「いくさの子 織田三郎信長伝」1巻 原哲夫最新作は若き信長の活躍伝

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『月刊コミックゼノン』連載、「いくさの子 織田三郎信長伝」の1巻です。
北斗の拳・花の慶次・蒼天の拳など次々と強い漢たちを描いてきた原哲夫氏の最新作は誰もが知ってる織田信長が主役です。信長がまだ吉法師と呼ばれていた12歳の頃から描かれており、その天賦の才能を早くも発揮してたりします。

物語の始まりは1545年夏。吉法師が勝幡城(現 愛知県稲沢市にあった城)から津島神社に向かう船中から始まります。広い河川と思われることからたぶん木曽川でしょう。吉法師はここで奇襲を受け拉致されるのですが、その相手というのが…海賊なんです! えぇーー! 川なのに海賊って…ここんとこ漫画で海とも川ともハッキリ書いてないのは現実感を持たせないためかと。だって木曽川に海賊が出たなんてハッキリ描いたら嘲笑ものですよ。もっとも当時は本当にあったかもしれんけどさ。
ま、これは漫画だ。少年期の信長の、最初の敵を作るにあたって手っ取り早く海賊にしたんでしょうよ。
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人質を取られたのに吉法師の父親・織田信秀(上)と、吉法師の守り役であり武術の師範の平手政秀(下)は心配など微塵も無し。むしろ海賊の方が災難だと心配するほどです。実際 海賊は後に酷い目に遭うのですがね。

信長は「うつけ者」なんて呼ばれたりしたそうだけど、ここでもそれを披露。身代金を一千貫(ほぼ六千万)としたところ、それでは足りぬと自ら示した数字が一万貫(ほぼ六億)! 自分で自分の価値を吊り上げるとは話に聞くところの信長像そのまんまですな。
でもこの吊り上げた身代金には理由がありました。やがて戻って取り返し、己の夢を達成するまでの費用として着服するつもりだったのです。
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奴隷集を解放して海賊たちを倒すと意気を上げる吉法師。果たして初陣を飾ることができるのだろうか!?
原哲夫氏は昔の無理がたたって現在片目がほとんど見えないそうです。にもかかわらず全く引けをとらないこの画力には頭が下がるというもの。長きに渡って腕っ節の強いヒーローを描き続けてきた原哲夫氏の最新作をご覧あれ。
いくさの子~織田三郎信長伝 1 (ゼノンコミックス)
原 哲夫 北原 星望
徳間書店 (2011-05-20)
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