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『コロコロアニキ』読み切り掲載第2弾、「ゲームセンターあらし」です。
去年の『コロコロアニキ』冬号でも掲載された「ゲームセンターあらし」が約一年ぶりに新作で登場。その時の記事は↓ね。
特別読み切り「ゲームセンターあらし プロゲーマー編」 35年ぶりにあらしが帰還

宇宙から帰還した あらしたち。折しも時代はeスポーツ興隆期で、国体やアジア大会でも正式競技となっていた(という設定です)。今日の あらしは全日本ゲーマー選手権に出場して無難に予選を突破。決勝の「鉄拳7」でもエレクトリックサンダーや炎のコマを使いこなして優勝を飾ります。
が、この結果に異議を唱える者が居た。審査委員長の山嵐だ。かつて あらしと名前が似ていることをいいことに、子供たちにインチキな必殺技を教えて高い月謝を取っていたインチキゲーマーです。でも審査委員長となってるからには心を入れ替えたということか?
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俺のことをインチキとか言ってるが あらしの必殺技こそインチキでペテン! 手をすり合わせて摩擦電気を発生させ、CPUに異常を起こさせるエレクトリックサンダーの どこがスポーツだと言うのだ? 炎のコマも摩擦熱による高熱でCPUをオーバーヒートさせて異常動作を引き起こしている。これすなわちインチキでなくして何とする!
正に正論! あらし自身も少なからず認めているのでしょう、返す言葉が見つからず うなだれるしかありません。

けれど完全な違反とも言い切れないわけで、来週に わしのゲーム道場の門下生と戦って勝ったら優勝を認めると言ってきた。もちろん あらしは勝負を受けるわけですが、その対戦ゲームはゲーム電卓ときたもんだ!
ゲーム電卓…懐かしいですね。そもそも電卓にゲーム機能を取り付けた発想が素晴らしい! どんなものか知らない人は↓をご覧ください。
ゲーム電卓(カシオ公式)
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早速 貸してもらった電卓を使って練習を始めます。高得点を狙うには10の倍数で数字を消していくこと。そうすればn字型UFOが出現しますからね。けれど あらしは数字が苦手。5+7が10とか 6+2が10など、一桁の足し算すら わかりません。
ならば数字が出現したら すぐ消す方法しかありません。でもあまりに高速でボタンを連打すると炎のコマになってしまい、基板から煙が出てしまう。いったいどうすれば…でも俺にはインベーダーキャップがある! このキャップに染みついている霊力が俺を助けてくれるハズだ!
ところが これを聞いていた者がいたとは あらしは知りませんでした。

一週間後。山嵐の門下生とは40年前に同じくゲーム電卓で戦った、戸符一郎の孫である三郎でした。山嵐といい戸符といい、昔の仇を討つつもりなんだろうね。こうして二人の戦いは始まりました。確実にn字型UFOを出現させて高得点を狙う戸符と、素早い連打で出た数字をすぐ消していく あらし。経過は戸符がややリード。あらしはまだ俺にはインベーダーキャップがあると強がるも、その手は通用しないと山嵐。なぜならキャップは山嵐が持っているからだ!
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犯人は母ちゃん! 介護施設にいる父ちゃんの費用の足しにするためインベーダーキャップを売ってしまったとのこと。何か前回から母ちゃんは敵に回ってるよね。
ちなみに山嵐はキャップを戸符に被らせようとするも、本人は拒否。あくまで自分の実力で勝ちたいとする姿勢には好感が持てました。まぁ全然洗っておらず汚く臭うキャップなんて被れるかぁ! ってな気持ちもあったんでしょうけど(笑)。

キャップを失った あらしは逆に闘争心が燃え上がって一層激しくボタン連打するも、またしても煙が出てきてペースダウンに追い込まれる。そこでもって母ちゃんの激しいヤジを受けて堪らず泣き始めたよ。
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それも瀧のような号泣!
これにより煙は消えてボタン連打しても大丈夫になったことから猛追が始まります。あのーでもさ、今度は涙による漏電の危険性が増していると思うのだけれど…それは考えちゃダメなんでしょうか??
そしてタイムアップ! 結果は──8290点と8320点の30点差で あらし勝利となりました。
早速 山嵐は「お前のようなヤツは破門だ」と、戸符を蹴って罵倒する。余程悔しかったのだろう、地が出ちゃいましたね。これにより あらしはプッツンだぁー!
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エレクトリックサンダーをスタンガンよろしく見舞うことで溜飲を下げた あらしだったとさ。今回の掲載で あらしは昭和・平成・令和の三時代に掲載した漫画となりました。月曜の夜7時に日テレ系でアニメ放送してたんだよねー。
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