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『イブニング』連載、「ロストフード 絶対味覚探偵モズの事件簿」の1巻です。
雑誌で1話を読んで「こりゃ面白い」と思ったね。「めしばな刑事タチバナ」は昔の食品のウンチクを語りますが、この漫画はその味を再現するのがウリなんです。漫画家は「勇午」の赤名修氏。

下北沢東会商店街(実在する商店街です)にある百武探偵社。この所長は元刑事の百武推理。通称"モズ(百舌)"と呼ばれている。そのモズとしての能力を頼りに依頼しに来たのが外務省のお偉いさん。北〇鮮の金〇男がモデルだろう、アレクセイが来日する。16年前、偽造パスポートによる密入国で拘束した際は即時送還してしまったため日本国内での地下活動の詳細が聞けなかった。その雪辱を晴らすために今回は是非とも聞いてみたい。

とはいえ日本の狙いを察してさまざまな要求を出してきた。できる限り要求に応えてきたものの、どうしても一つわからないものがある。それが「ターザン」。食に関してることは知ってるけれど、メニューなのか店なのかさっぱり見当がつかない。何か心当たりは? ということでモズが導き出したのは、永谷園が出していたレトルトカレーの「ターザン」ということ。
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無論、とっくに発売中止になってるロストフードなので売ってません。ならば作るしかない! お偉いさんもそのために訪れたのだ。そう、「百の舌」と書いてモズと言うように、絶対味覚の持ち主なんです。どんなに昔に食べたものでも舌が記憶しており、必ずや味を再現してしまうのがモズの特徴であり特性なのだ!
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これはターザンを作ってるところ。モズの友人であるロバート秋山そっくりな料理人が、どんな食材を使っていたのかも再現してることに驚きを隠せません。けれどモズ本人は料理の腕はからっきしで、以前 ロバート秋山の店を燃やしかけたことから決して手を出させません。モズが役に立つのは本当に「舌」だけなのね。

こうして完成したターザンを懐かしく・美味しく食べるアレクセイ。私にとって日本の味はまさにこのカレーだと、モズに感謝します。けれどモズの狙いが別にあろうとは!
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ターザンが発売していた期間は1988年~1991年の間。16年前ではつじつまが合わない。だから1988年~1991年の間に偽造パスポートで来日してたことになりますよね!? と、核心に迫るのでした。

はい、これが1話。意外な終わり方に物寂しく感じちゃったよ。続いて2話ね。かつてトリプルエクスタシーという超人気女性三人組バンドがありました。高校時代からの仲良しの三人がそのままプロになったわけで、当時 デニーズのメニューにあったジャンバラヤが大好物だったそうだ。
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写真の盛り付けから何年かまで当てるなんてモズの知識は底無しかよっ! でも4年前、ドラムの雅が謎の死を遂げる。自殺か他殺か…。その後バンドは解散。京子と美香はケンカ別れしてそれっきり。けれど京子がトリプルエクスタシーを再結成したいので、美香を捜してと依頼が入る。そこでモズは美香を捜すと同時に、思い出のジャンバラヤの再現を試みた。
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美香は再結成に否定的だったけれど、ジャンバラヤを食べると共に雅は自殺じゃなかったと知らされて打ち解けるのでした。当時まだ刑事だったモズだからこそ導き出せた 自殺じゃないという事実。きっと雅も浮かばれることでしょう。
3話はロッテの高級ガム「イヴ」の1話目のみ。これは食したことがあるので自分にとっても思い出の味。香り高いガムだったよね。
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