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『月刊少年シリウス』連載、「将国のアルタイル嵬伝(がいでん) 嶌国(とうこく)のスバル」の2巻です。
10年前、日本をイメージした「日薙嶌国(くさなぎとうこく)」は中国をイメージした大国「大秦(チリニ)」に滅ぼされた。以来、日薙人は奴隷として扱われ虐げられる日々を過ごしていましたが、唯一生き残った皇族の楠昴皇子(くすのきすばる の みこ)の帰還により潮目が変わる。

日薙再興のために挙兵し、優れた戦術により砦を短期間で奪回してしまう活躍ぶりに人々は喝采を送るのでした。しかし皇家の親衛隊長だった速布叉(はやぶさ)は、その皇子が本物でないと知る。当人は既に死んでおり、この皇子は後を任されて受け継いだのだ。
もし皇子が本物でないとわかったら、日薙人は心の底から絶望してしまうだろう。そうさせないためにも速布叉はあえて口を閉じて皇子に仕えることを誓うのだった──

前回にて砦を取り戻した反乱軍は、この砦を軸にして反攻を続けようとする。が、皇子はあっさり「捨てる」ときたもんだ! なぜ?どうして? 部下たちに動揺が走る。速布叉もまた同じだけれど、皇子に「後は任す」と無茶ぶりされちゃったよ!
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苦し紛れで「捨てねば負ける」と語る速布叉。はい、それは正解でした。来た兵士を倒したとしても、また新たな兵が次々と攻めてくるのは確実。ならば一ヵ所に留まる必要はないというわけです。速布叉は皇子の力量を確かめるためにも偽物であることを黙っているけれど、皇子もまた速布叉の才覚を見極めたいがために無茶ぶりしたわけですね。

でも今回、皇子の才能に驚嘆したのはトルキエ将国の商人・イルハン。反乱軍の秘密兵器は失った技術とされる東弓(鉄砲のこと)であり、戦いを続ける上で必ず我が国との取り引きが必要だというのだ。ところが必要であろうソレを人工的に作ってしまったことを知ってイルハンは愕然。
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更に攻め入る必要性がないと思われた街を、なぜ攻めたのか理由がわかってまたしても驚嘆。皇子と行動を共にすれば今まで味わったことのない不思議体験・未知の技術が拝見できるとして惚れこんでいきます。

そして現在の この国の大将軍である陶が初登場。自分の才能に絶対の自信を持っており、そのためなら母国の大秦ですら滅ぼそうと考えている強者だ。
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腐敗に満ちた現制度を憎んでおり、実力者ならば平民でも士官にしたいと考える思想は今までの大秦に無いもの。そのため反乱軍がバカな士官たちを討つのは構わないとさえ思ってます。
この手のタイプは敵に回すと恐ろしいけれど、味方…というか同盟を結べるチャンスも考えられ、今後の動向が楽しみですね。
将国のアルタイル嵬伝/嶌国のスバル(2) (シリウスKC)
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