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『コミック乱』新連載、「変身忍者 嵐X(カイ)」の第1話
♪ きらめく稲妻 とどろく雷鳴 吹けよ嵐 呼べよ嵐 嵐よ叫べー!
っと歌ったところで知ってる人いるー? 昭和47年放送の特撮「変身忍者 嵐」を。私は知ってますよ、というか本放送で観てました。そういう世代ですから。でも正直言ってあまり観てません。なぜなら裏番組でやってた「ウルトラマンA」がメインだったもん!
当時、子供向け番組が重なったことによる不遇な番組は数知れず。有名なところでは「アルプスの少女 ハイジ」が高視聴率だったために「宇宙戦艦ヤマト」や「猿の軍団」がサッパリだったことは知られてます。また「ミラーマン」の人気が高かったため裏の「シルバー仮面」が全然ダメ。途中から「シルバー仮面ジャイアント」に路線変更されました。この嵐も途中から「へんしん忍者 あらし」となって、より子供向け路線となりましたっけ。

で、にわのまことが描くこの嵐。タイトルに付いた「X」を「カイ」と読ませるのは ちと無理があるような…。つーか この人以前、バロム・1も読み切りで描いてますよ。世代的に同じとみた。
 少年ファング読み切り「超人バロム・1」とドルゲ君事件(2007/7/24)
懐かしいなぁ9年前の記事ですよ。この漫画、いまだにコミックス化してないと思うので結構貴重かも。この記事を出したところで自慢話をしちゃいますと、ウィキペディアの「バロム・1」の項目にて この記事にリンクが張られてるんですよねー。というのもドルゲ君事件について書いており、特に新聞記事を載せてることが貴重らしいです。

…余談になりました。嵐の基本設定を簡単に説明しますと敵組織は血車党。化身忍者という改造人間を擁して日本征服を企みます。その改造手術?に携わったのが嵐の父である「谷の鬼十」で、血車党の恐ろしさを知って嵐(ハヤテ)と共に脱出したという次第。いうなれば嵐は"裏切者"なんです。

時は1600年8月の宇都宮城。後の二代将軍となる徳川秀忠は家康の下知により、三万八千の兵を率いて西に向かおうとしていた。はい、歴史に詳しい人ならこれが第二次上田合戦、ひいては関ヶ原の戦いに繋がるとわかることでしょう。
ここでの秀忠は人の好いおっちょこちょいといった感じ。兄弟たちは既に戦地に赴いており、自分も戦功を上げなければ世継ぎとして示しがつかないと焦ってる感があります。
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とあることで足を滑らせて崖から落下してしまう秀忠! それを「ドンくさい世継ぎだな」と助けたのが流れ者の忍者・"風のハヤテ"。当初は石田三成の間者かと疑うもそうでないとわかり心を許します。父の話をしたら頭を抱えて苦しみだすハヤテ。どうやらこの漫画でのハヤテは父親についての記憶を失っているみたいですね。

その夜、いざ出発という時になって兵の中に不審な者が居た。その者は見る間に姿を変えていく…
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それは血車党の、オオサンショウウオの化身忍者でした。兵たちは戦うも人外である異形の魔物に敵うハズもなし。秀忠をさらって逃げていきます。徳川の世継ぎである秀忠を意のままに操って天下を我が物にしようという魂胆だ。秀忠のお付きの忍者・タツマキ(特撮では「仮面の忍者 赤影」の白影役・牧冬吉さんだったんだよなー。忍者をやらせたらピカイチでしょ)も負けじと戦うも、やはり人間のようにはいきません。二人とも危うしという場面で救ったのが、冒頭のカラー原稿の場面です。
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戦い始める嵐。秀忠とタツマキは"人でない者"に助けられたことに驚くも、敵ではないとわかったようだ。けれどオオサンショウウオ怪人は違う。同じ化身忍者なら同胞じゃん。ならば「谷の鬼十」について何か知ってるのか? 父親について語られて再び苦しみだす嵐(ハヤテ)。その隙に痛恨の一撃を食らうも、何とか撃退するのでした。
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変身が解けて鳥の化身忍者が"風のハヤテ"だと知った秀忠。成り行き上、このまま同行するのは確実でしょう。ならば上田合戦にて真田が化身忍者になっていたとかあったりしてね。
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