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『グランドジャンプPREMIUM』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第9話
前号は復活読み切りの「ブラック・エンジェルズ」が掲載されたことから四カ月ぶりの掲載となります。この漫画は今まで「ドーベルマン刑事」連載中の若き平松伸二を描いてきたのですが、今回は冒頭から現在の平松が登場。何か病気をしているのでしょう、咳き込んで時おり吐血しながらもタバコを吸う悪循環。

そこに現れたのは悪魔? いえ、これが外道マンだそうだ。約36年前に描いた「ブラック・エンジェルズ」は心の闇を描いており、これを描いている最中に自分の分身として誕生したとのこと。言わば平松のダークサイドを形として表した存在だね。
外道マンは語り掛ける。この漫画、いつまで平松をいいヤツにしておくんだ? さっさとオレらみたいに外道マンにしちまおうぜと。この後も平松が内心思ってる? ことをズケズケと話し始めた。
・単行本が売れなきゃ連載は終わる。善人ぶったグランドジャンプ編集部の思うツボだ
・ヤツらは赤っ恥をかかせる為に連載をやらせてる。でなきゃ新連載一回目の雑誌の表紙に名前を載せないミスなどしない
・結局オッサンはGJ編集部、いや集英社に嫌われてる
さすがにハラワタが煮えくり返って怒鳴る平松。でもこれは本人の心の声であるので怒りのぶつけようがありません。せいぜい外道マンを睨みつけることぐらいです。
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この目を見て やっとオッサンらしいギラギラした眼つきになったと喜びます。「ブラック・エンジェルズ」を描いていた当時は終始この目をしていたそうで、それはまるで人殺しの目そのもの。そんな感情で机に向かっていたと思うと、アシスタントとは殺伐した関係だったかもしれませんね?
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外道マンはこの後も挑発を繰り返してつぶやいた。悔しさや怒りを原稿にぶつけるんだな。そうしないと連載終了だ。とにかくいいヤツの平松じゃダメ。さっさと「ブラック・エンジェルズ編」に行って平松を外道マンにしろ! それでこそ本領を発揮できると。

で、時は遡って1978年。付き合ってる美奈子さんと遂にホテルで過ごします!
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4ページぐらいあるけどこの程度で。彼女と念願の初エッチをしたのはいいけれど、処女じゃなかったことを知って少なからずショックする平松。人によるけどそんなにこだわるものかね? これを担当の魔死利戸に話したところ(話しちゃうのかよ)…
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彼女の全部が好きというなら、過去もひっくるめて全部愛してあげなよと大人の対応。こういうところが有能な編集者の才能なんでしょう。たぶん。1979年となって今年も愛読者賞の10人の漫画家に選ばれた平松。今回は「ミスターレディー」を描いて2位へ! 1位は当時「ホールインワン」を描いていた金井たつお氏の「いずみちゃんSOS」。ちなみにこの読み切りが元になって翌80年から「いずみちゃんグラフティー」が始まるわけです。この当時のジャンプのエロはこれだったよなぁ~!

金井氏とは褒美のヨーロッパ旅行で意気投合。同じ歳ということもありお互いに くん同士で呼び合える数少ない漫画家仲間になってるとのこと。そして帰ってから美奈子さんとまたしても合体~。
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これを見た外道マンは怒りだした。平松が外道マンになるどころかますます いいヤツになってると。
読者は平松が幸福になるところなんか読みたくない! グッチョングッチョンのド外道漫画が読みたいに決まってる! ボケてんじゃねえぞ クソオヤジ~~ッ!! というところで幕。「次号、新展開突入!!」とあることからドーベルマン刑事が終了して「リッキー台風」にいくのかな? それとも飛ばして「ブラック・エンジェルズ」かも。

ところで「このマンガがすごい!!WEB」を開くと現在この漫画が3位になってるのね。だとしたら来年度の本にランクインするかもしれません。
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