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『イブニング』連載、「紫電改343」の1巻です。
いま私がノリノリでレビューしてるのがこの漫画。戦記物は好きですから。全話レビューしてるので詳細はそちらをお読みください。
新連載「紫電改343」 実在した撃墜王・菅野直の戦いを須本壮一が激筆す! 1話
紫電改343 新設する飛行隊に勧誘する源田だが菅野の意志は変わらない 2話
紫電改343 家族と再会する菅野。帰らぬ気持ちを秘めたまま 3話
紫電改343 直掩任務を軽視されて憤慨し、新航空部隊への転属を決めた菅野 4話

ここからは収録してる1~4話をダイジェスト紹介。
昭和19年。日本の戦況は悪化の一途を辿る中、フィリピンの306飛行隊の菅野 直(かんの なおし)は「一出撃 二撃墜」を掟として奮闘。機銃を撃ち尽くしても翼をぶつけて爆撃機を撃墜するという、無謀ともいえる戦闘で勝ち残っていた。ちなみにこれは実話ですからね。これを基にブレイブウィッチーズの菅野直枝は素手でネウロイを撃墜する設定になってます。
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けれど自分だけではどうにもならない状況に、ある思いを抱いていた。それは体当たり戦法。いわゆる特攻です。近いうちに上層部が非常手段としてこれを用いると聞きつけて、栄誉ある一番機になろうというのだ。
けれどそこに登場したのが源田実大佐。世界各地で奮戦してるエースパイロットを集めて本土防衛の最強部隊を作るから、菅野にはその指揮官をやって欲しいと持ち掛けて来た。菅野はもちろんこれに反発。気持ちは既に特攻に傾いており、今さら考えを改めるつもりはありません。
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が、特攻一番機には同期だった関行男に決まったことと、飛行長の命を軽く見ている態度に腹を立てて考えが一変。新設される最強部隊・343飛行隊に加わる決意をするのでした。

それと巻末には前日譚となる読み切り「五十六の密命」を収録。これもダイジェストでやっちゃいます。
昭和18年、"双胴の悪魔"と呼ばれるP-38によって命を奪われた山本五十六。その一年後、源田実は海軍省の会議に参加していた。ただし体調はすこぶる悪くて熱があり、途中退席してしまう。
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それを冷ややかに見下す幹部たち。重要なときに熱を出してしまうからだ。「終わったな」「所詮 山本長官あっての人物だったのさ」と源田には明日が無いことを告げる。実際のところ源田自身も「いつ切腹しようか」と死ぬ時期を窺っていたらしい。
でも山本長官の親友だった堀悌吉から、山本が残した草案を見せられた。それは新たなる航空部隊の設立。当初は意図するところではないとするも、失うものは何もないことから態度を改めた。
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こうして343航空隊の実現に向けて動き出したというわけ。
ここまで書いて気付いたけど主役は菅野なのに源田がメインになったレビューになっちゃったな(笑)。よって菅野について書きます。実在した撃墜王で破天荒な性格。それは「ドリフターズ」でも描かれてる通りです。でも部下への面倒見はよく、特攻に引っ張られるところを断固拒否して行かせなかった逸話も残ってます。現在の漫画はまだ部隊設立前だけど、設立後の活躍には大いに期待してます。

それとこれは関係ないけど30分のテレビドラマ「ゼロ戦黒雲隊」のオープニング。全26話製作ながら第一話を除いた2~26話のフィルムが存在していないため幻の作品となってます。オープニングは模型と戦時中の実際の映像で構成しており、P-38や一式陸攻?も見受けられます。ウルトラマンに出演する以前の石井伊吉(毒蝮三太夫)もメインの一人。私としては零銭が魚雷を切り離すところが見どころ。こういう場面は当時の映像でもあまり見ませんからね。
・追記
その1話を収録したDVDが遂に出ます! ただし「われら九人の戦鬼」「柳生武芸帳」「忍びの者」も含めた全4作品の第一話だけを収録したものになります。とはいえ初のソフト化なのでこれは買う価値があるな!
 

紫電改343(1) (イブニングKC)
往年の傑作テレビ映画 第1話特集2<デジタルリマスター版> [DVD]
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