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『マンガDX』連載、「二度目の人生アニメーター」の2巻です。
アニメーターだった宮尾岳氏の実体験を活かした、70年代アニメーション青春記。1巻レビューは↓
二度目の人生アニメーター 1巻 高校時代にタイムスリップしてアニメーターを目指す

58歳の多田アユムは40年前の1978年の高三時代にタイムスリップ。金田伊功氏がモデルだろう同級生の金野ハジメを、スーパーアニメーターにすべく自らもアニメーターの道を歩むことに。また後に魔物ハンターになる真野ヨウコも一緒にアニメーターを目指します(笑)
三人はスタジオタクト(東京ムービーがモデル?)の研修を受け、キャラの清書をやってみた。「下の絵を透かして写す」だけの行為なので簡単と思いきや、全員とも不合格。プロのレベルでは通用しない! 鉛筆の鉛の粉が動画用紙に乗っかってるだけだと厳しく言われて心が折れかけます。
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なぜダメなのか? 君たちはフトンを「布でできている」と思って線を引いたか? 柔らかい髪だと思って線を引いたか? それが何でできているかを常に意識して動かしていくのが本当のアニメーションだと教えられます。そりゃそうだよねー、質感の違いで硬さも柔らかさも表現できます。フサフサであるハズの子猫の毛が硬く見えたら可愛くないよ。キャベツもただの緑色のボールじゃキャベツと認識できませんって!

研修を終え、将来はタクトに入ることを決めた三人。しかしアユムは重要なことを思い出す。ハジメをスーパーアニメーターにしたいのは娘のため。それ以前に嫁と出会わなければ元も子もないわけで、ならば大学に進むしかない。「一緒にアニメーターになろうっていったじゃない!」ヨウコの言葉が突き刺さるも、別の道を進めことにしたアユムです。

4月、ハジメとヨウコは晴れてスタジオタクトの動画スタッフに入社します。早速仕事の動画を受け取るわけですが…
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それを渡したのはアユムでした! 実は一週間前に制作部門に入社。T大に通いながら、タクトでも働くことにしたのです。アユムは語る。10年後には監督になるから その時君は スーパーアニメーターになってろ!
アユムかっこいいぜ!

この後、アユムは絵コンテを読む力をつけることに。またハジメとヨウコは作品ごとのルールを理解する──繊細な作品に、勢いある作品の線を引いたらダメとかの決まりごとを習うことになります。
そして6月。58歳でも知ってるアニメ作品のビッグネーム「機動兵士ダンガム」が始まります。はて、ガンダムが実際に始まったのは79年の4月なのですが、78年6月になったのは何か意味があるのでしょうか? まぁ単に都合が良かっただけかもね。
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1話を観たハジメは大興奮! スゲェのが始まったと興奮が収まりません。あぁ あの日の自分と同じだ。これ以前のロボットものは地球を侵略する悪い宇宙人と正義のロボットが戦うのがほとんど。でもガンダムは地球人同士が戦う戦争で、感情面が強調されて一線を画す内容が受けたのですよ。もっとも子供受けが悪くて打ち切りだったけどねー。
あ、関東では前番組のダイターン3は金曜の6時放送だったようだけど、名古屋ではザンボット・ダイターン・ガンダムなど名古屋テレビ制作アニメは土曜の5時半からの放送で統一してましたよ。よって「飛ばされた」なんて意識は少なくとも東海地方の人は持ってませんからね、宮尾先生ー!

元の時代ではハジメはダンガムのメカ作監をやっていた。だからハジメにダンガムの仕事をやらせたいけど、タクトはロボットものはやらない方針。
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いや、それ以前にメカ作監なんてポジションは存在しないという。え? まさか歴史が変わっちゃった!? 不可解な気持ちで3巻に続きます。
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