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『コミック アース☆スター』連載、「戦国小町苦労譚」の2巻です。
農業高校の女生徒・静子が戦国時代にタイムスリップ! 織田信長に仕えることになり、現代の農業知識を活かして この時代にあるハズのない知恵や農具で尾張の国(現在の愛知県西部)に豊作をもたらすという、痛快農業エンターテイメント作品です(表現をちょっと盛りました)。1巻レビューは下記ね。
戦国小町苦労譚 1巻 農業女子がタイムスリップ!信長の家来となって農業改革す

今年 静子に課せられたのは米25俵。これを聞いて農民たちは絶望する。大豊作になったとしても半分も獲れる数ではないからだ。けれど静子は希望を捨ててない。確かにキツイ数ではあるものの、それはこの時代の技術での話だとニヤリと笑う。さぁ農業の時間だ!
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先ずは籾種の選別。塩水に浸けて重く沈むものを選びます。浮くやつは発芽率に期待できないわけね。これは明治になって開発された技術だそうで、これで収穫率が1割以上伸びたとか。続いて苗を植えるにも均等の位置になるよう「枠まわし」という器具を使って目印をつける。これも明治から始まった手法で、それまでは目分量で植えていたみたいですね。等間隔に植えることで日当たりや風通しが良くなります。
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そして新兵器を導入~♪ 回転式除草機は田に生えた草を抜くと同時に、土を撹拌することで酸素が送り込まれるシロモノ。大正時代に出来たものらしい。無論 他にも害虫駆除や、田の水分調整などこまめに行った結果、見た事の無い大豊作となりました。
稲を刈るにも押し刈り式人力刈り取り機を導入して、刈り取る労力を軽減。これは戦時中の人手不足を補うために一般公募の入選作が原型だそうだ。
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更に静子は頼みもしないのに、独自に作物を作ってました。上の画像はサトウキビ。大して暑いとは思えない尾張の地でここまで育つのかという疑問はさておき、砂糖が作れると聞いてお目付け役の森可成は目の色を変える。この時代の砂糖は高級品で滅多に手に入るものではないからだ。
下は椎茸。やはりこの時代では高級品。いや、二十世紀に栽培法が確立できるまで高級品だったとのこと。何でも15貫目(約56kg)もあればお城が一つ買えたらしいですよ。

これらの功績を信長は高く評価し、静子に内政を任せることになります。静子は身の上が不明ながら農業知識に熟知しており、算術もできることから(この時代、数学は一部の者にしか教えられてません)間者の疑いが今でも持たれてます。けれど優れた知識を活かしたいために内政を任せるというわけ。
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静子が猟に使っていたクロスボウの威力を知った信長は、その複製品を作るよう指示。また農業のみならず軍事に関する知識も手に入れてやると野望を燃やす。一気にキナ臭い雰囲気になって静子は大丈夫なのだろうか?
戦国小町苦労譚 農耕戯画(2) (アース・スターコミックス)
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