流れたのとでどっちが深刻な問題なんだよと。
それは大気中に含まれるストロンチウム90でも同じこと。事故当時の数値と昭和30年代とを比べると、実に300倍以下だそうです。つまり昭和30年代って今の原発事故以上の放射能が世界中にあった時代なんです。だから過剰に反応することもないってこと。

そんな中、ラスボス的な存在として描かれているものがあるのです。
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この本は実在する! それがこれ↓だ!
これを書いたのは武田邦彦という教授なんですが…かなりデタラメらしいですね。「あっちもこっちもデマだらけ!! まるでデマのバーゲンセール」とのこと。ネットでの評判を見てもそんな感じ。
「こういう人がいるからデマはなくならない…風評被害の元凶よ」とまで描いてます。これには作者も相当 頭にきたらしく、本人自らが漫画に登場しました。
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ふざけんなよオイ… こんなクソ手抜きの監修されて 印税ボッたくられて
なめられてんじゃねーぞ 竹書房 あァ!!

そうです、これは「ムダヅモ」の発行元の竹書房が出したものなのです。連載している出版社だからこそ より強く言いたかったんでしょう。
風評被害、それはあなたも引っ掛かって拡散する側になるかもしれない危険な存在。あやふやな情報源(例えば友達の父親が言ってたとか)だったら疑うことを念頭に置いてください。
風評破壊天使ラブキュリ (チャンピオンREDコミックス) 検証 東日本大震災の流言・デマ (光文社新書)
風評破壊天使ラブキュリ (チャンピオンREDコミックス)
検証 東日本大震災の流言・デマ (光文社新書)
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