声優を目指す漫画の二作品 「声姫」と「声優かっ!」

koehime090616
『週刊漫画TIMES』連載、「声姫」の1巻です。
弱小芸能プロにやって来た声優志望の女の子・桜咲 舞と、新米マネージャーの嬉野幸平が二人して奮闘して一流声優を目指すというもの。連載当初から読んでますけど「なぜにオヤジ誌で声優もの?」と思わずにいられません。それこそ少年誌か青年誌の方が妥当な内容なんでしょうけどそこはアダルト漫画家の武林武士氏のこと、落ちぶれたタレントがAV業界に行ったりするなどアダルト描写をふんだんに取り入れてオヤジ層でも満足する声優漫画となってます(笑)。

新人声優である舞がオーディションに行った際、役に成り切るためにコスプレ衣装を用意して演技したのが事の始まり。これをきっかけにぼちぼちと仕事が入るようになるもいいことばかりではない。悪徳芸能プロでヤられそうになるなど、主人公の裸もバンバン登場します。アダルトアニメの役作りのため
koehime090616-
幸平におっぱいを吸ってもらい、あえぎ声の練習するのですがこんなこと実際に出来るのなら俺も声優のマネージャーになりたい!と思うのは男の性というものでしょう。
この1巻では未登場ですけど舞の演じたエロゲの声に注目する大物監督がやがて登場してきます。それは誰でも知ってるヒゲを生やした、スタジオジ○リのあの監督をモチーフにしたキャラ。そりゃ当のご本人はしてないと思いますが「あの人がエロゲしてたのか」と思うと笑わずにいられません。
現在はその人からもらったラジオの仕事で事件が起こり、舞がどう対処するのかに注目してます。これが無事解決なら大きくステップアップすることでしょう。

これに書いてあることが実際の声優事情かは判りませんが「落ちぶれたら風俗行き」とか「有名になるためには身を売る」とか、枕営業な方面では事実ぽかったりして?
hanayume090623
そして『花とゆめ』最新号に「S・A」で一躍知られるようになった南マキさんの新連載「声優かっ!」が始まりました。構成協力に脚本家の加藤陽一氏とか作家の橋立鮎美さんとか、取材協力に81プロデュース・東京アニメーター学院の名があってけっこう本格的みたい。でも「主人公は平凡な家庭、ライバルとなるイケメンキャラは裕福」という図式は今回も同じでした。この人こんな設定しかできんのか…

声優界の超名門・ヒイラギ学園高校の声優科に入学してきた主人公・木野 姫。ここは声優デビューに一番近い学校だそうだけど、○○学院声優科とか声優の養成所の人からは「そんな学校あってたまるかー!!」と全力で否定されそうですね。

姫の夢は人気アニメ「魔法戦士ラブリー・ブレザーズ」の主役声優になること。しかし現実は甘くない。なぜならダミ声だから。いや、普段は女の子の声なんだけど演技の声になるとダミ声になってしまい、とてもじゃないけど主人公の声は任せられない。たちまち付けられたあだ名は"ゴリ姫"で、落ちこぼれ組になってしまう。

更に2年生とドラマの演技で対決することになるのですが姫の演技に一同不安。そもそもどうして狭き門の声優科に姫が入れたのか、それは面接した学年主任のある思惑があったから。失敗が許されないドラマ本番にてその思惑通りに姫の隠れた才能が発揮される──

姫が何をしたのかは読んでいただくとして少女誌に声優漫画はナイスでしょう。これに実在声優をジョイントさせるとかすれば安定した人気が得られるというもの。やがてアニメ化も夢でないかもしれません。尚、下記にて1話冒頭部分が読めます。
 声優かっ! 立ち読み(花とゆめ)

声姫 1 (芳文社コミックス)
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S・A(スペシャル・エー) 17 (最終巻)
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