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『くらげバンチ』連載、「お前はまだグンマを知らない」の10巻です。
2巻以来、4年ぶりのレビューになります。この間にドラマ化、映画化、アニメ化などありましたねー。今回久しぶりにやるのはグンマvsアイチの戦いがあるから。というか、4話に渡って行われたこの戦いのみ紹介することにします。

愛知ちゃんを連れ戻すため次元を裂いてやってきた兄(名前が無いのでアイチとします)。けれどクラスメイトの轟は「グンマに仇為す者を全力で排除する」と抵抗するも、「いくら何でもムリだ!」「トチギとは訳が違う」と、仲間たちは尻すぼみ。だって…
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アイチ県のGDPは香港と同じなんだぞ
都道府県版GDP、大阪は3位に転落 愛知に抜かれる
はい、1位は東京ですが2位はアイチなんです。片やグンマのGDPはケニアと同じ! これを聞かされ「勝てる気がしない」とクラスメイトたちは絶望。でも轟は諦めない。グンマの大いなる遺産を召喚し引き出せば勝機はある! としてグンマ対アイチのデュエルが始まった!
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初手にてグンマは中島飛行機を上げた。日本の航空産業の黎明期にグンマ県太田市に産声を上げた会社です。ならばとアイチは三菱重工。三菱の航空機部門で名古屋市を本拠地とし、主に海軍機を製造してました。これは知名度的には三菱か。

今度は俺のターンとして「堀越二郎」を上げたアイチ。三菱が誇る天才設計士で、零戦を設計したことは語るまでもありません。が、轟は「かかったな!」とニヤリ。堀越二郎はグンマ県出身だ! ショックを受けたアイチはガクッと膝を落とすもゼロ戦を召喚。大日本帝国を代表する機体の登場に勝負あり!?
否! 轟はまたしても「かかったな!」
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ゼロ戦のエンジンは中島が開発した「栄(ハ35)エンジン」だ! さらにゼロ戦の生産台数は三菱が3880機だったのに対し、中島は約二倍の6546機! もはやゼロ戦は──中島製!!

またしてもショックを受けたアイチに、轟は更に追い打ちをかける。九一式戦闘機・九七式戦闘機・鍾馗・隼など、陸軍機を次々と召喚させる物量作戦に打って出た。これだけ畳み込まれてはアイチも…いや、まだピンピンしてます。なぜならアイチには切札があるからだ。
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        そう、トヨタです!
2017年度「世界の有力企業2000社ランキング」においてトヨタは日本企業トップの10位。またトヨタの関連企業が日本のGDPの1割を担ってるのだから驚きだ。これに悲鳴が上がるグンマ陣営。「こんなの勝てるわけが…」と、弱気になるも轟は健在。中島飛行機は年月を経てSUBARUになっていたからだ。
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スバル360、インプレッサ、フォレスター、レガシィ、アイサイトォーと、やはり物量で押しまくる。ところがこれらを無効化してしまうアイチ。なぜならば!
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SUBARUの筆頭株主は…トヨタ自動車なんだよ
絶望し万策尽きたと ざまずく轟。グンマは負けてしまうのか!? 否! 天の声に導かれた轟は打ち宇宙に目を向けた。中島の技術者だった糸川英夫はペンシルロケットを皮切りに宇宙産業に手を伸ばし「日本の宇宙開発の父」と呼ばれた。現在スバルの2大事業部門は自動車と「航空宇宙カンパニー」。
また戦後初の国産旅客機「YS11」や、その後継機MRJ計画も UBARU(中島)の技術者が携わってるとアピール。

でもアイチからも「航空宇宙カンパニー」の本拠地は愛知県半田市だとし、YS11やMRJも三菱が関係してると負けてはいない。
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だったらもう争わなくてもいいんじゃない? グンマもアイチも単独で存在してるわけじゃない。日本を支える屋台骨の一つ!
俺たちは"チーム日本"だ…!
として、仲良く引き分けのでありましたー。
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