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『イブニング』連載、「紫電改343」の第5話
昭和19年10月末、初めての特攻の戦果を新聞は大々的に報道し 国民を熱狂のるつぼに巻き込んでいった。その一方で源田の要請に応じた菅野は帰国し、新部隊設立のために新型機・紫電を使っての完熟訓練を行っていた。零戦とは違い速度の速い紫電を菅野は「勝てる戦闘機」と賞賛。高度一万から見える朝鮮半島を見つめながら「この空を俺達とこの紫電が守るんだ」と気持ちを奮い立たせます。
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横須賀基地に帰投した編隊を出迎えたのはフィリピンから帰った源田大佐。菅野は三〇一飛行隊隊長の着任報告と、フィリピンでの会談の様子を聞きたいらしい。会談相手は大西瀧治郎司令長官。司令長官だけに人事の命令権を持っており、エースパイロットの引き抜きを拒否されたら菅野と源田の目論見は露と消えてしまいます。

大西は「特攻の父」だけに特攻するための隊員と機体は渡せないと要請を断ります。でも源田も「特攻で本当に戦争は終わりますか?」と食い下がる。特攻で一撃和平の講話を結びたい大西と、エースパイロットの集団で本土防衛をしたい源田との討論は白熱。
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二人の意見は結局は交わらないまま大西の「軍令部の命令には従う」との発言で会談は終了。これにより人選は軍令部が主導となり、その一端を担う源田の粘り勝ちということに。つまり大手を振ってエースパイロットの勧誘が出来るようになったことから菅野は感謝の意を表します。

となると人も増えるし機体も欲しい。そのことで源田から思わぬ言葉が飛び出します。紫電ではなく別の戦闘機が配備されるとのこと。菅野は新型の紫電は無理なので零戦に戻ると思ったけれど、まさかの逆でした。
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紫電を改良した更なる新型機・紫電改です!
源田はコレを千機配備すると鼻息が荒いものの、空襲などによる製作の難航でトータルして400機程度しか作れなくなるとは誰も予想できなかったでしょうね。
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