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『グランドジャンプ』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第15話
担当の魔死利戸が突然交代することになり、新担当の真髄 栄加元(まずい ええかげん)を連れて来た。魔死利戸は最後に「「リッキー台風」は平松の本質じゃない」「早めに新作を考えた方がいい」と強烈なダメ出しを残して去っていき、平松は気分が悪い。でも真髄はプロレス好きなようで「リッキー台風」はまだまだ可能性がある」と諦めてないようだ。
真髄は『マズイ珍』というリングネームで学生プロレスをやっていたそうで、その名の通りにチン攻撃が得意とのこと。
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その経験上、ローリング・バックドロップもやったのでリッキーの必殺技にどう? ジュニア・ワールドリーグ戦とかやっちゃいましょう! などと新ネタを提案。プロレス談議が尽きなかったそうだ。
前回も書きましたがこの人の本名は松井栄元氏。後に「キン肉マン」の二代目担当(初代は言うまでも無くアデランスの中野さん)となり、そこでは「〇〇万パワー」という超人強度を提案して一般化することになりました。だからなかなかのアイデアマンには違いありません。ただし「平松伸二先生 トーク&サイン会」で直接聞いた限りでは「最低な担当」とのこと。これは後に判明することに…

また1981年(昭和56年)の愛読者賞にて平松は学園仕置人みたいなことをやりたいと相談。
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そこで高校の先輩だったユキトウさんをモデルにして描きたいと話したら真髄は難色を示す。実在の人の名を使って顔も似せるのは問題があるからだ。けれど平松は反対意見を聞き入れようとはしませんでした。

一方、新アシスタントとなった猿渡哲也。机で寝ている最中に平松は彼の原稿を見て驚きを禁じ得ない。画力が更にアップしていたからだ。この時期、テニスボーイ・キャプテン翼・Dr.スランプ・キン肉マンとジャンプには新しい才能が登場するも、平松とカブる要素はない。けれど猿渡は同じにおいがする。
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そこで内なる悪魔がささやいた。才能が開花する前に潰してしまえ! と。そこでハサミを右手に突き刺そうとしたところで思いとどまります。って、これはさすがに想像でしょう。実際やってたら漫画家 辞めなきゃならない事案ですからね。ま、猿渡の才能はそこまで平松を追い詰めるものがあったってことで。

で、「リッキー台風」には真髄が提案した要素を加えて派手に推し進めるも、人気は期待したほどには上昇しませんでした。またユキトウが登場する愛読者賞の読み切り「ニートに翔んで」はブラックエンジェルズの雛形になった作品になりました。でも本になったのを見てビックリ! 名前が勝手に"立原"になってるじゃないですか!
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これに怒って殴りかかるも、チン攻撃に腰砕け。これが真髄の本性なのか? だからこそ「最低な担当」と言われる所以なのか!?
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