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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第11話
「ドーベルマン刑事」連載4年目の1979年の春。板橋のマンション最上階に引っ越しました。今までのアパートと比べて広くて快適…なのだけれど、平松のアシスタントに対する姿勢は厳しいものになっていた。今ではアシ全員が年下ということもあるだろうし、"一城の主"となった責任感からくるものだろうか? または外道マンの片鱗を見せ始めたのかもしれません。

その日、担当の魔死利戸が新しいアシスタントを連れて来た。将来が有望な新人は誰かのアシに付かせるのがジャンプの方針だからです。
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その人物とは高橋陽一。物静かで遠慮がちに話す印象で、それは今でも変わってないらしい。仕事ぶりは可もなく不可もなくといったところだけれど、本当のスゴさは絵の良し悪しではありませんでした。

アシになって一ヶ月もしないある日のこと。他のアシは全員寝ている中、一人だけ起きて連載用のネームを描いており、平松はそれを読ませてもらう。タイトルは「キャプテン翼」。最初は普通のスポ根ものかと思っていたところ、ある言葉に驚かされる。それは「ボールはともだち」。
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「巨人の星」や「あしたのジョー」「タイガーマスク」など梶原一騎の原作漫画に熱狂した平松にとって、スポーツ漫画とは常に根性・努力・勝利の三拍子。そこに「ボールはともだち」という発想は全く無く、驚くしかなかったのだ。5歳年下でありながらそのような発想をしていたことに新しい漫画の到来を感じずにいられなかった──
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事実「キャプテン翼」は国内外に広く知られることになり、この漫画・アニメを見てプロサッカー選手になった人は数知れず。それほど多大な影響を与える作品になりました。また私としてもプリンプリントで同人誌を刷ってた80年代後期、一番多く印刷したのがC翼でしたね。同人誌即売会初期の一大ジャンルでした。

その後、恋人の美奈子さんとの交際は続いているものの、結婚は親に反対されていると聞かされ鬱。
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更に「ドーベルマン刑事」があと10週で終了と聞かされて…。終わったのが79年48号ですから、聞かされたのは38号頃。ってことは8月下旬か。80年1号から「リッキー台風(タイフーン)」の連載が始まるものの、連載期間は2年持ちませんでした。
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