まだうちの会社は休みなものですから初日の第一回上映で観てきました。シャフト製作でキャラデザインが渡辺明夫、総監督が新房昭之なことから、どうしても『物語シリーズ』を意識してしまいます。
うん、さすがに絵はキレイだし、なずなもカワイイし、新房(総)監督にありがちな意味のよくわからない短いカットの挿入が無いので(笑)、それなりに楽しめると思います。

けれど あの終り方は観た人に委ねる格好でよくわかりません。つーか、そもそもこの作品の着地点、というか目指すべき目標って何だろう? 「君の名は。」ならば 遂に二人が逢えたことでしょう。「シン・ゴジラ」ならば 多大な犠牲を払いながらようやく倒せたことだろう。
でも当作品は"駆け落ち"じゃないですか。一般的に『うしろめたい行為』であり、まして中学生がそのようなことをして成功するとは思えない。観る側にとっては最初から"無理"であって、そこに感情移入ができないのですよ。ですから終始 覚めた目で見てしまってイマイチ感が拭いきれません。

とはいえ良いところもありますよ。謎の球のフィラメントが「I F」なのは、正に"もしも"の出来事だから。この演出は素直にイイと思います。それに なずなが駅で着替えた服はウェディングドレスを思わせる純白なワンピースなのも目が奪われます。1995年の奥菜恵主演の実写版では黒い服なんだよねー。あえて真反対にして正解だと思います。

これはその1995年公開の実写映画の予告編。なずな(奥菜恵)の黒い服は1:17ごろにあります。
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