蒼海の世紀 1巻 女性だけの海軍艦隊に一人乗り込む青年の成長期

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約10年使ってきたスキャナがいよいよダメになったことから昨夜の更新はできませんでした。今日、新しいスキャナを使った初記事となります。とはいっても使い勝手が全然違って馴れておらず、しばらくは扱いに時間がかかりそうです。

さて、同人誌で発売されてきた野上武志氏×鈴木貴昭氏の「蒼海の世紀 -王子と乙女と海援隊-」が加筆修正されてコミックスになりました。同人誌で既に読まれた人も居るでしょうけど、そんな人はどれぐらい加筆修正されてるのか見比べてみてください。
野上武志氏といったら「戦車+女の子」に代表されるように前時代の兵器を女の子が扱う作品で知られてます。今回はソレが日露戦争時に活躍した連合艦隊旗艦の三笠なので興味を持たれる人も居るのでは? この人の絵は正直言って荒っぽいところがありますけど、兵器を扱う作風からそれが得てしてツボだったりしますね。

帯にあるように坂本龍馬が暗殺されなかったのがこの漫画の正史。だからといって歴史が極端に大きく変わることもなく、龍馬が設立した海援隊(私設海軍であり貿易商社でもありました)が後の時代にも続いていたことがこの漫画のベースになります。

明治末、とある理由でいじめられていた少年・李家(りのいえ)は海岸で不思議な女性と出会う。海の素晴らしさを教えてくれたその女性を追い求めるように李家は数年後、海軍に入ることに。そして海軍生徒として航海訓練に出た艦こそ、その女性が乗っていた三笠でした。ただしこの三笠、今は海軍支援総隊(通称 海援隊)に属してます。海軍生徒がどうして別の組織の海援隊で航海訓練をするのか、イマイチ説明不足ですけど…まぁ女性だけの海軍と関連を持つのに深く考えることもないですか。

よーするにその女性が乗っていた艦に理由はどうあれ乗ることが出来た李家です。しかもこのタイミングで第一次世界大戦が勃発。航海訓練は中止され海軍生徒は戻ることに。ここで李家は決断します。とある理由で陸でいじめられ、また海軍でもいじめられる日々が続くよりは気に入った女性の艦に残ることを。
こうして女性主体の海軍・海援隊に入ることになった李家の波乱な日々が始まりました──
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女性だけの組織ということで男にとってはラッキーなことも。「スコール用意」との連絡に嬉しがる乗組員たち。何事かと思ったらスコールの雨の中、全裸で身体を洗い始めたり洗濯したり。今と違って補給もままならない当時は雨が真水を制限なく使える絶好のチャンス。実際にこういうことがあったようですよ。
とはいえ全裸を見てしまったことで上官の鈴木少尉からキツイお仕置きを受ける李家は自業自得だな。

こんな読者サービスなこともあればキチンと戦闘もやってます。タイの王妃が海賊にさらわれたとの報で三笠が動きます。ここで知られざる三笠の秘密が! 正史と違って三笠には新装備が施されており、これが男心をくすぐります。「こんなこともあろうかと」と隠しておいた装備が活躍するのは気持ちいいですからねー。
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しかし海賊の仕業の影にはドイツ女性士官の巧妙なワナが。第二次大戦では同盟国だったドイツも第一次大戦では敵国であり、戦闘に陥ります。そのワナに気が付くか気が付かないかは李家の活躍次第というのですからこれには注目せざるを得ない!

あの時の女性とのまさかの再会、床屋のおじいちゃんの謎など歴史に詳しい人なら驚いてしまうこともあるので昔の軍事に興味のある人なら気に入ると思いますよ。
蒼海の世紀① -王子と乙女と海援隊- (CR コミックス)  ストライクウィッチーズ零 1937 扶桑海事変 (1)
蒼海の世紀(1)-王子と乙女と海援隊-   ストライクウィッチーズ零 1937 扶桑海事変 (1)
蒼海の世紀(2)-王子と乙女と海援隊- *8月6日発売
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コメント
この記事へのコメント
野上武志の画力の上達のしなさは
長谷川裕一に匹敵するなあ
何で上手くならないんだろう?
2011/07/19(火) 19:39 | URL |   #-[ 編集]
本人に向上心が無かったら
何年描いてようがうまくならないんじゃないですか?
手癖がひどい人なんかは特に。
2011/10/14(金) 16:11 | URL | 名無し #-[ 編集]
同人誌で先行して総集編……そして、商業か

完結したらまとめて買うわ
2012/04/04(水) 00:20 | URL | 名無し #-[ 編集]
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