
「Battleship Girl 鋼鉄少女 嵐」2巻の巻末エピソードが、天城と長門が邂逅して赤城の死を悼むストーリーとなってました。はて、天城ってこんな艦だっけ? と思って調べたところ、艦これに登場する"雲龍型航空母艦 二番艦"ではなく、"天城型巡洋戦艦"の天城だったのね。その生い立ちを調べたところ数奇な運命にちょっと感動したものですから文章にしました。ちなみに上の画像は港で働いていた天城に長門が気がついて声を掛けた場面です。
大正時代に立案された八八艦隊。それを担うべく天城は天城型巡洋戦艦として1920年(大正9年)に起工されるも、ワシントン海軍軍縮条約によって22年(大正11年)に建造中止となってしまいます。しかし航空母艦への転換は認められていたので改装に取り掛かりました。ところが今度は翌23年(大正12年)に起きた関東大震災にて竜骨を破損するという大事故に見舞われてしまいます。

天城型巡洋戦艦の二番艦だった赤城は航空母艦への転換を無事に終えて活躍するも、ミッドウェーで沈没。それを知った時は悲しかったし悔しかったと天城は語ります
竜骨は人間に例えるところの背骨であり、家屋ならば大黒柱といった存在。ここの破損は致命的なことから修復不可能と判断されて解体・廃棄処分となってしまいました。
巡洋戦艦の建造中止から立ち直って航空母艦になると思いきや、今度は解体・廃棄処分と不幸の連続だった天城。もしそのまま航空母艦に換装されていたら空母機動部隊の主力は天城と赤城になっていたのかもしれません。
解体され残骸となった天城。不幸続きだったけれどここから彼女は全く別の道を歩むことに──。浮き桟橋(ポンツーン)を作る鋼材となって生まれ変わったのです。艦の発着や荷物を積み下ろす際に使用される目的として…
それから90余年過ぎた現在──

彼女は今でも港内で現役の浮き桟橋として活躍しているのです! もちろんこの間、幾度と修理されたでしょうが基本的な姿は変わらないまま。大正時代に作られた仲間は今では存在しないけれど、姿を変えたことで今でも海に浮き続けているとは天職にめぐり合ったということでしょうか。(画像はネット上にあったものを使用しました)
尚、彼女の姿はグーグルアースで確認できます。

横浜市磯子区の港を見るとこうなっており、赤い枠で囲った部分を見てみると…

停泊しているのは3月に就航したばかりの いずも型護衛艦「いずも」。かつての日本海軍の空母「翔鶴」「瑞鶴」とほぼ同じ長さです。その「いずも」が接舷している長方形の浮き桟橋こそ元 天城です。最新の護衛艦と90年以上前に作られた巡洋戦艦の鋼材で作られた浮き桟橋が並んでいるとは感慨深いものがありますね。
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