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『週刊漫画ゴラク』連載、「真!!男塾」の第2話
江田島の男の器に惚れて付いて来た米軍横流し品の男。男塾の看板を前に教官をやらんか? と誘われて有難く受けることにしました。名前は鬼田軍吉、後の鬼ヒゲ教官です。
へぇ~名前を始めて知ったよ。「暁」では一人息子の軍平を殺され、一人で立ち向かう姿は勇ましいものがありました。

看板を掲げてラジオで宣伝したはいいものの、場所を言ってなかったために未だに塾生は一人も来ない。さぁどうしようかという時にブルドーザーに乗った男が現れた。
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威勢よくこの土地はワシのモノだと言うではないか。江田島は土地の権利書を見せると、その男も同じものを見せてきた。どうやら終戦のドサクサで役所が間違えて同じものを出してしまったらしい。ではどうするか? その男は「直進行」で決着をつけようと提案。何があっても真っすぐ進み、先に根を上げた方が負け。かくして二人の争いが始まります。

懐かしー! 「魁」1話であった直進行軍の原型がコレがなんでしょう。
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アメトークの男塾芸人でもスタジオ内でコレをやり、卍丸に扮したケンドーコバヤシは女性のスカートを覗こうとしたっけ。
二人は屋根の上や川の中、銭湯のエントツまでも登っては降りていく。この際、戦後数年にしては街並みや自動車が近代的なことに違和感を覚えるけれど気にしちゃいけません。これが宮下ワールドなのだから。

そして辿り着いたのは国会議事堂。無論ここでも二人の争いは止まりません。制止しようとする警備員は軍吉たちに任せ、柱を登っていく江田島とブルドーザーの男。
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男は語る。いつしか政治家となってここを登り詰めることを。俺の田舎は豪雪地帯、そこに住む人々は都会人には想像もつかない難儀を強いられている。だから山を切り崩し、トンネルを掘り、日本全土を交通網で結びたい。これがワシの日本列島改造論よ!
あ~これを聞いて誰なのかわかりました。新潟のあの人ですね。

勝負は男が落ちたことで江田島の勝ち。けれど江田島は男を焚き付ける。貴様の夢はこの山の頂点を極める事なら登って来いと。
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江田島の名前を聞いたことで眼光が蘇った男は叫ぶ。
会いたかったぜ アンタに…!!
俺の名は人間ブルドーザーのカクエイだーーっ!!


そしてこの男は男塾第一期生となったようだ。後に総理となり日本列島改造論で高度成長期を促す一因にもなったのですね。
尚、カクエイという名前だけであって「田中」とは名乗っていないし、漢字で「角栄」とも書いてません。よって あの人物と断定はできないものの、似せた人物であることは間違いありません。
いやそれにしてもさ、中曽根康弘とは同期生で“なかちゃん”と呼ぶ仲という設定はあったものの、今回はさすがにマズイと思ったのか名前を出さなかったようですね。
日本列島改造論 (1972年)
田中 角栄
日刊工業新聞社
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