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いつもと全く違う内容ですまん。先週セントレアに向かう際、愛知県半田市を横切ったんですよ。そのとき道路脇で見たのがこの赤レンガの建物。大きな通りに面しているのにここだけが全く違う、異質な空間だったものだから「なんだこりゃ」と。あまりにインパクト大だったもので帰りに寄って撮った写真がこれです。

明治時代に作られたカブトビールというビール工場だったそうです。設計は明治時代を代表する設計士の妻木頼黄。名前は知らなくとも横浜の赤レンガ倉庫や、神奈川県立歴史博物館(重要文化財)なども設計したと言えばわかるかと。それらよりも先に建てたものだと言えばちょっとは興味を持つんじゃないかな。

半田は昔から酢や酒類といった醸造産業が盛んで、ミツカン酢は半田市に本社・工場があります。明治30年代、ビール業界はサッポロやキリンといった今でも続く大メーカーが既にあった中で、半田市から打って出たのがカブトビール。どれぐらいのシェアがあったか知りませんが、少なくとも地元では人気だったようですよ。
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上の写真が明治当時のもの。下のが現在。ほぼ同じような角度から見て、白枠で囲んだ部分が現在では無くなっていることがわかります。
江戸から明治へと時代は移り変わり、西洋の文化が入ってきました。その中で赤レンガの建築物は西洋を感じさせるものであり、明治・大正時代を象徴する建物と言えます。しかし大正13年の関東大震災にて構造のもろさが指摘されて瞬く間に衰退。たった30年前後しか流行しなかった建築物ゆえに現存するのは全国でもそう多くありません。

さて、この旧カブトビール工場は近代史跡であるとともに、戦争の生き証人という面も持ち合わせています。戦時下においてビール会社は統合されて工場は閉鎖に。代って中島飛行機が衣糧倉庫として使うようになりました。しかし終戦間近の昭和20年7月15日、半田市にP51戦闘機が飛来して低空飛行で街を攻撃。この工場にも機銃掃射を浴びせました。
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これがその機銃痕。12.7mm重機銃6門による掃射の痕です。こんな爪痕が普通に街の中で残ってるのがすごいじゃないですか! これを見るだけでも価値はあると思うね。
場所は半田の赤レンガで検索すれば出てきますからその圧倒的な存在感に触れてみてください。
1/48 傑作機 No.40 1/48 ノースアメリカン P-51D マスタング 61040 ガールズ&パンツァー コンプリートブック
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