冷蔵庫探偵 1巻 冷蔵庫の中身で全てを見抜くのは料理人のレイコさん

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『月刊コミックゼノン』連載、「冷蔵庫探偵」の1巻です。
現場に残された数々の遺留品を手掛かりに犯人像を浮かび上がらせるプロファイリング。漫画においては数々の特徴ある作品があります。「デカワンコ」は犬並みに発達した鋭い嗅覚を使ってますし、「喰いタン」は現場に残された食品を食べることで犯人を突き止めました。
そしてこの漫画では"冷蔵庫の中身を見る"ことで人物像を割り出すことのできる料理人・レイコさんが主役です。もっとも殺人とかそんな物騒な事件はほとんど無く、それによって冷えていた恋人や夫婦仲を蘇らすハートフルな内容に仕上がってます。

レイコさんは30ちょい過ぎながら美人で独身の料理人。普段はパーティーなどで料理を提供するケータリングの仕事をしているのですが、この仕事を好きでやってるのは他人の冷蔵庫を見れるから。レイコさんいわく「冷蔵庫は人間の"素"の部分が隠されている」そうで、本人すら気が付かない想いがわかるそうです。
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最初の とある失踪事件でレイコの鋭い観察力に感心した若き刑事・真名部は助手という名目で弟子入りし、二人で事件(というほどでもないけど)を解決していくことになります。

冷蔵庫の中身を見るだけで色々なことがわかるとは信じられないと思ったそこの人、よく考えてみて。調味料が異常に多かったら料理が得意とか詳しい人だと思いません? また賞味期限が切れていたら料理はあまりしないとか、残っている野菜の種類によってどんな料理を作ったとか得られる情報がけっこうあるものなんです。そこんところを原作の遠藤彩見さんが上手いぐあいに仕上げてますね。この人はテレビドラマの脚本を多数書いていて、そこから得られた知識も少なからずフィードバックしているのではないかと。
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これはモデルをしているユリナの話での一場面。冷蔵庫の中身から経済状態が苦しいことがわかってしまいます。それでも見栄を張って振舞おうとするユリナに、無理をしないでとレイコさんからの優しいアドバイスが。こういった心温まる終り方にホンワカしてしまいます。

異色の「冷蔵庫の中を見てプロファイルする」この作品は推理物が好きな人には好まれるんじゃないかな。
冷蔵庫探偵 1 (ゼノンコミックス)
遠藤 彩見 佐藤 いづみ
徳間書店 (2011-05-20)
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