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『月刊チャンピオンRED』に連載していた「バキ外伝 拳刃(けんじん)」の1巻です。
5話の時点で突如「しばらく休載」状態になってしまったこの作品。漫画家のガン治療か何かは知りませんが「1巻」としてある以上は2巻以降も出るものと信じてます。…けど実際どーなんでしょ!? だって表紙にしろ中トビラにしろ『チャンピオンRED』の表紙になったものを使用していて描き下ろしが一切無し。作者コメントの後書きも無いので続けられるのか(続ける気があるのか)心配です。

さて、収録してある5話全て掲載当時にレビューしたので今さらどーすれば…と思ってもしょうがない。3本をピックアップして当時言わなかった・言えなかったことを綴ってみますかね。
・1話 仇討 新連載「バキ外伝 拳刃」 若き 愚地独歩が主人公の死闘録
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驚いたのは刃牙の爺ちゃん、範馬勇一郎のゲスト出演。この蔵前国技館から始まる絵は格闘漫画を読んでいれば何の試合を指しているのか一目瞭然。そう、「男の星座」でも「KIMURA 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」でも共通して描かれている力道山vs木村政彦の試合を、力剛山vs範馬勇一郎に置き換えているのです。だから最初に見て結果まで予想できちゃったよ。勇一郎は負けたけど八百長だったってね。
これに我慢ならない独歩が仇討ちとして力剛山に制裁を加えるお話です。1話だけに独歩が無敵の強さを発揮して完勝。この結果には「木村政彦は…」の作者・増田俊也氏も喜んだことでしょう。木村のファンで力道山が嫌いだからね。
"世紀の一戦"と謳われた力道山vs木村政彦の試合については当方の別記事↓を参考ください。
  KIMURA 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか vol.0

・2話 剣鬼無残 バキ外伝 拳刃 剣VS拳の対決!不利を承知で臨む独歩
剣による裏家業を営む佐部との戦い。「忍者かよ」と突っ込んでしまう独歩の妙技からの連打は、相手から姿が見えなかったからこそできた技です。もっとも佐部も構わずに突けば良かったと言えますけど。

・3話 虎殺し バキ外伝 拳刃 本編で描かれなかった虎殺しの場面が遂に登場
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神心会のビル壁面に描かれている独歩の虎殺しの絵。強さをアピールするためであって実際には戦ってないとされていたのを覆したのは地下トーナメント編でしたっけ。その虎と戦ったエピソードがここで描かれました。空腹状態の虎と戦うことに意味があると、互いに引けぬ環境を作ってからの一騎打ちは意外にも圧勝でした。

・4話 光明一閃 バキ外伝 拳刃 光あるところに影がある!盲目の達人との戦い
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盲目の格闘家と戦う話で、ここまで打ち込まれた独歩は他にはありません。下手すればやられていたでしょう。しかしあることで勝利をもたらすわけですけど、独歩はこの達人と打ち合って勝ちたかったんじゃないの? そんな手段を使って勝利することにどんな意味があるんだと言いたい。それとも何が何でも相手に黒星を付けたかったとか?

・5話 代打ち バキ外伝 拳刃 空手VS柔道! 代打ち興行は完全アウェイの中で
全5話の中で大勢の人前で戦ったのはこれが唯一。地下闘技場のファイターであっても一般層の知名度がまだまだな独歩はアウェイの環境下で戦うことになります。この試合には男性諸君だけが痛さを理解できる攻撃があって、さすがに「うわぁ」な気持ちになってしまいますよ。
バキ外伝 拳刃(1) (チャンピオンREDコミックス) バキ外伝 創面 3 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
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