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『コミックウォーカー』連載、「異世界薬局」の3巻です。
過労死した薬学者が異世界の宮廷薬師の息子・ファルマとして転生。現代医学の知識を使ってこの世界には無い薬を作り出したり、どんな病気にかかってるのか見るだけで判断できるチート能力等を駆使して社会に貢献していく姿を描いていきます。1巻2巻のレビューは下記ね。
異世界薬局 1巻 異世界に転生した薬学者が現代薬学を活かして人々を救う
異世界薬局 2巻 遂に薬局を開設するも閑古鳥。けれど思わぬ出来事で好転す

家族で海のある新封領の視察に来たファルマたち。海岸へ遊びに行ったら、突然の大波に妹のブランシュがさらわれてしまった! 急いで泳いで行くけれど離岸流なのか全然 近寄れません。また俺は妹を失ってしまうのか? 転生する前のファルマは病気で妹を失い、こんな悲劇を繰り返さないためにも薬学者の道を歩んだのです。それなのに二人も妹を失うなんて嫌だ!
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必死の願いが奇跡を起こす。いや、ファルマだからこそ出来たのか? 「水よ消えろ」と願ったら円形状に海水が消失。海に穴を開けたことで妹を無事に助け出すことが出来ました。けれどこれは人智を越えた能力であり、ファルマ自身も驚いた。そして改めて右手の「物質消去能力」について考えることに。

今まで左手の「物質創造能力」で色々な薬物を作って来たものの、左手については特に研究しませんでした。そこで実験をし、食塩水の中に沈めた酸化鉄だけを取り除くことに成功。これにより物質の中の特定の成分だけを除去できることがわかりました。これを実践する機会が早くも訪れます。

「青の伯爵」と呼ばれる、なぜか全身が青くなってしまったション伯爵が来店。この治療を願い出る。ファルマとしてもこの様な症状は初めてで最初は戸惑うも、どうやら薬を長持ちさせるために施した銀箔が原因だと判明。銀を大量に摂取したことで、銀の成分が皮膚を青くさせていたのだ。
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そこで体内に蓄積した銀だけを取り除くよう右手に意識を集中。そして見事に除去でき、元の皮膚色に戻った伯爵は大変喜んだのでした。こうしてまた一人、病に苦しむ人を助けることが出来たけれど、今度はファルマ自身が大変な目に。海で妹を救った出来事を見ていた者がおり、それが異端審問官の知るところとなったのだ。
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異端審問官とは悪霊を排除する機関。海に穴を空けるような者は悪霊に違いないと決めつけて、ファルマを拘束しようとします。が、そんなの全く効きませーん! だって悪霊じゃ無いんだもん。ならばと審問官の隊長は「滅殺せよ!!」と戦闘に移行。次々と攻撃魔法を繰り出します。が、こうなったらファルマも黙っちゃいない。ことごとく防御するどころか、全員まとめて氷の牢に閉じ込めた。

この能力はいったい何なのだ!? 恐ろしいほどに力の差を見せつけられた隊長は、ある考えに到達する。
我々が間違っていた…これは大罪だ! 私はなぜ見抜けなかったのだ…!
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このおかたこそ薬神様なのだ!! と勝手に解釈。神を信じる我々が神を罰しようとは なんという冒涜行為! 我ら一同 死をもって贖い奉りますと、自殺の準備まで始めちゃったよ! 慌ててやめさせようとするファルマですが、いやはや考えがこうも変わるとはファルマの能力恐るべし!
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後日、改めて訪れた隊長は生まれ変わったかのようにファルマを神聖視。海に穴を開けたなんてことはありませんでした。虚偽の報告だったのです。他の審問官は全員別の地方へ配置換え。神様に攻撃なんてするわけがないじゃないですか! などと、ファルマにとって都合の悪そうな出来事は全て闇に葬ってくれました。
なんという手のひら返しだこと!
でもそういうことするアンタ、嫌いじゃないぜ!
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